今週の注目レース

関屋記念(GⅢ)

新潟競馬場 1600メートル(芝・外)別定 3歳以上オープン

出走馬情報

ウインガニオン

牡6歳

調教師:西園正都(栗東)

  • 父:ステイゴールド
  • 母:チャンネルワン
  • 母の父:ポリッシュネイビー
ここに注目!

典型的な“夏馬”で、自身の8勝中7勝を6月から8月にマーク。また、左回りコースを得意にしており、中京3勝、東京2勝、新潟2勝の成績を残している。今回はベストに近い舞台と判断していいだろう。

「前走の中京記念(8着)は、状態も良く期待を寄せて送り出しましたが、ハンデ(57.5キログラム)の影響もあってか、いつものダッシュ力が見られませんでした。また、前半のペースが速くなり、前に行った馬には厳しい流れだったと思います。レース後は激戦の疲れも見せていないので、ここはあらためて期待しています」と、厩舎サイドに悲観したムードは感じられない。気温の低い時季はパフォーマンスが低下する馬だが、この時季は大の得意。昨年は、中京記念を制覇して挑んだ関屋記念で2着に好走し、サマーマイルシリーズのチャンピオンに輝いた(グランシルクと同点優勝)。前走の結果こそ案外だったが、まだ見限るのは早計だ。

フロンティア

牡3歳

調教師:中内田充正(栗東)

  • 父:ダイワメジャー
  • 母:グレースランド
  • 母の父:トニービン
ここに注目!

今回と同じ舞台で行われた、昨年の新潟2歳Sを優勝。コース適性は問題ないうえに、暑い時季に好成績を収めている点も見逃せない。前走の中京記念では、外を回る厳しい展開でも4着に健闘。上昇気流に乗って登場する3歳馬から、目が離せない。

「前走の中京記念(4着)は初めての他世代相手でしたが、最後まで粘り強く走ってくれたので、収穫の大きなレースになりました。新潟・芝コースでは昨年の新潟2歳Sを勝っていますから、相性は上々です。この中間は栗東トレーニング・センターのプールと坂路を併用して、この関屋記念を目標に調整しています」と、厩舎スタッフは本馬のケアに懸命だ。昨年は7月の中京でデビュー戦勝ちを収めると、8月の新潟2歳Sを快勝。夏場に良績を残している点はセールスポイントになるうえに、マイルへの適性も高い一頭だ。実績のあるコースに登場する今回は、2度目の重賞制覇のシーンが見られるかもしれない。

エイシンティンクル

牝5歳

調教師:坂口正則(栗東)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:キャタリナ
  • 母の父:Storm Cat
ここに注目!

前走の1600万下・豊明S(中京・芝1400メートル)を快勝してオープンクラス入りを決めており、ここへきて大幅に地力強化を果たしている上がり馬だ。今回は相手強化の一戦だが、今の勢いと、自在のレースぶりは魅力が大きい。

「今年の春には480キログラム台だった馬体重が、前走では506キログラムまで増えていますが、ほとんどが成長分です。この中間は、関屋記念に照準を合わせて乗り込みを消化しています。軽快な動きを見せているので、好調を維持したまま臨めるでしょう。今回は重賞初挑戦だけに試金石の一戦になりますが、今は心身共に充実していますから、好勝負を演じてほしいです」と、厩舎サイドは本馬のパワーアップをアピールした。前々走の1000万下・小豆島特別(阪神・芝1600メートル)を逃げ切ると、前走の1600万下・豊明Sでは好位追走から差し切って連勝。自在性を身につけ急上昇を示している本馬から、今回も目が離せない。

ショウナンアンセム

牡5歳

調教師:田中剛(美浦)

  • 父:ジャングルポケット
  • 母:ヴォラドーレス
  • 母の父:クロフネ
ここに注目!

近4戦で3勝をマークし、一気に本格化ムードを示している上がり馬だ。以前は少し詰めの甘い印象があったが、ここにきてそれも完全に払拭。また、逃げても差してもレースができる自在性も身につけてきた。

「前走のオープン特別・パラダイスS(東京・芝1400メートル)は逃げて勝ちましたが、好位から差す競馬も可能なタイプです。以前よりも戦法に幅が出て、展開に注文がつかなくなりました。背中と腰に力がついた今なら、どんな流れになっても対応できるでしょう。前走後も疲れはなく、引き続き体調は良好ですから、重賞でも不安より期待の方が大きいです。相手なりに走れるこの馬の特長を生かして、頑張ってほしいです」と、陣営は上昇カーブを描く本馬を頼もしく感じている。これまで芝1600メートルでは、3着内率86.7パーセントという高い数字を残している馬。一気の重賞初制覇を果たしても不思議はない。

リライアブルエース

牡5歳

調教師:矢作芳人(栗東)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:ゴールデンドックエー
  • 母の父:Unusual Heat
ここに注目!

