今週の注目レース

JBCレディスクラシック(JpnⅠ)

京都競馬場 1800メートル(ダート)定量 (牝) 3歳以上オープン

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波乱の決着も珍しくないダート界の女王決定戦

2017年のJBCレディスクラシックは、大井競馬所属のララベル(単勝5番人気)が1着、同じく大井競馬所属のラインハート(単勝8番人気)が3着となり、3連単134万540円の高額配当が飛び出した。堅く収まることも多いレースだが、ホッカイドウ競馬所属のサクラサクラサクラ(単勝10番人気)が3着となった2012年(3連単1万6280円)、浦和競馬所属のトーセンセラヴィ(単勝6番人気)が3着となった2016年(3連単1万7100円)など、中位・下位人気の地方競馬所属馬が好走した例は決して少なくない。ダート、かつ牝馬限定のレースとしては国内唯一のJpnⅠである当レースを制し、女王の座に上り詰めるのはどの馬だろうか。今回はJpnⅠに格付けされる前の2011年と2012年を含む過去7年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみよう。

上位人気馬は信頼できる

過去7年の単勝人気別成績を調べると、「1番人気」馬が3着内率85.7%と優秀な成績を収めている。また、「2番人気」「3番人気」「4番人気」の馬も、それぞれ3着内率が40%を超えている。基本的には上位人気馬が強いレースだ。〔表1〕

〔表1〕単勝人気別成績(過去7年)
単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 3-2-1-1 42.9% 71.4% 85.7%
2番人気 2-1-0-4 28.6% 42.9% 42.9%
3番人気 0-1-2-4 0% 14.3% 42.9%
4番人気 1-2-0-4 14.3% 42.9% 42.9%
5番人気 1-1-0-5 14.3% 28.6% 28.6%
6番人気 0-0-2-5 0% 0% 28.6%
7番人気 0-0-0-7 0% 0% 0%
8番人気 0-0-1-6 0% 0% 14.3%
9番人気 0-0-0-7 0% 0% 0%
10番人気 0-0-1-6 0% 0% 14.3%
11番人気以下 0-0-0-26 0% 0% 0%

地方競馬所属馬の好走例も少なくはないが……

過去7年の出走馬の所属別成績を調べると、JRA所属馬が3着内率40.0%と優秀な成績を収めている。一方、地方競馬所属馬は3着内率が8.9%にとどまっている。地方競馬所属馬が波乱を演出した例も少なくないとはいえ、まずはJRA所属馬に注目すべきだろう。〔表2〕

〔表2〕所属別成績(過去7年)
所属 成績 勝率 連対率 3着内率
JRA 6-6-4-24 15.0% 30.0% 40.0%
地方競馬 1-1-3-51 1.8% 3.6% 8.9%

“同年のレディスプレリュード”で好走した馬は堅実

過去7年の出走馬について、“同年のレディスプレリュード”における着順別に成績を調べると、「2着以内」だった馬は3着内率が83.3%に達している。一方、「8着以下」だった馬は全て4着以下に敗れており、レディスプレリュードに不出走だった馬も3着内率は11.3%にとどまっている。“同年のレディスプレリュード”で大敗を喫していた馬や、出走していなかった馬は評価を下げたい。〔表3〕

〔表3〕“同年のレディスプレリュード”における着順別成績(過去7年)
着順 成績 勝率 連対率 3着内率
2着以内 5-3-2-2 41.7% 66.7% 83.3%
3〜7着 2-1-2-14 10.5% 15.8% 26.3%
8着以下 0-0-0-12 0% 0% 0%
不出走 0-3-3-47 0% 5.7% 11.3%

前走も1800メートルのレースだった馬が中心

過去7年の出走馬の前走の距離別成績を調べると、前走が「1800メートル」だった馬が3着内率38.6%と優秀な成績を収めている。一方、「1800メートル未満」「1800メートル超」だった馬はいずれも優勝例がなく、3着内率もそれぞれ7.7%にとどまっている。“レディスプレリュード”からの直行組など、前走も今回と同じ1800メートルのレースだった馬を高く評価したいところだ。〔表4〕

〔表4〕前走の距離別成績(過去7年)
前走の距離 成績 勝率 連対率 3着内率
1800m未満 0-1-2-36 0% 2.6% 7.7%
1800m 7-5-5-27 15.9% 27.3% 38.6%
1800m超 0-1-0-12 0% 7.7% 7.7%

近年は馬体重のある馬が優勢

JpnⅠに格付けされた過去5年の出走馬の前走の馬体重別成績を調べると、前走で「500キログラム以上」だった馬は3着内率が40.0%に達している。一方、「460キログラム未満」だった馬は全て4着以下に敗れている。出走各馬を比較する際は、馬体重にも注目してみよう。〔表5〕

〔表5〕前走の馬体重別成績(過去5年)
前走の馬体重 成績 勝率 連対率 3着内率
460kg未満 0-0-0-20 0% 0% 0%
460kg以上500kg未満 1-4-4-27 2.8% 13.9% 25.0%
500kg以上 4-1-1-9 26.7% 33.3% 40.0%

大敗直後の馬は過信禁物

過去5年の3着以内馬延べ15頭中13頭は、いずれも前走の着順が「4着以内」だった。一方、「5着以下、競走中止」だった馬は優勝例がなく、3着内率も6.5%にとどまっている。2011年と2012年は前走で5着以下に敗れていた馬も好走していたが、近年の傾向を重視するならば、前走で上位に食い込めなかった馬は評価を下げたい。〔表6〕

〔表6〕前走の着順別成績(過去5年)
前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
4着以内 5-4-4-27 12.5% 22.5% 32.5%
5着以下、競走中止 0-1-1-29 0% 3.2% 6.5%
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6歳以上の馬は優勝例なし

過去7年の優勝馬延べ7頭は、いずれも年齢が5歳以下だった。6歳以上の馬は過信禁物と見ておいた方がよさそうだ。また、この7頭は前走が“レディスプレリュード”だった点、前走の着順が4着以内だった点、前走の4コーナーの通過順が4番手以内だった点も共通している。主要な前哨戦に位置付けられている“レディスプレリュード”の好走馬、特に先行策で上位争いに絡んでいだ馬を重視すべきだろう。〔表7〕

(伊吹 雅也)

注記:表は横にスクロールすることができます。

〔表7〕優勝馬の「年齢」「前走」「前走の着順」「前走の4コーナーの通過順」(過去7年)
年度 優勝馬 年齢 前走 前走の着順 前走の4コーナーの通過順
2011年 ミラクルレジェンド 4歳 2011年レディスプレリュード 1着 4番手
2012年 ミラクルレジェンド 5歳 2012年レディスプレリュード 1着 4番手
2013年 メーデイア 5歳 2013年レディスプレリュード 1着 1番手
2014年 サンビスタ 5歳 2014年レディスプレリュード 2着 4番手
2015年 ホワイトフーガ 3歳 2015年レディスプレリュード 3着 2番手
2016年 ホワイトフーガ 4歳 2016年レディスプレリュード 2着 4番手
2017年 ララベル 5歳 2017年レディスプレリュード 4着 1番手

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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