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小倉大賞典(GⅢ)

小倉競馬場 1800メートル(芝)ハンデ 4歳以上オープン

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伏兵の台頭が目立つ小倉競馬場の名物重賞

小倉大賞典では、2006年から12回連続で単勝6番人気以下の馬が2着以内に食い込んでいる。様々な路線から出走馬が集まるだけに比較が難しく、人気が割れるケースも多い。そのような傾向があるだけに、過去のデータを頭に入れておくことは重要だろう。今回は中京競馬場で行われた2010年を除く過去10回のデータを対象に、このレースの傾向を見ていくことにしたい。

単勝オッズ別成績に特徴あり

対象とした過去10回の単勝オッズ別成績を調べると、「2.9倍以下」の支持を集めた馬は6頭中5頭が3着以内に入っている。また、「10.0〜19.9倍」の馬が5勝を挙げている。しかしそれらとは対照的に、「3.0〜4.9倍」の馬は8頭中7頭が4着以下に敗れ、「20.0倍以上」で優勝したのは2007年のアサカディフィート(単勝10番人気、22.8倍)だけ。「30倍以上」の馬は3着以内が1回だけと苦戦傾向を示している。〔表1〕

〔表1〕単勝オッズ別成績(2010年を除く過去10回)
単勝オッズ 成績 勝率 連対率 3着内率
2.9倍以下 1-2-2-1 16.7% 50.0% 83.3%
3.0〜4.9倍 0-1-0-7 0% 12.5% 12.5%
5.0〜6.9倍 2-1-0-6 22.2% 33.3% 33.3%
7.0〜9.9倍 1-1-4-11 5.9% 11.8% 35.3%
10.0〜19.9倍 5-2-4-30 12.2% 17.1% 26.8%
20.0〜29.9倍 1-2-0-19 4.5% 13.6% 13.6%
30倍以上 0-1-0-54 0% 1.8% 1.8%

内枠の成績が良好

対象とした過去10回の枠番別成績を調べると、内枠優勢の傾向が見てとれる。優勝馬10頭のうち8頭は「1〜4枠」で、2着馬10頭中8頭は「1〜3枠」の馬となっている。対して、5枠より外の馬は1着と2着が各2頭だけとなっている。〔表2〕

〔表2〕枠番別成績(2010年を除く過去10回)
枠番 成績 勝率 連対率 3着内率
1枠 2-4-1-13 10.0% 30.0% 35.0%
2枠 2-2-1-15 10.0% 20.0% 25.0%
3枠 2-2-1-15 10.0% 20.0% 25.0%
4枠 2-0-2-16 10.0% 10.0% 20.0%
5枠 1-0-0-18 5.3% 5.3% 5.3%
6枠 0-0-4-15 0% 0% 21.1%
7枠 0-2-1-17 0% 10.0% 15.0%
8枠 1-0-0-19 5.0% 5.0% 5.0%

負担重量別の成績もチェック

小倉大賞典はハンデ戦だけに、軽ハンデの馬に注目が集まることも多いが、対象とした過去10回の負担重量別成績を調べると、ハンデ「54キログラム以下」の馬は延べ48頭いたものの、3着以内はゼロ。3着以内馬は全てハンデ「55キログラム以上」の馬となっている。その中でも「57キログラム以上」の馬の好走率が高くなっている。ちなみに、58キログラムで出走した馬は延べ4頭いて、そのうち2頭が2着以内に入っているが、その2頭は共に2走前が前年の天皇賞(秋)だった。〔表3〕

〔表3〕負担重量別成績(2010年を除く過去10回)
負担重量 成績 勝率 連対率 3着内率
54kg以下 0-0-0-48 0% 0% 0%
55kg 3-1-4-33 7.3% 9.8% 19.5%
56〜56.5kg 2-3-3-28 5.6% 13.9% 22.2%
57kg 2-5-1-10 11.1% 38.9% 44.4%
57.5kg 2-0-2-7 18.2% 18.2% 36.4%
58kg 1-1-0-2 25.0% 50.0% 50.0%

GⅢでの成績にも要注目

対象とした過去10回の小倉大賞典では、「4走前までにGⅢで6〜11着」という成績を持っていた馬の連対が多い。それに該当していた連対馬延べ11頭のうち、2008年の2着馬マルカシェンクを除く10頭は5番人気以下と、下位人気馬がこのパターンで2着以内に食い込むケースが目立っている。〔表4〕

〔表4〕4走前までにGⅢで6〜11着となっていた小倉大賞典連対馬一覧(2010年を除く過去10回)
年度 着順 単勝人気 馬名 該当レース
2007年 1着 10番人気 アサカディフィート 2走前 鳴尾記念 6着
2008年 1着 6番人気 アサカディフィート 前走 中山金杯 7着
2着 1番人気 マルカシェンク 3走前 小倉大賞典 7着
2009年 1着 7番人気 サンライズマックス 3走前 新潟大賞典 8着
2011年 2着 9番人気 バトルバニヤン 前走 京都金杯 10着
2012年 1着 5番人気 エーシンジーライン 2走前 中日新聞杯 6着
2着 10番人気 スマートギア 2走前 鳴尾記念 9着
2013年 1着 6番人気 ヒットザターゲット 前走 中山金杯 10着
2015年 2着 6番人気 コスモソーンパーク 4走前 富士S 11着
2016年 2着 6番人気 ダコール 3走前 新潟記念 6着
2017年 2着 8番人気 ヒストリカル 前走 チャレンジC 6着
  • 注記:該当レースが複数ある場合は直近のものを掲載
ウインファイブ対象レース
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過去3走以内にGⅠ出走歴があった馬が4連勝中

過去4年の小倉大賞典では、過去3走以内にGⅠに出走していた馬の優勝が続いている。いわゆる「ローカルのハンデキャップ重賞」ではあるが、GⅠへの出走経験が、ここで生きてくるのかもしれない。〔表5〕

(浅野靖典)

〔表5〕過去4年の優勝馬が3走前までに出走していたGⅠ
年度 優勝馬 該当レース
2014年 ラストインパクト 2走前 菊花賞 4着
2015年 カレンブラックヒル 2走前 天皇賞(秋) 9着
2016年 アルバートドック 3走前 菊花賞 12着
2017年 マルターズアポジー 前走 有馬記念 15着

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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