今週の注目レース

マイルチャンピオンシップ(GⅠ)

京都競馬場 1600m(芝・外)定量 3歳以上オープン

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秋のマイル王決定戦

2009年に8歳でマイル王の栄冠を勝ち取ったカンパニー以後、単勝1番人気馬の勝利が途絶えており、翌2010年に13番人気のエーシンフォワードが、2014年に8番人気のダノンシャークが優勝するなど波乱も起こっている。その一方で、2013年は上位3着以内を1〜3番人気馬が占め、2015年は3着までを4番人気以内の馬が占めているように、ファンから高い支持を受けた実力馬同士の決着となった年もある。秋のマイル王決定戦となるマイルチャンピオンシップには、どのようなレース傾向があるのか? 過去10年の結果を中心に分析する。

GⅠを除く直近の成績に注目

まず過去10年の出走馬について近走の成績に注目すると、3着以内馬はGⅠを除いた直近のレースでの着順が「1着」・「2着以下」の2組からそれぞれ15頭ずつ出ているが、好走率では「1着」組が大きく上回っている。〔表1〕

〔表1〕GⅠを除く直近のレースでの着順別成績(過去10年)
着順 成績 勝率  連対率 3着内率
1着 6-5-4-24 15.4% 28.2% 38.5%
2着以下 4-5-6-125 2.9% 6.4% 10.7%

そこで、「2着以下」に敗れていた馬について、該当レースでの勝ち馬とのタイム差別に成績をまとめると、「0秒3以内」組が3着以内馬の数でも好走率でも「0秒4〜0秒9」・「1秒0以上」組に大きな差をつけている。GⅠを除いた直近のレースで「1着」だった馬や、「2着以下」に敗れていたとしても小差の敗戦だった馬には注目してみたい。〔表2〕

〔表2〕GⅠを除く直近のレースで「2着以下」だった馬の、そのレースでの勝ち馬とのタイム差別成績(過去10年)
タイム差 成績 勝率  連対率 3着内率
0秒3以内 3-5-4-49 4.9% 13.1% 19.7%
0秒4〜0秒9 1-0-1-56 1.7% 1.7% 3.4%
1秒0以上 0-0-0-18 0% 0% 0%
  • 備考:該当レースが海外のレースだった馬を除く

近2走の着順をチェック

過去10年の出走馬について、前々走と前走との着順別に成績を調べると、好走率が最も高いのは「前々走と前走共に1着」だった馬で、連対率・3着内率でそれに続くのが「前々走より前走の着順が上」組となっている。さらに「前々走と前走の着順が同じ(1着を除く)」組が続いて、「前々走より前走の着順が下」組は好走率が最も低くなっている。連勝中の馬や、前々走から前走で着順を上げている馬の方が、上位争いに加わる可能性が高いようだ。〔表3〕

〔表3〕前々走と前走の着順別成績(過去10年)
前々走と前走の着順 成績 勝率  連対率 3着内率
前々走と前走共に1着 2-2-1-8 15.4% 30.8% 38.5%
前々走より前走の着順が上 5-6-6-57 6.8% 14.9% 23.0%
前々走と前走の着順が同じ(1着を除く) 1-0-1-10 8.3% 8.3% 16.7%
前々走より前走の着順が下 2-2-2-74 2.5% 5.0% 7.5%

直近の芝1600m以下のレースでの人気をチェック

過去10年の出走馬について、過去4走のうち直近の芝1600m以下のレースでの単勝人気別に成績をまとめると、連対馬20頭中18頭は該当するレースで5番人気以内の支持を受けていた。過去4走のうち直近の芝1600m以下のレースでの単勝人気は、今年もチェックしておいた方が得策だろう。〔表4〕

〔表4〕過去4走のうち直近のJRAの芝1600m以下のレースでの単勝人気別成績(過去10年)
単勝人気 成績 勝率  連対率 3着内率
1番人気 5-2-3-15 20.0% 28.0% 40.0%
2番人気 2-2-1-19 8.3% 16.7% 20.8%
3番人気 0-2-0-15 0% 11.8% 11.8%
4番人気 2-2-1-15 10.0% 20.0% 25.0%
5番人気 0-1-0-9 0% 10.0% 10.0%
6〜9番人気 0-1-1-29 0% 3.2% 6.5%
10番人気以下 0-0-0-31 0% 0% 0%
過去4走で芝1600m以下不出走 1-0-2-12 6.7% 6.7% 20.0%
過去4走が全て海外のレース 0-0-2-4 0% 0% 33.3%

近走の芝GⅠ好走実績は評価すべき

過去10年の出走馬について過去4走以内の芝のGⅠでの最高着順別に成績をまとめると、過去4走で芝のGⅠに出走経験があるかないかで連対率に差が生じている。また、3着内率を見ると「1着」〜「3着」の3組が25%以上の数値を記録しており、他の組をリード。近走で芝のGⅠに出走した経験があり、さらにそのレースで上位争いに加わっていたような馬は高く評価した方がよさそうだ。〔表5〕

〔表5〕過去4走以内の芝のGⅠでの最高着順別成績(過去10年)
最高着順 成績 勝率  連対率 3着内率
1着 3-0-4-20 11.1% 11.1% 25.9%
2着 2-1-1-10 14.3% 21.4% 28.6%
3着 2-0-2-11 13.3% 13.3% 26.7%
4着 1-1-0-12 7.1% 14.3% 14.3%
5着 0-2-0-9 0% 18.2% 18.2%
6〜9着 1-3-0-35 2.6% 10.3% 10.3%
10着以下 1-1-1-16 5.3% 10.5% 15.8%
過去4走で芝のGⅠ不出走 0-2-2-36 0% 5.0% 10.0%
  • 備考:海外のレースを含む
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前走の4コーナーでの位置取りにも注目

2013年以降の過去4年間の優勝馬について、前走の4コーナーでの位置取りをチェックすると、4頭いずれも「先頭〜5番手」という前方の位置取りで4コーナーを通過していた。この4頭の中には当レースで鮮やかな追い込みを決めた馬もいるが、そんな馬でも前走では4コーナーを「先頭〜5番手」で通過していたことは、覚えておいても損はないだろう。〔表6〕

(河野道夫)

〔表6〕優勝馬の前走の4コーナーの位置(過去4年)
年度 優勝馬 前走の4コーナーの位置
2013年 トーセンラー 5番手
2014年 ダノンシャーク 2番手
2015年 モーリス 3番手
2016年 ミッキーアイル 先頭

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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