重賞初挑戦となった前々走の京王杯スプリングCで勝ち馬から0秒2差の6着に善戦すると、前走の中京記念でも目立つ末脚を発揮して3着に入った。着実にパワーアップを果たしている一頭で、ここも末脚の生きる流れになれば、勝機を見いだせそうだ。

「以前は脚元の不安があり、長期の休養もあった馬ですが、ここにきてそれも解消してきました。思うような調教を積めるようになったことに伴い、成績も上がってきました。前々走の京王杯スプリングCは初めての重賞挑戦でしたが、勝ち馬から0秒2差でゴールイン(6着)してくれたので、収穫は大きかったです。また、前走の中京記念でも直線で目を引く末脚を使って3着に好走できました。着実に成長を遂げていますから、ここも楽しみにしています」と、厩舎スタッフの期待も膨らんでいる。デビュー2戦目で初勝利をマークした後に約1年5か月の休養があったが、ここにきて重賞を狙えるところまで力をつけてきた。本格化ムードにあるだけに、ここも期待が大きい。

プリモシーン

牝3歳

調教師:木村哲也(美浦)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:モシーン
  • 母の父:Fastnet Rock
ここに注目!

デビュー3戦目で重賞初制覇(今年のフェアリーS)を達成した素質馬。今回は他世代の馬との初対戦になるが、前走のNHKマイルCで5着に食い込んだように、脚力は一級品。課題のスタートをクリアできれば、好勝負を演じても不思議はない。

「前々走の桜花賞(10着)は、テンションが高くなって不完全燃焼のレースになりましたが、前走のNHKマイルカップ(5着)では、牡馬が相手でも内容の濃い競馬ができました。まだスタートに課題が残っていますが、マイル適性は高いので、他世代の馬を相手にどんなレースができるのか、期待しています。春と比べて馬体のバランスも良くなりました」と、厩舎サイドは本馬の成長に期待している様子だ。前々走は最後の直線で前が開かず上位争いに加われなかったが、前走は最後の直線で目立つ伸び脚を披露して5着まで追い上げた。今回は他世代の強豪もいるメンバー構成だが、持ち前の末脚は十分に通用しそうだ。

ワントゥワン

牝5歳

調教師:藤岡健一(栗東)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:ワンカラット
  • 母の父:Falbrav
ここに注目!

母は、現役時代にスプリント路線で活躍したワンカラット。本馬は芝1400から1600メートルで好成績を残しており、今回の舞台はぴったりの印象だ。前走の中京記念(5着)は最後の直線で前が壁になるシーンがあったが、スムーズなら持ち前の末脚は侮れない。

「前走の中京記念(5着)は、最後の直線で窮屈になるシーンがあって、脚を余しました。あれがなければもっと際どかったと思いますが、それでもゴールまで伸びていましたから、今回につながる内容は残せたはずです。レース後は疲れもなく、引き続き好調を維持しているので、ここはあらためて期待したいです。新潟・芝1600メートルの舞台なら、この馬の末脚が存分に生きるでしょう」と、スタッフの本馬への信頼は変わらない。切れ味鋭い追い込みが武器で、まだ展開に左右されやすい面は残しているが、はまった時のシャープな伸び脚は重賞でも十分に通用しそうだ。ここを勝ってさらなる飛躍の足掛かりとしたい。

ヤングマンパワー

牡6歳

調教師:手塚貴久(美浦)

  • 父:スニッツェル
  • 母:スナップショット
  • 母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!

2016年の本レース優勝馬。その他にも、2015年のアーリントンC、2016年の富士Sを優勝しており、今回のメンバーに入っても実績上位の存在だ。前走の読売マイラーズCは12着と大敗を喫したが、ここは立て直されての出走。あらためて注目したい。

「前走の読売マイラーズC(12着)が案外の結果でしたから、ひと息入れて立て直しました。7月下旬から美浦の坂路とCWコースを併用して調整を進めています。比較的夏場には強いタイプですから、休養明けとしては悪くない仕上がりで出走できるでしょう。このレースは一昨年に勝っていますし、舞台もぴったりです。ここで復活を遂げて、再びマイル路線で活躍してほしいと思います」と、スタッフは本馬の仕上げに汗を流している。今回は約3か月半ぶりの実戦だが、もともとレース間隔を空けながら使われてきた馬なので、問題なく力を発揮できるだろう。久々の重賞勝利が見られるかもしれない。

(片野 昌一)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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