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拍手喝采の名物レース!「第132回 中山大障害」
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データ分析
拍手喝采の名物レース!「第132回 中山大障害」

暮れの中山競馬場で行われる障害競走の大一番、中山大障害。以前は10頭未満で行われることが多かったが、1999年から障害レースにもグレード表記がされるようになってからは出走頭数も増加、ここ3年はフルゲートとなる16頭立てで行われている。その馬群が大いけ垣や大竹柵を越えていくさまは、かなりの迫力。さらに6度の谷越えを克服して4100mを走りぬいた馬たちに、観客から拍手が自然に沸き起こるのも年末恒例の風物詩だ。さて、有馬記念の前日に行われる障害競走の総決算には、どのような傾向があるのだろうか。過去10年間のデータからチェックしてみたい。



上位人気馬が中心だが……!?

過去10年間の単勝人気別の成績を見てみると、「1番人気」に支持された馬が4連対といまひとつの成績なのに対し、「2番人気」の馬が3着内率80.0%とかなりの好成績。単勝オッズ別に見ても、「2.9倍以下」だった馬が未勝利で3着内率25.0%と不振気味なのに対し、「3.0〜4.9倍」の馬が好成績を挙げているのは興味深い。ただ、全体的には「5番人気以内」の馬が上位を占めるケースが多く、上位人気馬はある程度信頼できる成績となっている。ちなみに「6番人気以下」で3着以内に入った5頭の内訳は、「10番人気」の馬が4頭、「11番人気」の馬が1頭。これも注目に値するデータと言えるだろう。〔表1〕〔表2〕

2003年の中山大障害は、積雪のため翌年1月10日に順延された

〔表1〕 単勝人気別成績(過去10年)

単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 1-3-0-6 10.0% 40.0% 40.0%
2番人気 3-2-3-2 30.0% 50.0% 80.0%
3番人気 2-2-1-5 20.0% 40.0% 50.0%
4番人気 1-0-3-6 10.0% 10.0% 40.0%
5番人気 2-1-1-6 20.0% 30.0% 40.0%
6番人気以下 1-2-2-86 1.1% 3.3% 5.5%

〔表2〕 単勝オッズ別成績(過去10年)

単勝オッズ 成績 勝率 連対率 3着内率
2.9倍以下 0-2-0-6 0% 25.0% 25.0%
3.0〜4.9倍 2-3-2-2 22.2% 55.6% 77.8%
5.0〜6.9倍 4-1-4-4 30.8% 38.5% 69.2%
7.0〜9.9倍 1-1-1-6 11.1% 22.2% 33.3%
10.0〜14.9倍 2-1-0-9 16.7% 25.0% 25.0%
15.0倍以上 1-2-3-84 1.1% 3.3% 6.7%

関西馬が圧倒!

中山大障害では、「関西馬」が優勝馬9頭を含む3着以内馬延べ21頭を送り出す大活躍。2004年12月以降の過去5回は「関西馬」が2着以内を独占、さらにここ2年間は「5着以内」がすべて「関西馬」という状況だ。ちなみに過去10年間で唯一勝利した「関東馬」は、積雪のため2004年1月に順延されたときに勝利したブランディス。また、「関東馬」の2着3回はすべてゴーカイ(1999年〜2001年)が記録したものだ。〔表3〕

〔表3〕 所属別成績(過去10年)

所属 成績 勝率 連対率 3着内率
関東馬 1-3-5-58 1.5% 6.0% 13.4%
関西馬 9-7-5-53 12.2% 21.6% 28.4%

前走1着馬と3着馬が好成績!

中山大障害での成績を前走の着順別に分類してみると、前走「1着馬」と「3着馬」が、勝率・連対率で突出して高い数値を挙げていた。逆に、前走「2着馬」はいまひとつの成績で、さらに前走が「4・5着」だった馬は延べ21頭が出走して、3着以内に入った馬がゼロという不振ぶりだ。なお、前走で「10着以下」に敗れて中山大障害で3着以内に巻き返した5頭のうち延べ3頭は、前走で「平地のレース」に出走していた。〔表4〕

〔表4〕 前走の着順別成績(過去10年)

前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
1着 4-3-3-15 16.0% 28.0% 40.0%  
2着 0-1-3-8 0% 8.3% 33.3%  
3着 4-4-0-12 20.0% 40.0% 40.0%  
4〜5着 0-0-0-21 0% 0% 0%  
6〜9着 1-0-2-35 2.6% 2.6% 7.9%  
10着以下 1-2-2-17 4.5% 13.6% 22.7%

上位入線馬のローテーションにも特徴が!?

中山大障害で連対した馬の戦歴をチェックしてみると、「その年の秋シーズンに、3か月以上の休養を経て復帰した緒戦で3着以下に敗れ、休み明け3戦目以内で中山大障害に臨んできた馬」が好成績を挙げているのがわかった。スタミナ比べの一戦だけに、このレースを最大目標としてローテーションを組んできた馬に、アドバンテージがあるということなのかもしれない。今年もそういった戦歴の馬がいないか、いまいちど確認してみることをおすすめしたい。〔表5〕


(浅野靖典)
〔表5〕 その年の秋シーズンに3か月以上の休養を経て復帰した緒戦で3着以下に敗れ、休み明け3戦目以内で中山大障害に連対した馬一覧(過去10年)

年度 着順 馬名 該当レース
99年 1着 ゴッドスピード 前走 約7か月の休養明け 京都ハイジャンプ 3着
00年 2着 ゴーカイ 前走 約6か月の休養明け イルミネーションジャンプS 3着
01年 1着 ユウフヨウホウ 2走前 約7か月の休養明け 秋陽ジャンプS 10着
02年 2着 メイショウワカシオ 前走 約5か月の休養明け 秋陽ジャンプS 11着
04年 1着 メルシータカオー 前走 約6か月の休養明け イルミネーションジャンプS 9着
06年 1着 マルカラスカル 2走前 約9か月の休養明け 1000万下※ 12着
2着 メルシーエイタイム 2走前 約5か月の休養明け 東京オータムJ 6着
07年 1着 メルシーエイタイム 前走 約5か月の休養明け 500万下※ 3着
2着 キングジョイ 前走 約4か月の休養明け イルミネーションジャンプS 3着
08年 2着 メルシーエイタイム 前走 約7か月の休養明け 霊山特別(500万下)※ 11着

※平地のレース

ご注意:当コーナーの情報は、制作段階の情報に基づき制作されております。出走回避などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。