今週の注目レース

新潟2歳ステークス(GⅢ)

新潟競馬場 1600メートル(芝・外)馬齢 2歳オープン

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ビッグタイトルを狙う素質馬たちが真夏の新潟で激突

新潟・芝外回り1600メートルで行われるようになった2002年以降の新潟2歳Sで連対を果たした馬のうち、2004年1着のマイネルレコルト(2004年朝日杯フューチュリティS)、同年2着のショウナンパントル(2004年阪神ジュベナイルフィリーズ)、2008年1着のセイウンワンダー(2008年朝日杯フューチュリティS)、2011年2着のジャスタウェイ(2014年安田記念ほか)、2013年1着のハープスター(2014年桜花賞)、同年2着のイスラボニータ(2014年皐月賞)と、これまで6頭が後にJRAのGⅠを制している。阪神ジュベナイルフィリーズや朝日杯フューチュリティSと同じ1600メートルのレースだけに、最優秀2歳牝馬や最優秀2歳牡馬といったJRA賞のタイトル争いに向けても見逃せない一戦だ。今回は過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみたい。

前走の馬体重がポイント

過去10年の3着以内馬30頭中27頭は、前走の馬体重が「440キログラム以上490キログラム未満」だった。一方、前走の馬体重が「440キログラム未満」だった馬で3着以内に入ったのは2010年3着のレッドセインツのみ、「490キログラム以上」だった馬で3着以内に入ったのは2011年2着のジャスタウェイが最後である。小柄な馬や、その逆に馬格がある馬も過信禁物と見るべきだろう。〔表1〕

〔表1〕前走の馬体重別成績(過去10年)
前走の馬体重 成績 勝率 連対率 3着内率
440kg未満 0-0-1-36 0% 0% 2.7%
440kg以上490kg未満 9-9-9-86 8.0% 15.9% 23.9%
490kg以上 1-1-0-18 5.0% 10.0% 10.0%

前走との間隔に余裕のある馬が優勢

過去10年の3着以内馬30頭中26頭は、前走との間隔が「中4週以上」だった。一方、「中3週以内」だった馬は3着内率が5.1%にとどまっているうえ、2011年以降は〔1・0・0・53〕(3着内率1.9%)と、さらに苦戦している。前走との間隔が詰まっている馬は評価を下げたい。〔表2〕

〔表2〕前走との間隔別成績(過去10年)
前走との間隔 成績 勝率 連対率 3着内率
中3週以内 2-2-0-75 2.5% 5.1% 5.1%
中4週以上 8-8-10-65 8.8% 17.6% 28.6%

近年はオープンクラス初挑戦の馬が中心

過去7年の3着以内馬21頭中、2015年3着のマコトルーメンを除く20頭は、“JRAの重賞かオープン特別”に出走した経験のない馬だった。なお、“JRAの重賞かオープン特別”に出走経験があったうえ、そこで4着以内に入っていた馬は、2011年以降〔0・0・0・17〕(3着内率0%)と好走例がない。今後もオープンクラス初挑戦の馬に注目した方がよさそうだ。〔表3〕

〔表3〕“JRAの重賞かオープン特別”への出走経験の有無別成績(過去7年)
出走経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 0-0-1-24 0% 0% 4.0%
なし 7-7-6-75 7.4% 14.7% 21.1%

左回りのレースにおける上がり3ハロンタイム(推定)順位が重要

過去7年の3着以内馬21頭中18頭は、“JRAの左回りコース、かつ出走頭数が10頭以上のレース”において上がり3ハロンタイム(推定)順位が2位以内となった経験のある馬だった。2010年以前はその経験がない馬の好走例も少なくなかったが、左回りかつゴール前の直線が長い新潟の外回りコースで行われるレースだけに、“左回りコースに対する適性”や“末脚”を重視すべきだろう。〔表4〕

〔表4〕“JRAの左回りコース、かつ出走頭数が10頭以上のレース”において上がり3ハロンタイム(推定)順位が2位以内となった経験の有無別成績(過去7年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 7-7-4-44 11.3% 22.6% 29.0%
なし 0-0-3-55 0% 0% 5.2%
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前走の着差にも注目

過去7年の優勝馬7頭は、いずれも前走の着順が1着、かつそのレースの2着馬との着差が1/2馬身以上だった。前走で2着以下に敗れていた馬はもちろん、前走で1着だった馬の中でも2着馬との着差がクビ、アタマ、ハナだった馬も評価を下げたい。なお、この7頭は前走の馬体重が「440キログラム以上490キログラム未満」だった点、“JRAの左回りコース、かつ出走頭数が10頭以上のレース”における上がり3ハロンタイム(推定)の最高順位が2位以内だった点も共通している。〔表1〕や〔表4〕をはじめとする各種の傾向にも注目したいところだ。〔表5〕

(伊吹 雅也)

注記:表は横にスクロールすることができます。

〔表5〕優勝馬の「前走の着順」「前走の2着馬との着差」「前走の馬体重」「“JRAの左回りコース、かつ出走頭数が10頭以上のレース”における上がり3ハロンタイム(推定)の最高順位」(過去7年)
年度 優勝馬 前走の着順 前走の2着馬との着差 前走の馬体重 “JRAの左回りコース、かつ出走頭数が10頭以上のレース”における上がり3ハロンタイム(推定)の最高順位
2011年 モンストール 1着 3馬身1/2 464kg 1位(2011年7月16日新潟・2歳新馬)
2012年 ザラストロ 1着 2馬身 478kg 1位(2012年7月14日新潟・2歳未勝利)
2013年 ハープスター 1着 1馬身3/4 474kg 1位(2013年7月14日中京・2歳新馬)
2014年 ミュゼスルタン 1着 1馬身1/4 466kg 1位(2014年8月10日新潟・2歳新馬)
2015年 ロードクエスト 1着 2馬身 444kg 1位(2015年6月7日東京・2歳新馬)
2016年 ヴゼットジョリー 1着 1馬身1/2 466kg 1位(2016年7月23日中京・2歳新馬)
2017年 フロンティア 1着 1/2馬身 454kg 2位(2017年7月1日中京・2歳新馬)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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