今週の注目レース

きさらぎ賞(GⅢ)

京都競馬場 1800m(芝・外)別定 3歳オープン

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歴史的名馬がステップにしてきたクラシック前哨戦

2016年のきさらぎ賞で重賞初制覇を果たしたサトノダイヤモンドは、同年の菊花賞と有馬記念を制してJRA賞最優秀3歳牡馬のタイトルを獲得した。2003年の優勝馬ネオユニヴァースと2006年の2着馬メイショウサムソンが“二冠馬”に、2011年の3着馬オルフェーヴルが“三冠馬”になるなど、3歳クラシック戦線の主役を次々と輩出している注目の一戦だ。今回は過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみたい。

キャリア2〜4戦の馬が中心

過去10年の出走馬の通算出走回数別に成績を調べると、キャリア「1戦」ならびに「7戦以上」だった馬は全て4着以下に敗れている。また、キャリア「5、6戦」だった3着以内馬計4頭のうち、2013年3着のアドマイヤドバイ(5戦)を除く3頭は2008年の1〜3着馬で、2009年以降は「5戦」の馬が〔0・0・1・4〕、「6戦」の馬が〔0・0・0・6〕と苦戦している。戦績を比較する際は、キャリア「2〜4戦」の馬を重視したいところだ。〔表1〕

〔表1〕通算出走数別成績(過去10年)
通算出走数 成績 勝率 連対率 3着内率
1戦 0-0-0-8 0% 0% 0%
2戦 4-3-0-12 21.1% 36.8% 36.8%
3戦 3-4-5-9 14.3% 33.3% 57.1%
4戦 2-2-3-15 9.1% 18.2% 31.8%
5戦 0-1-2-5 0% 12.5% 37.5%
6戦 1-0-0-8 11.1% 11.1% 11.1%
7戦以上 0-0-0-16 0% 0% 0%

4着以下に敗れた経験の有無をチェック

過去10年の3着以内馬30頭中24頭はJRAの新馬、GⅠ、GⅡ以外のレースで4着以下に敗れた経験のない馬だった。該当馬は3着内率が52.2%と優秀な水準に達している。JRAの新馬、GⅠ、GⅡ以外のレースで4着以下に敗れた経験のない馬がいたらぜひ注目してみたい。〔表2〕

〔表2〕JRAの新馬、GⅠ、GⅡ以外のレースで4着以下に敗れた経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 0-3-3-51 0% 5.3% 10.5%
なし 10-7-7-22 21.7% 37.0% 52.2%

近年は500万下から上のクラスで実績のある馬が強い

2013年以降の3着以内馬15頭中、2013年2着のマズルファイヤーと2014年3着のエイシンエルヴィンを除く13頭は、JRAの500万下から上のクラスのレースで連対経験のある馬だった。該当馬は3着内率が68.4%と優秀な水準に達している。2012年以前はこの経験のない馬の好走例も少なくなかったが、近年の傾向を重視するならばJRAの500万下から上のクラスのレースで連対したことのある馬を高く評価すべきだろう。〔表3〕

〔表3〕JRAの500万下から上のクラスのレースにおける連対経験の有無別成績(過去5年)
連対経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 5-4-4-6 26.3% 47.4% 68.4%
なし 0-1-1-21 0% 4.3% 8.7%

“末脚”に注目

過去5年の3着以内馬15頭は、いずれもJRAのレースで上がり3ハロンタイム(推定)順位が1位となった経験のある馬だった。戦績を比較する際は、過去のレースで発揮した“末脚”もチェックしておきたいところだ。〔表4〕

〔表4〕JRAのレースで上がり3ハロンタイム(推定)順位が1位となった経験の有無別成績(過去5年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 5-5-5-14 17.2% 34.5% 51.7%
なし 0-0-0-13 0% 0% 0%
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不安要素のない馬が有力候補

過去5年の優勝馬5頭は、いずれも通算出走数が2、3戦だった。また、この5頭はJRAのGⅠ以外のレースで4着以下に敗れた経験がなかった点、JRAの500万下から上のクラスのレースで優勝経験があった点、JRAのレースでの上がり3ハロンタイム(推定)の最高順位が1位だった点も共通している。〔表1〕〜〔表4〕で挙げた条件を全てクリアしている馬に注目したい。〔表5〕

(伊吹雅也)

〔表5〕優勝馬の「通算出走数」「JRAのGⅠ以外のレースにおける最低着順」「JRAの500万下から上のクラスのレースでの最高着順」「JRAのレースでの上がり3ハロンタイム(推定)の最高順位」(過去5年)
年度 優勝馬 通算
出走数
JRAのGⅠ以外のレースにおける最低着順 JRAの500万下から上のクラスのレースでの最高着順 JRAのレースでの上がり3ハロンタイム(推定)の最高順位
2013年 タマモベストプレイ 3戦 3着 1着(秋明菊賞) 1位(2歳新馬)
2014年 トーセンスターダム 2戦 1着 1着(京都2歳S) 1位(京都2歳Sほか)
2015年 ルージュバック 2戦 1着 1着(百日草特別) 1位(百日草特別ほか)
2016年 サトノダイヤモンド 2戦 1着 1着(2歳500万下) 1位(2歳500万下ほか)
2017年 アメリカズカップ 3戦 1着 1着(野路菊S) 1位(野路菊S)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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