今週の注目レース

ローズステークス(GⅡ)

阪神競馬場 1800m(芝・外)馬齢 (牝) 3歳オープン

出走馬情報

レーヌミノル

牝3歳

調教師:本田優(栗東)

  • 父:ダイワメジャー
  • 母:ダイワエンジェル
  • 母の父:タイキシャトル
ここに注目!

もともと追い切りで動くタイプではあるが、今回も栗東CWコースで素晴らしい調教を連発しており、休み明けの不安は皆無と言えそうだ。2歳の早い時期から活躍しているが、実際は4月24日という遅めの生まれ。ひと夏を越えての成長力にも期待できる。

前走のオークスでは勝ったソウルスターリングに2秒1も離された13着に敗れたが、レース前から懸念されていた距離への適性が理由だとすれば、芝1800mに距離が短縮される今回は見直しが必要になってくる。18頭立ての8番人気という伏兵的立場で桜花賞を制した馬だが、これまで全8戦の成績は〔3・2・1・2〕。3着以内を外したのは前述したオークスと、休み明けで調教の本数が足りていなかった今年2月クイーンCの4着で、ほとんどのレースで上位争いをしてきた実力と安定感は大きな魅力だ。秋華賞の前哨戦となる今回も、好勝負を演じてくれるだろう。

モズカッチャン

牝3歳

調教師:鮫島一歩(栗東)

  • 父:ハービンジャー
  • 母:サイトディーラー
  • 母の父:キングカメハメハ
ここに注目!

デビュー戦から月1走のペースで走り続けてきた馬。初めて設けられた休養期間で、どこまでパワーアップしているのか気になるところだ。スタートの出遅れ癖はあるが、馬群を恐れずに割ってくることができるタイプ。外枠よりも内枠の方がいいだろう。

重賞初制覇を決めた前々走のフローラSは12番人気という低評価で、勝ち馬ソウルスターリングに次ぐ2着だった前走のオークスも6番人気だった。キャリア6戦で〔3・1・1・1〕という好成績を残しながら、過去に1番人気の支持を受けたことがなく、ステップアップするたびに周囲が強さを認めていくというタイプ。伏兵的立場だった春とは違い、秋は主役級の立場で迎えることになりそうだ。今回の阪神・芝1800mは、3着以内を外した唯一の舞台。デビュー戦で中身ができていなかった当時(6着)との比較は無意味かもしれないが、1度敗れた条件で好結果を出して、現在の実力を誇示したい。

ファンディーナ

牝3歳

調教師:高野友和(栗東)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:ドリームオブジェニー
  • 母の父:Pivotal
ここに注目!

8月30日に栗東坂路で4ハロン52秒8の時計をマーク。この一戦に向けて立ち上げは早く、休み明けの割り引きが必要な大型馬特有の重苦しさも感じられない。跳びの大きい走りをするが、牡馬顔負けのパワーも持っている馬。力の要る馬場も苦にしないはずだ。

500kgを超える牝馬もいるにはいるが、この馬ほど跳びが大きく、かつ力強いフットワークをする馬はなかなかいない。牡馬への挑戦を選択した前走の皐月賞で1番人気の支持を受けたのは、圧勝の連続だった過去3戦の内容を評価されただけではなく、この馬の持つ大物感に期待したファンが多かったからだろう。その皐月賞は7着と結果を残せなかったが、勝ったアルアインとのタイム差は0秒5で、悲観するほどの内容ではないはずだ。今回、阪神・芝の外回りコースを走るのは初めてになるが、前述した本馬のフットワークから合わないわけがない。今回その能力をあらためて示したい。

リスグラシュー

牝3歳

調教師:矢作芳人(栗東)

  • 父:ハーツクライ
  • 母:リリサイド
  • 母の父:American Post
ここに注目!

