今週の注目レース

関屋記念(GIII)

新潟競馬場 1600m(芝・外)別定 3歳以上オープン

出走馬情報

ウインガニオン

牡5歳

調教師:西園正都(栗東)

  • 父:ステイゴールド
  • 母:チャンネルワン
  • 母の父:ポリッシュネイビー
ここに注目!

前走の中京記念では、2番手追走から早めに抜け出し、後続の末脚を完封。3連勝を飾ると共に待望の重賞初制覇を達成した。ここまで芝の左回りコースでは10戦して7勝。右回りの11戦1勝とは対照的な数字で、今回、左回りの新潟ならV4も十分に可能だろう。

「前走の中京記念(1着)はいつもより少しダッシュが鈍く、逃げるレースができませんでしたが、2番手からでも上手に運べたので、収穫の大きな一戦でした。これで3連勝となり、こちらが考えている以上に地力強化しているようです。レース後は関屋記念を目標に調整を進めています。疲れもなく好調をキープしていますし、左回りコースのマイル戦はぴったりの条件なので、今回も好勝負が期待できるでしょう」と、陣営は本馬の本格化をアピールした。ここまで中京で3勝、新潟で2勝、東京で2勝という典型的なサウスポー。今回、重賞連勝へ向けて視界は明るい。

メートルダール

牡4歳

調教師:戸田博文(美浦)

  • 父:ゼンノロブロイ
  • 母:イグジビットワン
  • 母の父:Silver Hawk
ここに注目!

前走の1600万下・多摩川S(東京・芝1600m)を勝利し、勢いに乗っている一頭だ。今回はオープンクラスへの昇級初戦になるが、ここまでGIIIで3度の3着があり、格下の印象はない。前々走の新潟大賞典(3着)の内容から、新潟・芝コースも問題ない。

「前走の1600万下・多摩川Sは初めてのマイル戦でしたが、強い内容で勝ってくれたので、今後の選択肢が広がりました。今回は昇級初戦になりますが、前々走の新潟大賞典で3着に好走していますから、それほど不安はありません。体調も引き続き良好ですし、直線の長い新潟・芝へのコース替わりも歓迎材料です。ここで重賞のタイトルを獲得して、飛躍を遂げてほしいです」と、厩舎サイドは本馬のケアに全力を注いでいる。まだ4歳で成長の余地を残しており、今後の活躍が楽しみな一頭。前走を勝利して上昇気流に乗った今なら、重賞初制覇も難しくはないだろう。

ブラックムーン

牡5歳

調教師:西浦勝一(栗東)

  • 父:アドマイヤムーン
  • 母:ロイヤルアタック
  • 母の父:ジェネラス
ここに注目!

前々走のオープン特別・米子S(阪神・芝1600m)を1分31秒9のコースレコードで優勝。今回のメンバーに入っても瞬発力では一二を争う存在だ。1番人気の支持を受けた前走の中京記念は3着に敗れたが、直線の長い新潟・芝の外回りコースであらためて期待したい。

「前走の中京記念(3着)は、レース直前の雨により水分を含んだ馬場コンディション(発表は良馬場)を気にしたのか、この馬らしい瞬発力を発揮できませんでした。それでも、最後の直線では長くいい脚を使って3着まで追い上げてくれたので、次につながる内容は残せたと思います。引き続き体調は上々ですから、切れ味の生きる新潟・芝の外回りコースで重賞のタイトルを取りたいと思います」と、厩舎スタッフは本馬の末脚に信頼を寄せている。前走は1番人気の支持に応えることができなかったが、マイラーとして豊かな才能を示している一頭。ここであらためて重賞タイトルを狙う。

ヤングマンパワー

牡5歳

調教師:手塚貴久(美浦)

  • 父:スニッツェル
  • 母:スナップショット
  • 母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!

前走の安田記念は16着に敗れたが、昨年の本レースを含むマイル重賞3勝の実績は、今回のメンバーの中でも上位のものがある。この中間はひと息入れて立て直されており、関屋記念連覇の可能性は十分だ。

「前走の安田記念(16着)が案外の内容だったため、ひと息入れて立て直しました。関屋記念に照準を合わせて乗り込んでいるので、上々の出走態勢が整うでしょう。昨年のこのレースを勝ったように、左回りコースの芝1600mはベストの条件です。レース展開への注文もつかないので、連覇を達成できればいいですね」と、陣営は看板ホースの仕上げに懸命な様子だ。まだGIでの好走歴がなく、ビッグタイトルを手にするためにはもう一段階力を付けたいところ。相性の良い新潟・芝コースで連覇を目指す本馬の走りから目が離せない。

ロードクエスト

牡4歳

調教師:小島茂之(美浦)

  • 父:マツリダゴッホ
  • 母:マツリダワルツ
  • 母の父:チーフベアハート
ここに注目!

