今週の注目レース

日経新春杯(GⅡ)

京都競馬場 2400m(芝・外)ハンデ 4歳以上オープン

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ハンデキャップ競走ながら上位人気馬が強い一戦

2008年に3連単46万670円、2009年にも3連単21万3570円の高配当が飛び出すなど、かつての日経新春杯は波乱の決着が目立つレースだった。しかし、2011年以降の過去7回に限ると、3連単の配当が10万円を超えたのは1回(2015年)だけで、残る6回のうち5回は1万円を切る配当となっている。ハンデキャップ競走だが、近年は順当な結果が続いている。今回は過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみたい。

若い馬ほど信頼できる

過去10年の年齢別成績を調べると、3着内率がもっとも高いのは「4歳」、2番目に高いのは「5歳」で、共に30%を超えている。一方、「6歳」は17.2%、「7歳」は3.4%にとどまっているうえ、「8歳以上」の馬は全て4着以下に敗れている。今年も若い世代の馬を重視すべきだろう。〔表1〕

〔表1〕年齢別成績(過去10年)
年齢 成績 勝率 連対率 3着内率
4歳 6-5-2-23 16.7% 30.6% 36.1%
5歳 2-4-5-21 6.3% 18.8% 34.4%
6歳 1-1-3-24 3.4% 6.9% 17.2%
7歳 1-0-0-28 3.4% 3.4% 3.4%
8歳以上 0-0-0-19 0% 0% 0%

前走の“末脚”がポイント

過去10年の3着以内馬延べ30頭中23頭は、前走の上がり3ハロンタイム(推定)順位が「5位以内」だった。一方、「6位以下」だった馬は3着内率9.5%と苦戦している。前走の内容を比較する際は、着順だけでなく“末脚”にも注目したい。〔表2〕

〔表2〕前走の上がり3ハロンタイム(推定)順位別成績(過去10年)
前走の上がり3ハロンタイム(推定)順位 成績 勝率 連対率 3着内率
5位以内 9-9-5-48 12.7% 25.4% 32.4%
6位以下 1-1-5-67 1.4% 2.7% 9.5%

京都実績が重要

過去10年の3着以内馬延べ30頭中24頭は、「前年以降の京都・芝2000m以上のレース」で3着以内に入った経験がある馬だった。該当馬は3着内率33.3%と好走率も優秀な水準に達している。前年以降に今回と同じ京都競馬場の中長距離のレースで好走している馬は信頼できるようだ。〔表3〕

〔表3〕「前年以降の京都・芝2000m以上のレース」で3着以内に入った経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 10-7-7-48 13.9% 23.6% 33.3%
なし 0-3-3-67 0% 4.1% 8.2%

なお、「前年以降の京都・芝2000m以上のレース」で3着以内に入った経験がなかった馬のうち、前走の着順が「4着以下」だった馬は連対がなく、3着内率3.5%と苦戦している。京都・芝2000m以上のレースにこれといった実績がなく、前走で4着以下に敗れていた馬は過信禁物と見るべきだろう。〔表4〕

〔表4〕「前年以降の京都・芝2000m以上のレース」で3着以内に入った経験がなかった馬の、前走の着順別成績(過去10年)
前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
3着以内 0-3-1-12 0% 18.8% 25.0%
4着以下 0-0-2-55 0% 0% 3.5%

格の高いレースで善戦してきた馬は堅実

過去10年の3着以内馬延べ30頭中23頭は、「前年以降のJRAのGⅠ・JpnⅠかGⅡ・JpnⅡ」で7着以内に入った経験がある馬だった。該当馬は3着内率31.5%と好走率も優秀な水準に達している。ちなみに、「前年以降のJRAのGⅠ・JpnⅠかGⅡ・JpnⅡ」で3着以内に入った経験のあった馬は、〔6・6・5・25〕(3着内率40.5%)と好走率がより高くなっている。過去の戦績を比較する際は、前年以降のJRAのGⅠかGⅡでのパフォーマンスを重視したいところだ。〔表5〕

〔表5〕「前年以降のJRAのGⅠ・JpnⅠかGⅡ・JpnⅡ」で7着以内に入った経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 9-7-7-50 12.3% 21.9% 31.5%
なし 1-3-3-65 1.4% 5.6% 9.7%

