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今年も桜花賞トライアルの中で注目度は1番手!「第17回 チューリップ賞(桜花賞トライアル)」
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出走馬情報



アパパネ

2月18日に栗東トレーニング・センター入り。今回のレースだけでなく、本番の桜花賞まで約2か月の長い滞在になるが、昨年末にも同様の経験をしているだけあって、すでに環境に順応しているのは心強い。迫力満点の末脚が1番のセールスポイントだが、前走の阪神ジュベナイルフィリーズでは、大外18番枠をそつなくさばいた自在性も兼備している馬。好仕上がりでの復帰戦とあれば、好勝負を期待してもいいはずだ。


オウケンサクラ

中1週の日程や強力な相手関係よりも、1600mの距離を優先して決められた今回の出走。「短い距離は走らせたくない。桜花賞の次のオークスまで考えている馬だし、このメンバーで権利を取ってこそ本番が楽しみになる」と、音無秀孝調教師は語っていた。出走を予定していたエルフィンSをフレグモーネで自重し、前走500万下のこぶし賞(京都・芝1600m、1着)は、やや追い足りない状態だった。だからこそ勝ち切った意味は大きく、また、前走を使った上積みもかなり見込めそうだ。


ヴィクトリーマーチ

前走のエルフィンS(京都・芝1600m)は2着に敗れたが、内外のコース取りの差が最後の半馬身差となった印象。メイクデビュー京都(芝1600m)を勝ち上がった直後の格上挑戦だったという背景を思えば、今後に向けてめどが立った一戦と言えるだろう。素質が一級品なのは間違いなく、桜花賞でも有力候補となる可能性を秘めた馬だが、まだ1勝馬の身というのが大きなネック。今回に関しては、是が非でも桜花賞の優先出走権獲得という結果が欲しいところだ。



ワイルドラズベリー

レース間隔をあけながら使われてきている馬だが、デビューからの3戦すべてで高いパフォーマンスを見せてきた。特に中間の調教を強化し、マイナス4キロでも馬体はむしろたくましくなっていた前走の紅梅S(京都・芝1400m)は、直線で鞍上の浜中俊騎手が追い出しを待つほどの余裕がある勝ちっぷり。中尾秀正調教師も「こういう馬が大きいレースに行くんだね。夢が広がる内容だった」と、大きな手応えを感じているようだ。試金石となる今回のレースでも、楽しみの方が大きい。


ベストクルーズ

勝ち鞍は未勝利(京都・芝1600m)のわずか1勝ながら、ファンタジーS2着、阪神ジュベナイルフィリーズ3着と、レースのレベルが上がってもパフォーマンスが落ちない、超堅実派。しかし、同じ松田博資厩舎のタガノエリザベートと併せ馬をすれば、常に遅れてしまう“実戦タイプ”という背景もまた面白い。「こんな馬は珍しいよ。どこで力を入れるべきか、わかっているみたいだ」と、苦笑する松田博資調教師。今回も、大崩れすることなく上位争いに加わってくるだろう。


エーシンリターンズ

昨年暮れの未勝利(阪神・芝1800m)を快勝後、続く前走のエルフィンS(京都・芝1600m)ではヴィクトリーマーチの追撃を半馬身退け、2勝目をマーク。オープン特別を勝っての収得賞金の加算は、先を見据えた調整ができるという点でも、かなりのアドバンテージと言える。母エイシンサンサンは小倉3歳S(現小倉2歳S)の勝ち馬だが、息の長い活躍をした馬で、6歳(現5歳)時に2勝をマーク、エリザベス女王杯で3着に入るなど、現役後半期の方が成績は充実していた。馬体、走りともに母の面影を残す同馬も、真価を発揮するのはこれからのはずだ。



オメガブルーハワイ

乗り込み十分、馬体も完璧に仕上がっていたとはいえ、前走の500万下(京都・芝1400m)は、昨年11月のメイクデビュー東京(芝1400m、1着)以来となる約3か月ぶりの実戦だった。そのハンデをものともせずに勝ち切った同馬の能力は、想像以上のものがありそうだ。2戦2勝と負け知らずの成績で、初の重賞挑戦を迎える今回。一気の相手強化に加え、200mの距離延長と超えるべきハードルは高いが、優れた競馬センスを備えるこの馬なら克服も十分に可能だろう。


