出走馬情報

キタサンブラック

牡5歳

調教師:清水久詞(栗東)

  • 父:ブラックタイド
  • 母:シュガーハート
  • 母の父:サクラバクシンオー
ここに注目!

他の馬とは首の太さや胸回りの厚さがまるで違う。それでいて重苦しさがまるでなく、長距離向きのスラッとした体型に見えるのだから、やはり規格外の馬と考えるべきだろう。GI のパドックでも落ち着いた周回ができる馬で、精神面の素晴らしさも際立っている。

10万票を超えてのファン投票1位が示すように、誰もが認めるスターホース。前走の天皇賞(春)を制覇し、GI 勝利も5度目となった。前々走の大阪杯も勝っている本馬が宝塚記念を制覇すれば、今年から設定された、同一年度に大阪杯、天皇賞(春)、宝塚記念のすべての競走に優勝した馬へ交付される褒賞金(内国産馬なので2億円)を受け取ることができる。その最初の年に、このような馬が登場するのも巡り合わせと言えるだろう。秋にはフランスの凱旋門賞(G1)挑戦の話題も出ているが、まずは昨年3着に惜敗した宝塚記念をきっちりと勝ちたいところ。レースを作りやすい手ごろな頭数で、この馬の能力を存分に発揮できる状況にあるだけに、偉業達成の可能性はかなり高そうだ。

シュヴァルグラン

牡5歳

調教師:友道康夫(栗東)

  • 父:ハーツクライ
  • 母:ハルーワスウィート
  • 母の父:Machiavellian
ここに注目!

10kg減の474kgで出走した前々走の阪神大賞典(2着)から、さらに6kg絞り込んだ馬体が前走の天皇賞・春(2着)での468kg。おそらく、このぐらいの数字がベストだろう。ハードなレースだった前走の疲れは心配だが、大幅な馬体減がなければ、ここも力を発揮できるだろう。

前走の天皇賞(春)は勝ったキタサンブラックから0秒2差の2着。GI 初制覇とはならなかったが、勝負どころの位置取りがひと息で、着順は3着でも勝ち負けに加われなかった印象が強い昨年と違い、今年はキタサンブラックを視界に入れる位置で競馬を進められていた。力を出し切るレースができたということは、そのまま本馬が成長した証明と言っていいはずだ。全6勝中5勝を芝2400m以上の距離で挙げており、以前の本馬なら今回の芝2200mが不安材料に思えるが、レース運びが格段と上手になり、充実期に入った現在なら話は別。加えて、ペースが上がりにくい手ごろな頭数も歓迎材料だろう。念願のGI タイトルに手が届くかもしれない。

サトノクラウン

牡5歳

調教師:堀宣行(美浦)

  • 父:Marju
  • 母:ジョコンダII
  • 母の父:Rossini
ここに注目!

前走の大阪杯は6着に敗退。連覇を飾った前々走の京都記念とは対照的な走りで、後方からの競馬で6着だった昨年の宝塚記念を踏まえると、今回も阪神・芝の内回りコースへの対応が鍵になりそうだ。時計のかかる馬場コンディションになるのは歓迎のタイプだろう。

3走前の香港ヴァーズ(G1、シャティン・芝2400m)を制し、初のビッグタイトルを獲得。2着に負かした相手が直前にBCターフ(G1)を勝っていたハイランドリールだったこともこの勝利の価値を高めており、今や芝12ハロン路線で世界トップクラスのネームバリューを持っていると言っていいだろう。帰国後は、前々走の京都記念を勝利して同レース連覇を達成。今年の好スタートを切ったが、3番人気の支持を受けた前走の大阪杯では、直線手前で早々に手応えが怪しくなり、優勝争いに顔を出せないまま6着に敗れた。今回は巻き返しを期す一戦となるだけに、モチベーションは高そうだ。

シャケトラ

牡4歳

調教師:角居勝彦(栗東)

  • 父:マンハッタンカフェ
  • 母:サマーハ
  • 母の父:Singspiel
ここに注目!

骨折の影響でデビューが遅れ、3歳時の昨年はソエの影響もあり、レース間隔を十分にとって出走していた。脚元のチェックは現在も入念に行われていて、不安はほとんどない状態。最終追い切りをしっかりと消化できていれば、不安のない状態と捉えていいだろう。

GI 初挑戦となった前走の天皇賞(春)は9着。一線級の壁に跳ね返された格好ではあるが、前走がまだキャリア7戦目という馬。芝3200mの距離、58kgの斤量も初めてだった。むしろ、デビュー6戦目でGII の日経賞を勝ったことが能力の高さの証明で、それも、中山・芝2500mで不利と言われる外枠(7枠13番)を克服しての勝利。持っている能力が高いことは間違いなく、競走馬としてさらなる成長を果たしていけば、GI 制覇のチャンスは訪れるはずだ。今回は過去に勝ち鞍がある阪神・芝2200mに舞台が替わるので、前走よりもパフォーマンスを上げてくる公算が大きい。GI を経験した本馬がここでどんな走りを見せるのか、注目だ。

ゴールドアクター

牡6歳

調教師:中川公成(美浦)

  • 父:スクリーンヒーロー
  • 母:ヘイロンシン
  • 母の父:キョウワアリシバ
ここに注目!

