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札幌2歳ステークス(GⅢ)

札幌競馬場 1800メートル(芝)馬齢 2歳オープン

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過去10年の札幌2歳Sの優勝馬の中で、2008年のロジユニヴァースが翌春の日本ダービーを制覇、2013年のレッドリヴェールが同年末の阪神ジュベナイルフィリーズを制している。また、優勝馬以外にも、2010年2着のアヴェンチュラが翌秋の秋華賞を優勝、2011年2着のゴールドシップが翌年のクラシックで皐月賞、菊花賞の二冠を制するなど、札幌2歳Sの上位馬がその後もトップクラスの活躍を続けるケースが多い。ここでは、函館競馬場で行われた2013年を含めた過去10年の結果から、参考になりそうな傾向を探っていこう。

デビュー戦の単勝人気とオッズに注目

過去10年の出走馬について、デビュー戦の単勝人気を調べると、優勝馬10頭はいずれもデビュー戦で「3番人気以内」に支持されていた。3着内率では「3番人気以内」の各組が25%以上の数値をマークし、「4番人気以下」の各組を大きく上回っている。〔表1〕

〔表1〕デビュー戦の単勝人気別成績(過去10年)
デビュー戦の単勝人気 成績 勝率  連対率 3着内率
1番人気 5-3-4-33 11.1% 17.8% 26.7%
2番人気 2-3-0-13 11.1% 27.8% 27.8%
3番人気 3-2-3-14 13.6% 22.7% 36.4%
4番人気 0-0-1-11 0% 0% 8.3%
5番人気 0-0-1-11 0% 0% 8.3%
6〜9番人気 0-1-1-20 0% 4.5% 9.1%
10番人気以下 0-1-0-6 0% 14.3% 14.3%

また、優勝馬のデビュー戦での単勝オッズを調べると、最もオッズが高かったのは2014年のブライトエンブレム(3番人気)の5.6倍だった。単勝人気だけでなく、単勝オッズにも注目したい。〔表2〕

〔表2〕優勝馬のデビュー戦での単勝オッズ(過去10年)
年度 優勝馬 単勝オッズ
2008年 ロジユニヴァース 2.9倍
2009年 サンディエゴシチー 4.1倍
2010年 オールアズワン 2.9倍
2011年 グランデッツァ 2.3倍
2012年 コディーノ 1.4倍
2013年 レッドリヴェール 4.4倍
2014年 ブライトエンブレム 5.6倍
2015年 アドマイヤエイカン 3.6倍
2016年 トラスト 1.1倍
2017年 ロックディスタウン 1.9倍

デビュー戦の着順や、2着馬(勝ち馬)とのタイム差をチェック

過去10年の出走馬について、デビュー戦の着順別に成績をまとめると、優勝馬10頭を含む連対馬20頭中17頭はデビュー戦で「2着以内」に入っていた。ただし、連対率と3着内率では「3着以下」組も、大きく見劣る数値ではない。デビュー戦で「3着以下」に敗れていたとしても、2・3着候補としては狙い目がありそうだ。〔表3〕

〔表3〕デビュー戦の着順別成績(過去10年)
デビュー戦の着順 成績 勝率  連対率 3着内率
1着 8-7-8-84 7.5% 14.0% 21.5%
2着 2-0-0-3 40.0% 40.0% 40.0%
3着以下 0-3-2-21 0% 11.5% 19.2%

次に、デビュー戦で1着だった馬について、そのレースの2着馬とのタイム差別に成績をまとめると、優勝馬8頭中7頭はデビュー戦で2着馬とのタイム差が「0秒1〜0秒4」だった。また、「0秒5以上」組は優勝こそ1回だけだが、3着内率でトップに立っていることから、デビュー戦で2着馬にある程度のタイム差を付けていた馬を重視すべきだろう。〔表4〕

〔表4〕デビュー戦で1着だった馬の、2着馬とのタイム差別成績(過去10年)
2着馬とのタイム差 成績 勝率  連対率 3着内率
タイム差なし 0-1-1-18 0% 5.0% 10.0%
0秒1〜0秒4 7-4-4-53 10.3% 16.2% 22.1%
0秒5以上 1-2-3-13 5.3% 15.8% 31.6%

続いて、デビュー戦で2着以下に敗れていた馬について、そのレースの1着馬とのタイム差別に成績をまとめると、札幌2歳Sで優勝したのは、1着馬とのタイム差が「0秒1以内」だった2頭だけとなっている。〔表5〕

〔表5〕デビュー戦で2着以下だった馬の、1着馬とのタイム差別成績(過去10年)
1着馬とのタイム差 成績 勝率  連対率 3着内率
0秒1以内 2-0-0-0 100% 100% 100%
0秒2〜0秒5 0-2-1-13 0% 12.5% 18.8%
0秒6以上 0-1-1-11 0% 7.7% 15.4%

早い時期にデビューした馬が優勢

開催日程の変更により、札幌2歳Sの開催時期が8月下旬〜9月上旬に繰り上げられた2012年以降の過去6年の出走馬について、デビューした月別に成績を調べると、「6月以前」組が好走率でトップとなっている。また、2012年以降は「6月以前」組が毎年3着以内に入っている。なお、8月デビュー組は勝率・連対率では2番手の数値となっているが、3着内率の数値は最も低くなっている。このレースでは、少しでもデビューが早かった馬を重視した方がいいかもしれない。〔表6〕

(河野 道夫)

〔表6〕デビューした月別成績(過去6年)
デビューした月 成績 勝率  連対率 3着内率
6月以前 3-3-2-23 9.7% 19.4% 25.8%
7月 1-2-3-21 3.7% 11.1% 22.2%
8月 2-1-1-21 8.0% 12.0% 16.0%

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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