阪神では芝の外回りコースばかりを走って〔1・2・1・0〕の成績。昨年9月の未勝利(芝1800m)を1分46秒2の2歳コースレコードで勝っており、得意コースと読んで差し支えないだろう。ハイペースのスタミナ比べになった方が、自身の長所を生かせるかもしれない。

3番人気に支持された前走のオークスは5着と、デビュー7戦目で初めて3着以内を外したが、昨年の阪神ジュベナイルフィリーズ、今年の桜花賞と、GⅠで2度の2着があり、実績十分の存在だ。430kg台の馬体は見た目に薄く、他の有力馬と比較すると見劣りするのは否めないが、父は成長力に富むことで知られるハーツクライ。本馬もひと夏を越えての成長が期待できるはずだ。今回は秋華賞への前哨戦というだけではなく、春に足りなかった部分を補うことができているかを確かめる一戦になる。昨年10月のアルテミスS以来となる重賞制覇で本番へ勢いをつけることができれば最高だろう。

ミリッサ

牝3歳

調教師:石坂正(栗東)

  • 父:ダイワメジャー
  • 母:シンハリーズ
  • 母の父:Singspiel
ここに注目!

前走時の馬体重が414kgという、線の細いタイプ。秋華賞を見据えるのであればここでは余力を残しておきたいが、収得賞金的には本レースで3着以内に入って優先出走権を確保したいところ。どの程度の仕上げで出走してくるのか、当日の気配に注目だ。

昨年のオークス馬シンハライトの半妹としてデビュー前から注目を集めていた馬。肉付きのいい馬を出すことが多いダイワメジャー産駒だが、その馬体はディープインパクト産駒の姉と同じく小柄で、末脚の切れを武器にする点も姉に近いと言えそうだ。阪神・芝コースの経験は3走前のチューリップ賞(4着)の1度だけだが、4走前のオープン特別・エルフィンS(京都・芝1600m、3着)で収得賞金の加算に失敗し、間隔を詰めて使わざるを得なかったレースだった。タフな中京の芝でもしっかりと伸び切った前走の1000万下・有松特別(芝1600m)の内容を見れば、直線の長いコース自体を苦にすることは考えづらい。

カラクレナイ

牝3歳

調教師:松下武士(栗東)

  • 父:ローエングリン
  • 母:バーニングレッド
  • 母の父:アグネスタキオン
ここに注目!

過去に挙げた3勝は全て内回りの芝1400m。一瞬の加速力に秀でたピッチ走法の馬で、ゴール前で勢いをなくした桜花賞(4着)のレースぶりが直線の長い外回りコースによるものなら、ひと工夫が必要になるかもしれない。

3連勝で今年3月のフィリーズレビューを制覇し、重賞ウイナーの仲間入り。ハイレベルなメンバーがそろった今年の桜花賞(4着)でも、高評価ができる内容を見せた。だからこそ、1番人気の支持を受けた前走のNHKマイルCで17着という結果は意外だった。東京への長距離輸送が合わなかったのか、じっくりと脚をためる形の競馬でないと力が出し切れないのか、判断は難しいところが、これが能力によるものでないのは確か。休養を経て秋初戦となるここで巻き返したいところだ。スプリンターだった母の影響を強く感じるフットワークと馬体から、芝1800mの距離克服が大きな課題になるだろう。

ブラックスビーチ

牝3歳

調教師:角居勝彦(栗東)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:ビジュアルショック
  • 母の父:Kingmambo
ここに注目!

前走のオークスは9着。折り合いに気を使うタイプではないが、芝2400mへの適性が高かったかと言えば微妙なところ。ベストは2勝をマークする芝1800mだろう。切れるタイプが多いディープインパクト産駒だが、本馬はしぶとさも持ち合わせている。

未勝利(阪神・芝1800m)を勝って挑んだ前々走のオークストライアル・スイートピーS(東京・芝1800m)も制して大舞台へと進んだが、重賞路線で結果を残してきた強敵を相手にしたオークスでは力が通じず、勝ったソウルスターリングから1秒5差の9着に敗れた。とはいえ、初勝利に4戦を要したことを思えば、それ以降の出世は早かったと言えるだろう。父がディープインパクトで母の父がKingmambo、近親にはアグネスデジタルがいる優秀な血統背景を持つ馬。まだ伸びしろも十分にある印象だけに、夏を越えての成長がどれだけ見られるのか、楽しみな秋初戦を迎える。

(松浪 大樹)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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