今週の注目レース

関屋記念(GIII)

新潟競馬場 1600m(芝・外)別定 3歳以上オープン

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シリーズチャンピオンを目指すマイラーが新潟に集結

2012年のサマーマイルシリーズ創設以降のチャンピオン4頭(2012年、2016年は該当馬なし、2015年は2頭が同点優勝)は、いずれもこの関屋記念が終了した時点で合計11ポイントを獲得していた。シリーズの第2戦とはいえ、チャンピオン争いの行方を占う重要な一戦だ。今回は過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみたい。

GIで6着以内に入った経験のある馬が優勢

過去10年の3着以内馬延べ30頭中19頭は、JRAのGIで6着以内に入った経験のある馬だった。該当馬は3着内率30.6%と好走率も優秀だ。まずはビッグレースで6着以内に入ったことがある馬に注目すべきだろう。〔表1〕

〔表1〕JRAのGIで6着以内に入った経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 10-4-5-43 16.1% 22.6% 30.6%
なし 0-6-5-87 0% 6.1% 11.2%

大敗直後の馬は割り引きが必要

過去10年の3着以内馬延べ30頭中23頭は、前走の着順が「8着以内」だった。一方、「9着以下」だった馬は3着内率10.4%と苦戦している。前走で大敗していた馬は評価を下げたい。〔表2〕

〔表2〕前走の着順別成績(過去10年)
前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
8着以内 7-8-8-70 7.5% 16.1% 24.7%
9着以下 3-2-2-60 4.5% 7.5% 10.4%

なお、前走の着順が「9着以下」だった馬のうち、そのレースがJRAのGI以外のレースだった馬の優勝例はなく、3着内率も7.3%にとどまっている。前走がJRAのGIだった馬を除くと、大敗直後の馬が巻き返す可能性はさらに低くなるので注意したいところだ。〔表3〕

〔表3〕前走の着順が「9着以下」だった馬の、そのレースの条件別成績(過去10年)
前走の条件 成績 勝率 連対率 3着内率
JRAのGI 3-0-0-9 25.0% 25.0% 25.0%
その他のレース 0-2-2-51 0% 3.6% 7.3%

中京記念で好走していた馬は信頼できない

サマーマイルシリーズが創設された2012年以降の関屋記念では、「前走が中京記念で4着以内に入っていた」という馬が延べ12頭出走して全て4着以下に敗れている。同じサマーマイルシリーズの対象レースだが、第1戦の「中京記念」で好走していた馬は過信禁物と見るべきだろう。〔表4〕

〔表4〕前走が中京記念だった馬の、中京記念での着順別成績(過去5年)
前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
4着以内 0-0-0-12 0% 0% 0%
5着以下 2-2-1-19 8.3% 16.7% 20.8%

なお、同じく2012年以降に限ると、前走中京記念組で3着以内に入った5頭は、いずれも中京記念での単勝人気が「5番人気以内」だった。ちなみに、「前走の中京記念で5着以下、かつ5番人気以内」だった馬は、同期間内で〔2・2・1・2〕(3着内率71.4%)と非常に堅実だ。中京記念で上位人気に応えられなかった馬は高く評価すべきかもしれない。〔表5〕

〔表5〕前走が中京記念だった馬の、中京記念での単勝人気別成績(過去5年)
前走の単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
5番人気以内 2-2-1-6 18.2% 36.4% 45.5%
6番人気以下 0-0-0-25 0% 0% 0%

年明け以降の実績がポイント

サマーマイルシリーズが創設された2012年以降の3着以内馬延べ15頭中13頭は、「同年のJRAのオープンクラス」で連対経験がある馬だった。一方、その経験がなかった馬は優勝例がなく、3着内率も4.9%にとどまっている。近年の傾向を重視するなら、同年のJRAのオープンクラスで連対実績がない馬は評価を下げるべきだろう。〔表6〕

〔表6〕同年のJRAのオープンクラスでの連対経験の有無別成績(過去5年)
連対経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 5-4-4-28 12.2% 22.0% 31.7%
なし 0-1-1-39 0% 2.4% 4.9%
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「東京・芝1600mのGI」で好走したことのある馬に注目

過去5年の優勝馬5頭は、いずれも「東京・芝1600mのGI」で6着以内に入った経験がある馬だった。今回と同じ左回りコースのマイルGIで上位に食い込んだことがある馬は信頼できるようだ。なお、この5頭は「同年のJRAのオープンクラス」で連対経験があった点も共通している。ちなみに、これらの5頭は〔表2〕、〔表3〕もしくは〔表4〕ならびに〔表5〕で取り上げた傾向からも強調できる馬だったので、前走の内容もしっかりとチェックしておきたい。〔表7〕

(伊吹雅也)

〔表7〕優勝馬の「東京・芝1600mのGIでの最高着順」「同年のJRAのオープンクラスでの最高着順」(過去5年)
年度 優勝馬 東京・芝1600mのGIでの最高着順 同年のJRAのオープンクラスでの最高着順
2012年 ドナウブルー 2着(2012年ヴィクトリアマイル) 1着(京都牝馬S)
2013年 レッドスパーダ 2着(2009年NHKマイルC) 1着(パラダイスS)
2014年 クラレント 3着(2012年NHKマイルC) 2着(京王杯SC)
2015年 レッドアリオン 4着(2013年NHKマイルC) 1着(読売マイラーズCほか)
2016年 ヤングマンパワー 6着(2015年NHKマイルC) 2着(谷川岳Sほか)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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