今週の注目レース

東京スポーツ杯2歳ステークス(GⅢ)

東京競馬場 1800m(芝)馬齢 2歳オープン

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毎年のようにクラシック戦線の主役を輩出している素質馬の登竜門

2009〜2014年の東京スポーツ杯2歳Sで優勝した6頭は、いずれも翌年の皐月賞か日本ダービーで3着以内に好走している。また、2016年の東京スポーツ杯2歳Sで優勝馬ブレスジャーニーからクビ差の2着だったスワーヴリチャードも、2017年の日本ダービーで2着に入った。朝日杯フューチュリティSやホープフルSといった年末のビッグレースはもちろん、翌春の3歳クラシック戦線を展望するうえでも見逃せない一戦だ。今回は過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみたい。

前走を勝っていた馬が中心

過去10年の3着以内馬30頭中25頭は、前走の着順が「1着」だった。まずは前走を勝っていた馬に注目すべきだろう。一方、前走の着順が「5着以下」だった馬は3着以内に入っていない。前走で「5着以下」に敗れていた馬は評価を下げた方がよさそうだ。〔表1〕

〔表1〕前走の着順別成績(過去10年)
前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
1着 9-8-8-63 10.2% 19.3% 28.4%
2〜4着 1-2-2-23 3.6% 10.7% 17.9%
5着以下 0-0-0-25 0% 0% 0%

好走馬の大半は前走で上位人気に推されていた

過去10年の3着以内馬30頭中28頭は、前走の単勝人気が「3番人気以内」だった。一方、「4番人気以下」だった馬は連対例がなく、3着内率も3.7%にとどまっている。前走の内容を比較する際は、着順だけでなく単勝人気も重視したい。〔表2〕

〔表2〕前走の単勝人気別成績(過去10年)
前走の単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
3番人気以内 10-10-8-59 11.5% 23.0% 32.2%
4番人気以下 0-0-2-52 0% 0% 3.7%

差し馬が優勢

前走の4コーナーの通過順別に成績を調べると、前走の4コーナーを「先頭」で通過していた16頭は全て4着以下に敗れている。逃げ馬は評価を下げるべきだろう。〔表3〕

〔表3〕前走の4コーナーの通過順別成績(過去10年)
前走の4コーナーの通過順 成績 勝率 連対率 3着内率
先頭 0-0-0-16 0% 0% 0%
2番手以下 10-10-10-95 8.0% 16.0% 24.0%

また、前走がJRAのレースだった馬のうち、そのレースでの上がり3ハロンタイム(推定)順位が「3位以下」だった馬は3着内率6.3%と苦戦している。なお、連対を果たしたのは2008年1着のナカヤマフェスタと同2着のブレイクランアウトだけである。先行力のあるタイプよりも、“末脚”に魅力がある馬を高く評価したいところだ。〔表4〕

〔表4〕前走がJRAのレースだった馬の、そのレースでの上がり3ハロンタイム(推定)順位別成績(過去10年)
前走の上がり3ハロンタイム(推定)順位 成績 勝率 連対率 3着内率
2位以内 9-8-9-64 10.0% 18.9% 28.9%
3位以下 1-1-1-45 2.1% 4.2% 6.3%

キャリア2戦以内の馬が好成績

過去10年の3着以内馬30頭中24頭は、通算出走回数が「2戦以内」だった。一方、「3戦以上」だった馬は3着内率9.4%と苦戦している。レース経験が豊富な馬よりも、少ないキャリアで駒を進めてきた馬に注目したい。〔表5〕

〔表5〕通算出走回数別成績(過去10年)
通算出走回数 成績 勝率 連対率 3着内率
2戦以内 8-10-6-53 10.4% 23.4% 31.2%
3戦以上 2-0-4-58 3.1% 3.1% 9.4%

なお、通算出走回数が「3戦以上」だった馬のうち、「JRAの1600mのオープンクラスのレース」で連対経験のなかった馬は連対例がなく、3着内率も5.5%にとどまっている。ちなみに、日本ダービーの翌週から2歳馬のレースが行われるようになった2012年以降の該当馬は、〔0・0・1・26〕(3着内率3.7%)と3着内率がさらに低くなっている。キャリア3戦以上、かつオープンクラス・1600mのレースで連対した経験がない馬は過信禁物と見るべきだろう。〔表6〕

(伊吹雅也)

〔表6〕通算出走回数が「3戦以上」だった馬の、「JRAの1600mのオープンクラスのレース」における連対経験の有無別成績(過去10年)
連対経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 2-0-1-6 22.2% 22.2% 33.3%
なし 0-0-3-52 0% 0% 5.5%

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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