なお、「前年以降のJRAのGⅠ・JpnⅠかGⅡ・JpnⅡ」で7着以内に入った経験がなかった馬のうち、前走の着順が「2着以下」だった馬は3着内率3.3%と苦戦している。前年以降のJRAのGⅠかGⅡで7着以内に入った経験がなく、前走で2着以下に敗れていた馬は大きく評価を下げるべきだろう。〔表6〕

〔表6〕「前年以降のJRAのGⅠ・JpnⅠかGⅡ・JpnⅡ」で7着以内に入った経験がなかった馬の、前走の着順別成績(過去10年)
前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
1着 1-2-2-7 8.3% 25.0% 41.7%
2着以下 0-1-1-58 0% 1.7% 3.3%

近年は内枠が優勢、外枠は不振

過去7年の3着以内馬延べ21頭中12頭は、馬番が「1〜5番」だった。該当馬は3着内率34.3%と好走率も優秀だ。一方、馬番が「12〜18番」だった馬は全て4着以下に敗れている。2010年以前は外寄りの馬番に入った馬も健闘していたが、近年の傾向を重視するならば、内寄りの馬番に入った馬を高く評価したい。〔表7〕

〔表7〕馬番別成績(過去7年)
馬番 成績 勝率 連対率 3着内率
1番 2-1-0-4 28.6% 42.9% 42.9%
2番 1-0-0-6 14.3% 14.3% 14.3%
3番 1-1-1-4 14.3% 28.6% 42.9%
4番 1-0-1-5 14.3% 14.3% 28.6%
5番 1-1-1-4 14.3% 28.6% 42.9%
6番 0-0-1-6 0% 0% 14.3%
7番 0-1-0-6 0% 14.3% 14.3%
8番 1-1-1-4 14.3% 28.6% 42.9%
9番 0-0-1-6 0% 0% 14.3%
10番 0-0-1-6 0% 0% 14.3%
11番 0-2-0-5 0% 28.6% 28.6%
12番 0-0-0-7 0% 0% 0%
13番 0-0-0-5 0% 0% 0%
14番 0-0-0-4 0% 0% 0%
15番 0-0-0-3 0% 0% 0%
16番 0-0-0-3 0% 0% 0%
17番 0-0-0-1 0% 0% 0%
18番 0-0-0-1 0% 0% 0%
1〜5番 6-3-3-23 17.1% 25.7% 34.3%
6〜11番 1-4-4-33 2.4% 11.9% 21.4%
12〜18番 0-0-0-24 0% 0% 0%
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大敗からの一変は期待できない

過去7年の優勝馬7頭は、いずれも年齢が「5歳以下」だった。また、この7頭は馬番が「1〜8番」だった点、前走で「8着以内」だった点、前走の上がり3ハロンタイム(推定)順位が5位以内だった点、「前年以降の京都・芝2000m以上のレース」において3着以内に入った経験があった点も共通している。〔表1〕〜〔表3〕、〔表7〕などの傾向も加味したいところだ。〔表8〕

(伊吹雅也)

注記:表は横にスクロールすることができます。

〔表8〕優勝馬の「年齢」「馬番」「前走の着順」「前走の上がり3ハロンタイム(推定)順位」「前年以降の京都・芝2000m以上のレースでの最高着順」(過去7年)
年度 優勝馬 年齢 馬番 前走の着順 前走の上がり3ハロンタイム
(推定)順位
前年以降の京都・芝2000m以上の
レースでの最高着順
2011年 ルーラーシップ 4歳 8番 6着 5位 2着(若駒S)
2012年 トゥザグローリー 5歳 3番 3着 2位 1着(京都記念)
2013年 カポーティスター 4歳 2番 1着 5位 1着(北野特別)
2014年 サトノノブレス 4歳 1番 2着 4位 2着(菊花賞)
2015年 アドマイヤデウス 4歳 4番 7着 4位 3着(梅花賞)
2016年 レーヴミストラル 4歳 1番 8着 1位 2着(3歳未勝利)
2017年 ミッキーロケット 4歳 5番 5着 4位 2着(梅花賞)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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