一昨年の新潟2歳S、昨年の京成杯オータムHとここまで重賞2勝。昨春のNHKマイルカップでは2着に入っており、芝マイル路線での活躍が目を引く一頭だ。今回は休養明け2戦目で体調アップが見込めるだけに、優勝候補に挙げられるだろう。

「前走のオープン特別・パラダイスS(東京・芝1400m、5着)は、約7か月の休養明けに加えて、落ち着いた流れになりましたから、あそこまで追い上げるのが精一杯でした。それでも、勝ったウインガニオンとは0秒4差で走っていたので、今回につながる競馬はできたと思います。実戦を1度使ったことで調教の動きが良くなっていますし、相性のいい新潟・芝コースに替わる点もプラス材料でしょう。ここで重賞タイトル数を加算して、秋には大きな舞台に立たせたいです」と、厩舎スタッフは本馬の上昇を強調していた。夏場に良績を残す一頭で、ここはV候補の一角と言えそうだ。

ダノンプラチナ

牡5歳

調教師:国枝栄(美浦)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:バディーラ
  • 母の父:Unbridled's Song
ここに注目!

2014年の朝日杯フューチュリティSを豪快に差し切って優勝したGIホース。その後はなかなか順調にレースを使えず、今回も約9か月半の長期休養明けになるが、最終追い切りの動き次第で注目が必要になってくるだろう。

「休養の期間が長くなりましたが、7月上旬から美浦トレーニング・センターで乗り込みを進めています。まだ馬体にいくらか余裕は感じられますが、調教の動きがひと追いごとに良くなっているので、出走態勢は整うでしょう。順調に使われている馬たちと比較すると分が悪い面はありますが、2015年の富士Sを約6か月の休養明けで勝ったように、初戦から力を出せるタイプです。まだまだ活躍を期待している一頭なので、楽しみにしています」と、陣営はGIホースの復活を心待ちにしている。順調に実戦を消化できれば再びビッグタイトル獲得も可能なはず。ブランクが長くても侮れない。

マイネルハニー

牡4歳

調教師:栗田博憲(美浦)

  • 父:マツリダゴッホ
  • 母:ブライアンハニー
  • 母の父:ナリタブライアン
ここに注目!

昨年春にスプリングSで2着に入り、同年秋にはチャレンジCを優勝。今夏もエプソムC3着、オープン特別・福島テレビオープン(福島・芝1800m)2着と、堅実なレースを続けている。少し時計を要す展開が理想だが、軽快な先行力と粘り強さには目が離せない。

「前走のオープン特別・福島テレビオープン(2着)は、スローペースの展開になり、最後は切れ味の差が出た印象です。ただ、疲れがあった今年2月の小倉大賞典(16着)以外は安定して走ってくれているので、好調を維持して臨めそうな今回も期待は大きいです。ベストの距離は芝1800mかもしれませんが、芝1600mにも対応可能なタイプです。少し時計のかかる決着になれば、勝機を見いだせるでしょう」と、厩舎サイドは本馬の充実を感じ取っている。芝2000m以上の距離では少しパフォーマンスが落ちる印象だが、芝1800mまでなら安定したレースができる馬。ここも上位進出が期待できそうだ。

ウキヨノカゼ

牝7歳

調教師:菊沢隆徳(美浦)

  • 父:オンファイア
  • 母:アドマイヤダッシュ
  • 母の父:フサイチコンコルド
ここに注目!

前々走の福島牝馬Sでは、最後の直線で大外を伸びて差し切り、自身3度目の重賞制覇を達成。前走のヴィクトリアマイルはスムーズさを欠いて9着に敗れたが、勝ち馬とのタイム差は0秒6で、着順ほど内容は悪くなかった。今回、巻き返しが十分に可能だろう。

「秋になってからの始動を考えていましたが、放牧から戻った後の乗り込みが順調に進んでいることもあって、関屋記念への出走を決めました。前走のヴィクトリアマイル(9着)は最後の直線で少し窮屈になるシーンがあって伸びを欠きましたが、タイム差はそれほどなかったので、悲観はしていません。7歳でもまだ年齢的な衰えは感じませんから、牡馬相手の重賞でも楽しみです」と、厩舎サイドは本馬の仕上げに懸命だ。2013年クイーンC、2015年キーンランドC、2017年福島牝馬Sと、ここまで重賞3勝をマーク。幅広い距離で活躍を見せるベテラン牝馬が、虎視眈々と優勝を狙っている。

(片野 昌一)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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