今週の注目レース

JBCスプリント(JpnⅠ)

京都競馬場 1200メートル(ダート)定量 3歳以上オープン

出走馬情報

マテラスカイ

牡4歳

調教師:森秀行(栗東)

  • 父:Speightstown
  • 母:Mostaqeleh
  • 母の父:Rahy
ここに注目!

前々走のプロキオンSでは、従来のJRAレコードを1秒2更新する1分20秒3という破格の時計をマーク。派手な重賞初制覇を飾り、GⅠでも通用するだけのポテンシャルを証明した。今回、JRAのGⅠは初挑戦となるが、大きな期待が持てる。

前走の東京盃(JpnⅡ。大井・ダート1200メートル)は、スタートで少し後手を踏んだが、すぐさま鞍上が気合をつけて、ハナを取り切った。いつも通り快調に飛ばして直線へ向くと、残り100メートル付近まで先頭を守っていたが、最後は力尽きて4着。1番人気の支持に応えられず、騎乗した武豊騎手は「馬体が太かったのか、ダッシュもこれまでほどではなかったですね。直線で止まってしまいました」と振り返った。前々走から18キログラム増の馬体重から、本番の今回に向けて余裕残しだったと考えられる。10月24日に栗東坂路で行われた1週前追い切りでは、4ハロン52秒6、ラスト1ハロン12秒1の好時計をマークしており、ここは上積みが見込めそうだ。

レッツゴードンキ

牝6歳

調教師:梅田智之(栗東)

  • 父:キングカメハメハ
  • 母:マルトク
  • 母の父:マーベラスサンデー
ここに注目!

ダートは今回が3度目。一昨年のJBCレディスクラシック(JpnⅠ。川崎・ダート1600メートル)では、初ダートながら2着と適性を示した。今春のフェブラリーSでも強豪を相手に5着。能力、適性共に今回のメンバーでは上位の存在となるだけに、期待がかかる。

前走のスプリンターズSでは、後方を進み、4コーナーから馬群の外めを回して強烈な末脚で追い込んだが、結果は5着。先行勢が2、3着に残った流れも合わなかったのだろう。それでも、メンバー中最速の上がり3ハロン34秒3(推定)をマークして勝ち馬と0秒3差なら、決して悲観する内容ではなかった。前々走のキーンランドCは仕上がり途上と思える状態でも5着(同着)と力は示しており、6歳の秋を迎えても能力の衰えはなさそうだ。今年2月のフェブラリーSでは、普段よりも行き脚がついたものの、いつも通り後方待機策を選択。直線では内に進路を切り替えるロスがありながら5着まで追い上げた。今回は得意のスプリント戦であり、さらに前進が期待できる。

キタサンミカヅキ

牡8歳

調教師:佐藤賢二(船橋)

  • 父:キングヘイロー
  • 母:キタサンジュエリー
  • 母の父:サクラバクシンオー
ここに注目!

地方競馬に移籍後は11戦して掲示板(5着以内)を外したことがなく、安定したレースを続けている。地方所属馬の大将格として、2007年のフジノウェーブ以来11年ぶりの地方所属馬によるJBCスプリント制覇を成し遂げたいところだ。

前走の東京盃(JpnⅡ。大井・ダート1200メートル)では、前半から積極的な競馬。5番手の位置取りから3コーナーでは早めに鞍上の手が動き出し、内ラチ沿いの経済コースを通って勝負の直線へ。逃げるマテラスカイ(4着)、先に抜け出しを図っていたネロ(2着)との間を突き、ゴール直前でアタマ差かわして勝利をつかみ、同レース連覇を達成した。昨年のJBCスプリント(JpnⅠ。大井・ダート1200メートル)では、後方からレースを進め、大外を回すロスの多いレースながら勝ち馬に0秒1差の5着。このレースからも、ダートのスプリント路線なら中央勢にも十分対抗できる力を秘めていることは確かだろう。今年は地方交流重賞で3戦連続連対など勢いと安定感があり、昨年以上の結果が望めそうだ。

グレイスフルリープ

牡8歳

調教師:橋口慎介(栗東)

  • 父:ゴールドアリュール
  • 母:ラビットフット
  • 母の父:Seeking the Gold
ここに注目!

昨年のコリアスプリント(韓国G1。ダート1200メートル)を含め重賞4勝の実績は、今回のメンバー中でも上位と言えるだろう。休み明けを1度使われた上積みもありそうなだけに、念願のビッグレース制覇へ準備は整った。ベテランホースとしての意地を見せたい。

前走の東京盃(JpnⅡ。大井・ダート1200メートル)は、メンバー中でも一番と言えるほどのテンのダッシュ力を見せた。道中も3、4番手と積極的なレース運びを見せ、直線も最後まで伸び脚を発揮して勝ち馬のキタサンミカヅキから0秒2差の3着。ただ、15頭立ての8枠14番という外枠からの発走で、道中も外々を回った展開を思えば、着差以上に価値がある3着だった。3走前の東京スプリント(JpnⅢ。大井・ダート1200メートル)では、キタサンミカヅキ(2着)に1馬身1/2差をつけて勝利しており、展開や枠順ひとつで逆転は十分可能だろう。今年に入ってからは4戦して掲示板(5着以内)を外しておらず、安定感抜群。この舞台での勝利経験もあるだけに、期待は大きい。

モーニン

牡6歳

調教師:石坂正(栗東)

  • 父:Henny Hughes
  • 母:Giggly
  • 母の父:Distorted Humor
ここに注目!