結果こそ伴わなかったものの、馬体が絞れた前走(天皇賞・春、7着)時のシルエットは悪くなかった。課題はレース前の精神面。パドックでテンションが上がるのはいつものことだが、あまりにも過剰だと気になってくる。

スタートで出遅れ、本来の先行策が取れなかった前走の天皇賞(春)7着の敗因は明確だが、そこに至る過程に関してはしっかりと検証しておきたい。昨年秋からパドックでホライゾネットを着用しているが、レース前にテンションが上がるところがある。陣営によれば、輸送の距離や競馬場に関係なく、観客を前にするとスイッチが入ってしまうとのことで、これが最近の安定しない成績に影響しているようだ。一昨年の有馬記念を勝ったグランプリホースで、持っている能力はここでも引けを取らない。中山で見せた走りを思えば、阪神・芝内回りのコース形態も合っているはずだ。本来の力を発揮できれば、巻き返しが可能だろう。

ミッキーロケット

牡4歳

調教師:音無秀孝(栗東)

  • 父:キングカメハメハ
  • 母:マネーキャントバイミーラヴ
  • 母の父:Pivotal
ここに注目!

前走(大阪杯7着)のレース後と、放牧から帰ってきて以降にゲート練習をしっかりと消化しており、陣営はスタートが最大の鍵と見ているようだ。馬体重が減りやすい時季だけに、少し余裕のある状態で帰厩できた点はプラス材料だろう。きっちりと仕上がってくるはずだ。

4着だった前々走の京都記念に続き、前走の大阪杯でも先行策が取れず7着に敗退。ただ、スタートで出遅れた前々走と違い、前走ではスピードの乗りこそひと息だったものの、ゲート自体はスムーズに出ており、発馬練習の効果をある程度は感じられた。今回は、前走と同じ阪神・芝の内回りコースでも、スタートから最初のコーナーまでの距離がある2200mに舞台が替わる。加えて、手ごろな頭数もプラスに働く可能性が高い。昨年の神戸新聞杯(2着)で勝ったサトノダイヤモンドにクビ差まで迫り、今年の日経新春杯でシャケトラ(2着)に勝利した能力は、ここでも通用するはずだ。

レインボーライン

牡4歳

調教師:浅見秀一(栗東)

  • 父:ステイゴールド
  • 母:レーゲンボーゲン
  • 母の父:フレンチデピュティ
ここに注目!

440kg前後と牡馬にしてはコンパクトな馬体だが、血統的にはパワータイプ。実際に、時計のかかる馬場コンディション(稍重)になった昨年の札幌記念で3着と結果を出している。今回も雨が降るようなら一発がありそうだ。

勝負どころの4コーナーから直線にかけて進路を見つけられなかった前々走の日経賞は、不完全燃焼のイメージがある4着。折り合いに専念し、直線勝負に徹したにしては末脚の伸びがひと息だった前走の天皇賞・春(12着)は、距離が長すぎたように見えた。もともと芝1600mで重賞初制覇(昨年のアーリントンC)を果たしたスピードの持ち主。昨年の菊花賞で2着に好走した成績はあるが、この時は同世代同士の一戦だったため、距離を能力でカバーできたのだろう。折り合いの不安が薄くなる中距離戦の方が本馬の能力を存分に発揮できるはずで、芝2200mの宝塚記念でどんなパフォーマンスを見せるのか、楽しみだ。

ミッキークイーン

牝5歳

調教師:池江泰寿(栗東)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:ミュージカルウェイ
  • 母の父:Gold Away
ここに注目!

牡馬相手のGI では結果を出せていないが、この宝塚記念は、昨年の優勝馬マリアライトをはじめ牝馬が結果を出すことも少なくない。本馬は、阪神・芝コースで〔3・3・0・0〕の好成績をマーク。内回りコースで勝った経験もあるだけに、ここで好走しても驚けない。

一昨年のオークスと秋華賞を勝った二冠馬。今年の阪神牝馬Sで秋華賞以来となる重賞勝利を飾るなど、5歳になっても能力の衰えを感じさせない。ただ、1番人気に支持された前走・ヴィクトリアマイルの敗因がわからないのが気になるところだ。時計のかかる馬場コンディション(稍重)を気にするタイプではなく、昨年のヴィクトリアマイル2着、前述の阪神牝馬S優勝の成績から、芝1600mの距離も守備範囲だったはず。本馬より後ろからレースを進めた馬たちが上位にきているのだから、展開が向かなかったわけでもなさそうだ。ただ、状態そのものは一頓挫があった昨秋よりもよく見えるので、ここは巻き返しが期待される。

(松浪 大樹)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

ページトップへ戻る
表示モード: