今週の注目レース

中日スポーツ賞ファルコンステークス(GⅢ)

中京競馬場 1400メートル(芝)別定 3歳オープン

出走馬情報

ダノンスマッシュ

牡3歳

調教師:安田隆行(栗東)

  • 父:ロードカナロア
  • 母:スピニングワイルドキャット
  • 母の父:Hard Spun
ここに注目!

父ロードカナロアは安田記念も勝っているが、芝1200メートルで海外を含めてGⅠ5勝を挙げた生粋のスプリンター。本馬も卓越したスピードを受け継いでおり、前走の朝日杯フューチュリティS(5着)から200メートルの距離短縮はプラス材料だろう。

デビュー2戦目の未勝利(阪神・芝1400メートル)を、同週のオープン特別・ききょうSの勝ち時計(1分21秒7)に0秒2差となる1分21秒9の好タイムで快勝。断然の1番人気に支持された前々走のオープン特別・もみじS(京都・芝1400メートル)は、瞬発力をそがれる馬場コンディション(稍重)だったが、離れた3番手追走からメンバー中最速となる上がり3ハロン34秒2(推定)の末脚で豪快に突き抜け、3馬身差の圧勝劇を演じた。前走の朝日杯フューチュリティSは、スタートで後手を踏み、道中は折り合いに専念。4コーナー13番手から2着馬ステルヴィオに0秒1差の5着まで迫ったレース内容は高く評価できる。今回のメンバーなら、主役の座は譲れない。

タイセイプライド

牡3歳

調教師:西村真幸(栗東)

  • 父:ヨハネスブルグ
  • 母:キャニオンリリー
  • 母の父:エルハーブ
ここに注目!

3か月ぶりだった前々走の京王杯2歳Sは、14キログラム増の太め残りもあってか8着に敗れたが、マイナス18キログラムと馬体が絞れた前走のオープン特別・クリスマスローズS(中山・芝1200メートル)を優勝。今回のメンバー中唯一の3勝馬で、ここも有力候補に挙げられる。

昨年7月のメイクデビュー中京(芝1400メートル)を3馬身1/2差の快勝。続くオープン特別・ダリア賞(新潟・芝1400メートル)は、スタートで後手を踏んだものの、二の脚で挽回して2番手に取りつくと、直線は逃げ粘るシャインカメリア(2着)をかわして無傷の2連勝を飾った。前々走の京王杯2歳Sは直線で粘りを欠いて8着に敗れたが、前走のオープン特別・クリスマスローズSは、スッと控えてレース序盤は中団を追走。3コーナー過ぎから徐々に進出を開始し、メンバー中最速となる上がり3ハロン34秒2(推定)の末脚で鮮やかな差し切り勝ちを収めた。ここで重賞初制覇を果たして、今後の飛躍につなげたい。

アサクサゲンキ

牡3歳

調教師:音無秀孝(栗東)

  • 父:Stormy Atlantic
  • 母:Amelia
  • 母の父:Dixieland Band
ここに注目!

Tapit産駒の半姉ラビットランはローズSを優勝しているが、父が短距離色の強いStormy Atlanticに替わった本馬は、芝なら1400メートルまでがベストだろう。前走の朝日杯フューチュリティS(10着)は度外視できる結果と言え、ここはあらためて期待したい。

デビュー3戦目の未勝利(小倉・芝1200メートル)を鮮やかに逃げ切って勝つと、続く小倉2歳Sは、レースの前半3ハロン通過タイムが33秒3というハイペースだったが、正攻法のレース運びから直線で力強く押し切って重賞タイトルを獲得。前々走の京王杯2歳Sは、ラスト1ハロンで逃げていたタイセイプライド(8着)を競り落として1度先頭に立つシーンを作った。最後は上位2頭の瞬発力に屈したものの、しぶとく食い下がって見せ場十分の3着。前走の朝日杯フューチュリティSは、芝1600メートルの距離がこたえたのか10着と敗れた。今回、芝1400メートルへの距離短縮で持ち味のスピードをいかんなく発揮できれば、巻き返しが可能だろう。

フロンティア

牡3歳

調教師:中内田充正(栗東)

  • 父:ダイワメジャー
  • 母:グレースランド
  • 母の父:トニービン
ここに注目!

昨年、JRA現役最速でJRA通算100勝を達成し、朝日杯フューチュリティSをダノンプレミアムが制すなど、躍進を続ける中内田充正厩舎の所属。本馬も昨年の新潟2歳S勝ちの実績があり、今年も目が離せない存在だ。

昨年7月のメイクデビュー中京(芝1600メートル)を鮮やかに逃げ切って初陣勝ちを飾り、続く新潟2歳Sは、好スタートを決めると、コーディエライト(2着)にハナを譲って2番手を追走。直線でテンクウ(3着)を含めた3頭の追い比べから力強く抜け出し重賞初制覇を果たした。前々走のデイリー杯2歳Sは好位のインに控えて折り合いに専念するが、直線で鋭い脚が使えずに4着。前走の朝日杯フューチュリティSも、直線の瞬発力勝負に後れを取って8着と敗れており、近2戦を見る限りでは、抜群のスタートセンスと先行力を生かして粘り込む競馬が合うような印象を受ける。半兄に重賞2勝のドリームパスポート(父フジキセキ)がいる母系の出身で、もうひと皮むけても不思議はない。

テンクウ

牡3歳

調教師:奥村武(美浦)

  • 父:ヨハネスブルグ
  • 母:ピサノドヌーヴ
  • 母の父:アグネスタキオン
ここに注目!

前々走のサウジアラビアロイヤルCで2歳コースレコード決着の4着に入り、前走のオープン特別・ジュニアC(中山・芝1600メートル)で2勝目を挙げた。ここでも地力は互角以上。完成度の高さと自在性を兼ね備えており、初めての芝1400メートルにも対応可能だろう。

昨年6月のメイクデビュー東京(芝1600メートル)を勝ち上がり、続く新潟2歳Sでは、好位のインを進み、直線もしぶとく脚を伸ばして勝ち馬フロンティアから0秒1差の3着に好走。好メンバーがそろった前々走のサウジアラビアロイヤルCは、中団の10番手に控えて脚をためると、直線はステルヴィオ(2着)に次ぐ上がり3ハロン34秒2(推定)の末脚を駆使して見せ場十分の4着に入った。前走のオープン特別・ジュニアCは、12キログラム増で馬体がひと回り成長し、正攻法のレース運びから、直線できっちり抜け出して快勝。この中間は本レースに照準を合わせて順調な乗り込みを消化しており、非凡なレースセンスを生かして上位進出を狙う。

アンブロジオ

牡3歳

調教師:菊沢隆徳(美浦)

  • 父:ローズキングダム
  • 母:アンティフォナ
  • 母の父:Songandaprayer
ここに注目!

父ローズキングダムは、現役時代に朝日杯フューチュリティSとジャパンカップを優勝。現3歳世代が初年度産駒になるが、JRAで2勝を挙げている本馬が出世頭だ(3月11日終了時点)。父の評価を高めるためにも、ここで重賞タイトル獲得を目指す。

デビュー2戦目の未勝利(東京・芝1600メートル)は、正攻法の競馬から力強く抜け出して2馬身差の快勝。同日のアルテミスSの勝ち時計(1分34秒9)に0秒2差の1分35秒1という走破時計も優秀だった。前々走の500万下・ベゴニア賞(東京・芝1600メートル)は、2番手追走の先行策から、直線の追い比べで差し返す勝負根性を見せて2勝目をマーク。前走のオープン特別・クロッカスS(東京・芝1400メートル、2着)でもきっちりと連対を果たし、あらためて能力の高さを示した。右回りのデビュー戦で右だけチークピーシーズを着用していたように、現時点では左回りの方が走りはスムーズで、折り合い面を考えれば距離の芝1400メートルもベストだろう。ここでも引けは取らないはずだ。

ムスコローソ

牡3歳

調教師:手塚貴久(美浦)

  • 父:ヘニーヒューズ
  • 母:ルナレガーロ
  • 母の父:アドマイヤムーン
ここに注目!

2桁着順の新潟2歳S(12着)と朝日杯フューチュリティS(13着)は、共に芝1600メートル。芝1400メートルでは2勝、3着1回と抜群の安定感を誇っている。堅実な末脚がセールスポイントで、展開が噛み合えばまとめて差し切るシーンもありそうだ。

昨年6月のメイクデビュー東京(芝1400メートル)は、直線豪快に突き抜けて5馬身差の圧勝。2戦目の新潟2歳S(12着)は末脚不発だったが、続く500万下(東京・芝1400メートル)は、4コーナー7番手から一完歩ごとに差を詰め、ゴール寸前で先頭を捕らえて2勝目を挙げた。前々走の朝日杯フューチュリティSは13着に敗れたが、前走のオープン特別・クロッカスS(東京・芝1400メートル)では、スタートの出遅れを挽回し、メンバー中最速タイとなる上がり3ハロン34秒1(推定)の末脚で勝ち馬から0秒2差の3着に入り、“負けてなお強し”を印象づけている。今回は重賞で相手強化の一戦になるが、ベストと言える距離なら侮れない存在だ。

ミスターメロディ

牡3歳

調教師:藤原英昭(栗東)

  • 父:Scat Daddy
  • 母:Trusty Lady
  • 母の父:Deputy Minister
ここに注目!

昨年11月のメイクデビュー東京(ダート1300メートル、1着)で、1分17秒4の2歳JRAレコードをマークしており、非凡なスピードは証明済み。父はアメリカのダートG1勝ち馬だが、種牡馬としては芝のG1馬も輩出している。ここは本馬の適性を見極める意味でも重要な一戦になりそうだ。

昨年11月のメイクデビュー東京は、好スタート・好ダッシュで先手を奪うと、直線で2着のリョーノテソーロ(その後オープン特別・クロッカスS優勝)を8馬身突き放して圧勝。昇級初戦の500万下・寒椿賞(中京・ダート1400メートル)と前々走の500万下・エスペランサ賞(中山・ダート1200メートル)は2着に惜敗したが、前走の500万下(東京・ダート1400メートル)では、ハイペースの展開を外からジワッと3番手に取りつくと、直線は楽な手応えで抜け出し2馬身1/2差の完勝劇を演じた。芝適性は未知数だが、これまで4戦して2勝、2着2回と能力の底を見せておらず、自在性もあって非凡なレースセンスの持ち主。今回どのようなパフォーマンスを発揮できるのか、注目が集まる。

(京増 真臣)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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