ラフォルジュルネ

ファンタジーSを勝ったタガノエリザベートに、重賞で好勝負を続けるベストクルーズと、3歳牝馬戦線で有力馬が揃っている松田博資厩舎。その第3の馬にして、真打ち的な存在と言えるのがこの馬だろう。3戦目の未勝利(京都・芝2200m)は意表を突く“逃げ”に出て、5馬身差の圧勝。どんなレースもできる自在性をアピールしたのは大きい。最大目標はオークスに置いているようだが、ここで優先出走権を獲得するようなら桜花賞でも主役争いの1頭になってくるはずだ。
 


阪神ジュベナイルフィリーズや桜花賞と同じく、阪神競馬場の外回りコース・芝1600mを舞台に行われるチューリップ賞。両レースと関連が深いのも当然だろう。特に桜花賞との結びつきは強く、チューリップ賞出走馬が桜花賞で連対できなかったのは、過去10年で2002、2005、2008年の3度のみ。最も重要なトライアルレースとしてのポジションをしっかりと確立している。例年以上の好メンバーが揃った今年は、特に見逃せない一戦となりそうだ。

最大の注目馬は、3連勝で阪神ジュベナイルフィリーズを制覇し、昨年度のJRA賞最優秀2歳牝馬に選ばれたアパパネ(牝3・国枝栄)だろう。栗東トレーニング・センターに滞在してレースに臨むのは前走時と同様で、長距離輸送による不安は今回も考えなくていい。目標はあくまで次の桜花賞とはいえ、ここで好結果を残して、本番に臨みたいところだろう。まずは、その走りに注目したい。

オウケンサクラ(牝3・音無秀孝)は、前走500万下のこぶし賞(京都・芝1600m)を制して2勝目をゲット。収得賞金の加算に成功したことで、今後のローテーションを組みやすくなったのは大きい。未勝利(京都・芝1800m)、こぶし賞ともに、強力な牡馬を負かしての2連勝は、高く評価できる。重賞の壁に泣く素材ではないはずだ。

1番人気に支持された前走のエルフィンS(京都・芝1600m)では、惜しくもエーシンリターンズの半馬身差2着に敗れたヴィクトリーマーチ(牝3・大久保龍志)だが、潜在能力の高さを改めて示した一戦とも受け取れる。1勝馬の身で、このままでは桜花賞出走は絶望的。ここで3着までに入り、優先出走権がどうしても欲しい1頭だ。

ワイルドラズベリー(牝3・中尾秀正)は、ここまで3戦2勝2着1回のほぼパーフェクトな成績。特に着差以上の強さを見せた前走の紅梅S(京都・芝1400m、1着)の走りは圧巻で、重賞の強力メンバーが相手でも、期待の方が大きい。

勝てないまでも、常に上位争いを演じてきたベストクルーズ(牝3・松田博資)。前々走のファンタジーSで勝ち馬から0秒1差の2着、前走の阪神ジュベナイルフィリーズでは勝ったアパパネから0秒2差の3着に好走しており、その堅実さは高い評価が必要だろう。実戦タイプの馬で、追い切りの動きは平凡だが、これがこの馬のスタイルでもある。

前走のエルフィンSを制して挑んでくるエーシンリターンズ(牝3・坂口正則)は、走るたびに強さを増している印象。阪神・外回りコースでは、前々走の未勝利(芝1800m)を快勝しており、適性が高そうだ。

メイクデビュー東京(芝1400m)、500万下(京都・芝1400m)を連勝し、2戦2勝と底を見せていないオメガブルーハワイ(牝3・笹田和秀)は、高い競馬センスの持ち主。武豊騎手とのコンビ復活で、桜花賞の優先出走権獲得を狙う。

前走の未勝利(京都・芝2200m)で2着馬を5馬身突き放す圧巻の逃げ切り勝ちを演じたラフォルジュルネ(牝3・松田博資)は、スケールの大きさが際立つ注目の1頭。ここで桜花賞の優先出走権を獲得するようなら、本番でも怖い存在になりそう。

(松浪大樹)

ご注意:当コーナーの情報は、制作段階の情報に基づき制作されております。出走回避などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。