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JBCスプリント(JpnⅠ)

京都競馬場 1200メートル(ダート)定量 3歳以上オープン

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比較的順当な決着が続いているダート短距離チャンピオン決定戦

過去17回のJBCスプリントで優勝を果たした馬のうち、地方競馬所属馬は2007年のフジノウェーブだけである。また、単勝4番人気以下だった馬も現在のところ同馬が最後であり、2008年以降は優勝馬10頭を含む連対馬延べ20頭のうち17頭は単勝3番人気以内の支持を集めていた。今年もJRA所属馬や上位人気馬が順当に勝利を収めるのだろうか。それとも、地方競馬所属馬や意外な伏兵が優勝争いに食い込んでくるのだろうか。過去10年のレース結果から、好走馬に共通しているポイントを分析してみたい。

3着以内馬はすべて単勝7番人気以内

過去10年の単勝人気別成績を調べると、単勝「1番人気」「2番人気」「3番人気」の馬はいずれも3着内率が60%以上だった。一方、「8番人気以下」の馬は全て4着以下に敗れている上、「7番人気」の馬も3着以内に入ったのは2008年3着のアルドラゴンだけである。前評判が高い馬を素直に重視すべきレースと言えそうだ。〔表1〕

〔表1〕単勝人気別成績(過去10年)
単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 4-4-0-2 40.0% 80.0% 80.0%
2番人気 4-1-1-4 40.0% 50.0% 60.0%
3番人気 2-2-3-3 20.0% 40.0% 70.0%
4番人気 0-0-3-7 0% 0% 30.0%
5番人気 0-1-1-8 0% 10.0% 20.0%
6番人気 0-2-1-7 0% 20.0% 30.0%
7番人気 0-0-1-9 0% 0% 10.0%
8番人気以下 0-0-0-64 0% 0% 0%

JRA所属馬が圧倒的に優勢

過去10年の出走馬の所属別成績を調べると、JRA所属馬が3着内率49.1%と優秀な成績を収めている。一方、地方競馬所属馬は優勝例がなく、3着内率も4.9%にとどまっている。まずはJRA所属馬に注目すべきだろう。〔表2〕

〔表2〕所属別成績(過去10年)
所属 成績 勝率 連対率 3着内率
JRA 10-8-8-27 18.9% 34.0% 49.1%
地方競馬 0-2-2-77 0% 2.5% 4.9%

“同年の東京盃”で好走した馬は堅実

過去10年の出走馬について、“同年の東京盃”における着順別に成績を調べると、「4着以内」だった馬が3着内率56.0%と優秀な成績を収めている。一方、「11着以下」だった馬は全て4着以下に敗れており、「5〜10着」「不出走」だった馬も3着内率はそれぞれ16.0%にとどまっている。“同年の東京盃”で大敗を喫していた馬や、出走していなかった馬は評価を下げたい。〔表3〕

〔表3〕“同年の東京盃”における着順別成績(過去10年)
着順 成績 勝率 連対率 3着内率
4着以内 7-4-3-11 28.0% 44.0% 56.0%
5〜10着 1-1-2-21 4.0% 8.0% 16.0%
11着以下 0-0-0-9 0% 0% 0%
不出走 2-5-5-63 2.7% 9.3% 16.0%

前走で上位人気に推されていた馬は信頼できる

過去10年の出走馬の前走の単勝人気別成績を調べると、「3番人気以内」だった馬が3着内率40.7%と優秀な成績を収めている。一方、「4番人気以下」の馬は優勝例がなく、3着内率も8.0%にとどまっている。前走の内容を比較する際は、当時の単勝人気にも注目した方がよさそうだ。〔表4〕

〔表4〕前走の単勝人気別成績(過去10年)
前走の単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
3番人気以内 10-7-7-35 16.9% 28.8% 40.7%
4番人気以下 0-3-3-69 0% 4.0% 8.0%

近年は「5、6歳」勢が中心

過去8年の3着以内馬延べ24頭中16頭は、年齢が「5、6歳」だった。一方、「7歳以上」だった馬は3着内率9.8%と苦戦しており、「4歳以下」だった馬も3着内率は18.8%にとどまっている。2009年以前は「4歳以下」や「7歳以上」の馬も好走していたが、近年の傾向を重視するならば、「5、6歳」の馬を高く評価すべきだろう。〔表5〕

〔表5〕年齢別成績(過去8年)
年齢 成績 勝率 連対率 3着内率
4歳以下 1-1-1-13 6.2% 12.5% 18.8%
5、6歳 5-6-5-28 11.4% 25.0% 36.4%
7歳以上 2-1-2-46 3.9% 5.9% 9.8%

前走が少頭数のレースだった馬は不振

過去8年の3着以内馬延べ24頭中21頭は、前走の出走頭数が「13頭以上」だった。一方、「12頭以下」だった馬は3着内率8.1%と苦戦している。2009年以前に比べると、前走が少頭数のレースだった馬があまり上位争いに食い込めていないので注意したい。〔表6〕

〔表6〕前走の出走頭数別成績(過去8年)
前走の出走頭数 成績 勝率 連対率 3着内率
12頭以下 1-1-1-34 2.7% 5.4% 8.1%
13頭以上 7-7-7-53 9.5% 18.9% 28.4%

前走が東京盃やGⅠ・JpnⅠだった馬に注目

過去8年の3着以内馬延べ24頭は、それぞれ前走が「東京盃」「マイルCS南部杯」「スプリンターズS」のいずれかだった。前走が前出の3競走以外だった馬で3着以内に入ったのは、2009年2着のアドマイヤスバル(前走・白山大賞典)が最後である。主要な前哨戦に位置付けられている東京盃や、GⅠ・JpnⅠ競走から直行してきた馬を重視した方がよさそうだ。〔表7〕

〔表7〕前走別成績(過去8年)
前走 成績 勝率 連対率 3着内率
東京盃 7-5-4-29 15.6% 26.7% 35.6%
マイルCS南部杯 1-2-3-11 5.9% 17.6% 35.3%
スプリンターズS 0-1-1-4 0% 16.7% 33.3%
その他のレース 0-0-0-43 0% 0% 0%
ウインファイブ対象レース
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大敗直後の馬は割り引きが必要

過去10年の優勝馬延べ10頭は、いずれも前走の着順が5着以内だった。過去10年の全出走馬の前走の着順別成績を調べても、3着以内だった馬は〔9・6・6・42〕(3着内率33.3%)、4〜6着だった馬は〔1・4・1・26〕(3着内率18.8%)、7着以下だった馬は〔0・0・3・36〕(3着内率7.7%)となっているので、前走好走馬を素直に重視すべきだろう。なお、この10頭は所属がJRAだった点、前走の単勝人気が3番人気以内だった点も共通している。〔表8〕

(伊吹 雅也)

注記:表は横にスクロールすることができます。

〔表8〕優勝馬の「前走の着順」「所属」「前走の単勝人気」(過去10年)
年度 優勝馬 前走の着順 所属 前走の単勝人気
2008年 バンブーエール 1着 JRA 2番人気
2009年 スーニ 2着 JRA 2番人気
2010年 サマーウインド 1着 JRA 1番人気
2011年 スーニ 1着 JRA 3番人気
2012年 タイセイレジェンド 2着 JRA 2番人気
2013年 エスポワールシチー 1着 JRA 2番人気
2014年 ドリームバレンチノ 2着 JRA 2番人気
2015年 コーリンベリー 3着 JRA 2番人気
2016年 ダノンレジェンド 5着 JRA 1番人気
2017年 ニシケンモノノフ 3着 JRA 1番人気

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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