一昨年のフェブラリーS優勝馬。初めてのダート1200メートルだった前走のコリアスプリント(韓国G1)で勝利を飾り、新たな一面を示すことができた。京都・ダート1200メートルは初経験だが、前走の経験が後押しをしてくれるはずだ。

前走のコリアスプリント(韓国G1)は、前半で追走に苦労したものの、直線ではさすがの末脚を発揮し、2着馬との競り合いを制して海外初挑戦で白星をつかんだ。3走前のオープン特別・コーラルS(阪神・ダート1400メートル)でも、後方からレースを進め、逃げ馬と2番手の馬が3、2着となる流れのなか、メンバー中最速の上がり3ハロン36秒5(推定)の末脚で差し切ってみせた。一昨年のフェブラリーS勝ち馬だが、一連の内容からも距離短縮が功を奏したように思える。昨年末から今年の初めにかけて芝の重賞を2戦挟んだこともいい起爆剤になったのかもしれない。今回は前走よりも相手は強くなるが、久しぶりのビッグタイトルを手にしたいところだ。

キングズガード

牡7歳

調教師:寺島良(栗東)

  • 父:シニスターミニスター
  • 母:キングスベリー
  • 母の父:キングヘイロー
ここに注目!

左回り1勝に対し、右回りで7勝を挙げる無類の右回り巧者。ダート1200メートルの経験は前走のオープン特別・室町S(京都)が唯一だが、後方追走から4着まで追い上げた脚には見どころがあった。末脚は堅実な馬だけに、速いペースで流れて欲しい。

前走のオープン特別・室町Sは、後方からレースを進め、上がり3ハロン35秒3(推定)の末脚で追い上げたものの4着まで。ただ、管理する寺島良調教師はレース後に、「いい前哨戦になったと思います。58キログラムの斤量を背負ってのものですし、しっかりと追い上げてくれました。久々と初めての1200メートルだったことを考えれば、この距離でもやれる手応えを感じました」と、前向きに話していた。中1週での臨戦はこれまで1戦して1勝と、サンプル数は少ないながらもこなしており、同師も「予定通りにきています。ちょうど気合も乗っていい感じですよ」と力を込めた。得意とするダート右回りでのビッグレースはJRAに無いため、今回がまたとないチャンス。自慢の末脚でなんとかモノにしたい。

ナックビーナス

牝5歳

調教師:杉浦宏昭(美浦)

  • 父:ダイワメジャー
  • 母:レディトゥプリーズ
  • 母の父:More Than Ready
ここに注目!

昨年の東京盃(JpnⅡ。大井・ダート1200メートル)で約1年8か月ぶりのダートに挑戦したが、9着に敗れた。ただ、未勝利をダートで勝ち上がっており、今年は芝ながら重賞初制覇を経験。力をつけた今なら、ダートでも力を見せることができるだろう。

前々走のキーンランドCは、抜群のスタートでスッと先手を奪うと、楽々とハナを取り切り、1馬身半ほどリード。前半600メートル通過タイム33秒7という淡々としたペースを刻み、直線では差を詰められるどころか逆に突き放して、2馬身1/2差の完勝を飾った。これまでに見せていた先頭に立つと気を抜く面もなく、本格化の気配を漂わせる勝利だった。前走のスプリンターズSは7着に敗れたが、勝ち馬と0秒4差ならそれほど悲観する内容ではなかっただろう。今回は久々のダート戦になるが、芝GⅠでもスッと先手を奪えるスピードはこのメンバーでも上位。砂を被らない好位置を取ることができれば、ゴールまで粘り通すシーンもありそうだ。

ニシケンモノノフ

牡7歳

調教師:庄野靖志(栗東)

  • 父:メイショウボーラー
  • 母:グリーンヒルコマチ
  • 母の父:アフリート
ここに注目!

昨年の本レース(JpnⅠ。大井・ダート1200メートル)優勝馬も、それ以来白星から遠ざかっている。京都・ダート1200メートルは、3戦して2勝を挙げる絶好の舞台。同レース連覇を達成し、復活した姿を示したい。

6月の北海道スプリントC(JpnⅢ。門別・ダート1200メートル)以来約5か月ぶりとはなるが、管理する庄野靖志調教師は、「ステップレースを使わないでここ1本に絞るというのは、当初の予定通りです。大きな上積みはなさそうですが、走れる仕上がりだと思います。休んだ分だけフレッシュという感じですね」と意に介さない。昨年のJBCスプリント(JpnⅠ)は、最内枠から積極果敢なレース運びで、直線でも1度前が壁になりながらも間隙を突いて差し切ってみせた。その後はシルクロードS15着、フェブラリーS16着など、条件の合わないと思われるレースにも出走しており、ここは見直しが必要だろう。ここ最近のうっぷんをこの舞台で晴らせるか、注目だ。

(山口 大輝)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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