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出走馬情報



ヒカルアマランサス

前走の愛知杯は直線で鋭く追い込んだものの、勝ち馬から0秒1差の4着に惜敗。1000m通過タイムが61秒5という典型的な前残りの展開だったが、自身の上がり3ハロン34秒3(推定)は、3着のメイショウベルーガと同じ出走馬中最速タイムだった。そのメイショウベルーガが次走で日経新春杯を快勝したことから、この馬の末脚の切れも高い評価が必要だろう。今回の舞台は、末脚の切れを活かすのに絶好の京都・外回りコース。初重賞制覇への条件は揃っている。


ワンカラット

2009年のフィリーズレビューを勝ち、続く桜花賞で4着、NHKマイルC6着と、レベルの高い現4歳牝馬世代でも上位にランクされる1頭。ベストの条件で3番人気と高い支持を受けた前走の阪神Cは、期待に応えることができずに16着と惨敗を喫したが、これは向正面で他馬に挟まれ、リズムが乱れてしまったことが敗因。また、プラス14キロと大幅な馬体増で体に余裕があったのも響いたか。牝馬限定重賞の今回、馬体が絞れていれば、巻き返しは十分に可能だろう。


ザレマ

今春の引退が予定されているとあって、昨秋の京成杯オータムHに続く2つ目の重賞タイトルをなんとか獲らせたいというのが厩舎サイドの思い。同馬を熟知している安藤勝己騎手が昨夏のクイーンS(2着)以来の手綱を任されたことに、陣営のこのレースに懸ける強い意欲を感じる。この京都牝馬Sへの参戦は今回が3回目で、2008年は2着、2009年は3着と勝ち切れていないものの、惜しい競馬を続けてきた相性のいいレース。三度目の正直となるか、注目したい。



レインダンス

ウオッカに先着した2007年の秋華賞2着以来、16戦して3着以内に入ったのはわずかに2回のみ。この馬の潜在能力を考慮すれば、あまりに物足りない結果だが、その2戦がともに京都・芝1600mだったというのは、注目すべきポイントだ。前走後の藤岡康太騎手は「集中力がしっかりと持続する、ちょうどいい距離がマイルなのかも」と、好走の要因がメンタル面にあることを指摘。適条件となる今回のレースへの期待は、もちろん大きい。


ブラボーデイジー

府中牝馬S17着、エリザベス女王杯16着と秋の2戦は大敗したが、これは流れがあまりにも不向きだったため。マイペースで逃げることができた前走の愛知杯では、リトルアマポーラのクビ差2着と巻き返しに成功。福島牝馬Sを勝ち、ヴィクトリアマイルで2着に入った実力を改めて証明している。予定していた京都金杯は出走取消となったが、この中間の熱心な調整を見れば、状態面の不安は考えなくていいだろう。


レジネッタ

2008年の桜花賞を勝ち、続くオークスでも3着。本来なら牝馬路線の王道を歩んでいるはずの馬だが、ローズS3着以後の11戦で3着以内に入ったのは、2009年の府中牝馬S(3着)のわずかに一度きり。しかも、そのレースはハイペースの展開に乗じての3着だった。牝馬限定重賞で、末脚を発揮しやすい京都の外回りコースの芝1600mと条件は揃うだけに、なんとかきっかけをつかみたいところだろう。



ベストロケーション

母は牡馬相手の重賞で5勝を挙げた女傑ダイナアクトレス。重賞をそれぞれ2勝したステージチャンプ・プライムステージの半妹という良血馬だ。完勝だった前走1600万下の市川S(中山・芝1200m)のように馬場が渋った方がいいタイプだろうが、過去5戦でメンバー中最速の上がり3ハロンタイム(推定)を3度マークしているように、決め手も兼備している馬。むしろポイントは、2007年秋の新馬(3着)以来の挑戦となる、芝1600mをこなせるかどうかになりそうだ。


 


この京都牝馬Sは、過去10年で1番人気の馬が2勝3着2回、2番人気の馬が2勝2着2回3着2回と、上位人気馬はいまひとつの成績に対して、6番人気以下の馬が3着以内に10頭も入っているように、波乱含みの一戦であることは間違いない。4コーナーで馬群がばらけやすく、直線が長い京都競馬場の外回り・芝1600mは、どの馬も力を発揮しやすい本格派のコース。各馬の能力をじっくりと見極める必要があるレースと言えそうだ。

重賞タイトルホルダーが顔を揃えた1戦にあって、まだ1600万下クラスのヒカルアマランサス(牝4・池江泰郎)は格下の存在。だが、ここまでのキャリア7戦で見せた走りは、無限の可能性を感じさせるものだ。追い切りの動きは相変わらず素晴らしいもので、現在こそが同馬の成長期。前走の愛知杯(4着)以上の走りを期待していいはずだ。

同じ4歳世代でも、ワンカラット(牝4・藤岡健一)はすでに2009年のフィリーズレビューを勝った実績上位馬。前走の阪神Cは16着と惨敗を喫してしまったが、リズムに乗れなかっただけで、あれが本来の姿ではないはずだ。牝馬限定重賞なら、見直しが必要だろう。

3年連続での京都牝馬S参戦となるザレマ(牝6・音無秀孝)。2008年2着、2009年3着と、惜しい競馬でタイトルを逃している。昨秋の京成杯オータムHを勝ち、重賞ウイナーとして参戦する今回は、なにより結果が欲しいところだ。

レインダンス(牝6・宮徹)は、前走の京都金杯3着で久々にこの馬らしい走りを見せた。昨年のこのレースでも7番人気ながら、2着に好走している。前走に引き続き、ベストの京都・芝1600mが舞台なら、重賞初制覇も期待できそう。

前走の愛知杯2着で存在感を見せたブラボーデイジー(牝5・音無秀孝)は、今回も展開が鍵となる。追い切りの動きは上々で、京都金杯を取り消した影響は感じられない。

レジネッタ(牝5・浅見秀一)は、2008年の桜花賞を制したクラシックホースだが、その後は勝ち星から遠ざかっている。ここで復活への足がかりをつかみたいところだろう。

1000万下の須賀川特別(福島・芝1200m)、1600万下の市川S(中山・芝1200m)と、2連勝で挑んでくるベストロケーション(牝5・鹿戸雄一)は、今後に期待が持てる良血馬。重賞初挑戦で距離延長を克服するようなら、府中の大舞台が楽しみな存在となりそう。

昨年のこのレースを制したチェレブリタ(牝5・荒川義之)は、そのあとの4戦がひと息の結果。しかし、前走のクイーン賞(船橋・ダート1800m)は初のダート参戦だったが、勝ち馬から0秒6差の4着に入り、復調気配をうかがわせた。重賞初制覇を飾った相性のいいレースだけに、ここで復活を告げる勝利を飾りたいところだ。

クラウンプリンセス(牝6・橋口弘次郎)は、前走の京都金杯で11着に敗れたが、勝ち馬とのタイム差は0秒6とわずかなもの。牝馬限定重賞なら、互角以上に戦えるだろう。

末脚の切れという点では、このメンバーの中でも上位のものがあるマイネレーツェル(牝5・五十嵐忠男)。今回も展開がポイントとなるが、流れ次第では一気に突き抜けてもおかしくない。

(松浪大樹)

ご注意:当コーナーの情報は、制作段階の情報に基づき制作されております。出走回避などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。