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伝統の中距離重賞、中山金杯で開幕!「第59回 日刊スポーツ賞 中山金杯」
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データ分析
伝統の中距離重賞、中山金杯で開幕!「第59回 日刊スポーツ賞 中山金杯」

1年の中央競馬の始まりは金杯から。かつては東西でそれぞれ芝2000mの金杯が行われていたが、2000年に京都金杯が芝1600mに変更されたことによって、マイル路線と中距離路線を歩む馬が東西に分かれて、その年の重賞初勝利を目指すようになった。その影響から関西馬の出走も多く、2009年は1〜3着を関西馬が独占。迎え撃つ関東勢の奮起に期待したいところだが、さて2010年はどのようなレースになるのだろうか。ここでは、東京競馬場で開催された2002年を含む過去10年間のデータから、このレースの傾向をチェックしてみよう。



ハンデキャップ重賞だけに、負担重量に特徴が!?

中山金杯に出走した各馬の成績を負担重量別に分類すると、ハンデの軽いグループと重いグループに好成績が集中。ハンデ「51キロ以下」と「57キロ以上」のグループに対して、その中間であるハンデ「52〜56.5キロ」のグループは劣勢傾向となっているのが特徴的だ。特にハンデ「56〜56.5キロ」で中山金杯に臨んだ馬は過去10年間で延べ25頭出走したが、未勝利(最後の勝利は1998年のグルメフロンティア)に終わっているのは、気になるところだ。〔表1〕

2002年は東京競馬場で開催

〔表1〕 負担重量別成績(過去10年)

負担重量 成績 勝率 連対率 3着内率
51キロ以下 1-2-1-5 11.1% 33.3% 44.4%  
52〜53キロ 2-1-3-28 5.9% 8.8% 17.6%  
54〜55キロ 2-2-3-43 4.0% 8.0% 14.0%  
56〜56.5キロ 0-2-1-22 0% 8.0% 12.0%  
57〜57.5キロ 4-3-2-19 14.3% 25.0% 32.1%  
58キロ以上 1-0-0-6 14.3% 14.3% 14.3%

前走1800m組が圧倒!

過去10年間に中山金杯に出走した馬の前走は、大半が「1800m」か「2000m」のレースだった。そのうち、前走が「1800m」だった馬が8勝と、群を抜いた好成績を挙げている。対して、前走が「2000m」だった馬は、頭数は多いものの成績的にはいまひとつ。また、前走が「2100m以上」のレースから距離短縮で臨んだ馬は、連対率5.6%と苦戦傾向を示していた。〔表2〕

〔表2〕 前走の距離別成績(過去10年)

前走の距離 成績 勝率 連対率 3着内率
1600m以下 0-2-0-12 0% 14.3% 14.3%  
1800m 8-3-5-47 12.7% 17.5% 25.4%  
2000m 2-4-3-49 3.4% 10.3% 15.5%  
2100m以上 0-1-2-15 0% 5.6% 16.7%

前走のクラス別の成績は!?

中山金杯に出走する馬の大半は、前走が「GIII(JpnIII)」 か「オープン特別」だった。なかでも最多の3着以内馬延べ13頭を送り出しているのは、前走が「GIII(JpnIII)」組。ちなみに、前走「GI・GII(JpnI・JpnII)」組は21頭が出走しているが、3着以内に入ったのはわずか2頭(2008年3着メイショウレガーロ=前走がJpnII のセントライト記念、2009年1着アドマイヤフジ=前走がGI のジャパンカップダート)と、苦戦気味。その反面、前走で「条件クラス」のレースに出走していた馬が〔1・2・3・8〕(連対率21.4%、3着内率42.9%)と健闘しているのは、注目に値するデータと言える。〔表3〕

〔表3〕 前走の条件別成績(過去10年)

前走の条件 成績 勝率 連対率 3着内率
GI・GII(JpnI・JpnII) 1-0-1-19 4.8% 4.8% 9.5%  
GIII(JpnIII) 6-4-3-50 9.5% 15.9% 20.6%  
オープン特別 2-4-3-46 3.6% 10.9% 16.4%  
1600万下 0-2-2-7 0% 18.2% 36.4%  
1000万下 1-0-1-1 33.3% 33.3% 66.7%

敗戦からの巻き返しにも要注意!?

中山金杯では、9年連続で「前走が前年の12月のレースで、3着以下に敗れていた馬」が巻き返して連対していることがわかった。軽ハンデを味方につけた馬もいれば、ここで底力を発揮したタイプもおり、リストアップされた馬の個性には違いがある。しかし共通しているのは、前月にも出走していたように、順調にレースを使われていたこと。その点に注意しつつ、出走馬をチェックしてみるのも面白いだろう。〔表4〕


(浅野靖典)
〔表4〕 前走が前年の12月のレースで、3着以下に敗れていた中山金杯連対馬一覧(過去10年)

年度 着順 馬名 該当レース
01年 1着 カリスマサンオペラ 12月16日 ディセンバーS 4着
2着 クラフトマンシップ 12月10日 鳴尾記念 13着
02年 1着 ビッグゴールド 12月9日 鳴尾記念 9着
2着 タフグレイス 12月2日 ターコイズS 8着
03年 2着 トーアメイウン 12月15日 冬至S(1600万下) 6着
04年 1着 アサカディフィート 12月20日 ディセンバーS 4着
05年 2着 マイネヌーヴェル 12月5日 ターコイズS 3着
06年 2着 アサカディフィート 12月11日 鳴尾記念 5着
07年 2着 アサカディフィート 12月9日 鳴尾記念 6着
08年 1着 アドマイヤフジ 12月8日 鳴尾記念 3着
09年 1着 アドマイヤフジ 12月7日 ジャパンカップダート 14着

ご注意:当コーナーの情報は、制作段階の情報に基づき制作されております。出走回避などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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