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今、仁川に舞い降りる2歳ヒロイン!「第61回 阪神ジュベナイルフィリーズ」
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データ分析
今、仁川に舞い降りる2歳ヒロイン!「第61回 阪神ジュベナイルフィリーズ」
今年デビューした2歳牝馬による女王決定戦、阪神ジュベナイルフィリーズ。2006年の阪神競馬場の馬場改修工事に伴い、新設された外回りコースの芝1600mを舞台に争われている。1991年以降の優勝馬18頭のうち7頭が、のちにGI・JpnI 制覇を飾っており、しかも新コースで行われた近3年で優勝したウオッカ、トールポピー、ブエナビスタが、いずれも翌春のクラシック制覇を達成している。ここでは過去10年のレース結果をもとに、データ面から今年を占っていこう。






HIGHLOW


オープンクラスでの実績は不要!

まず、過去10年間の出走馬を、前走の条件別成績に分けて見ると、最多の3着以内馬12頭を送り出しているのは、前走「GIII・JpnIII」 組。しかし、率の上では、優勝例こそないものの、3着内率のトップは「新馬」組の31.3%。また、新コースでの過去3年の優勝馬では、2006年のウオッカと2007年のトールポピーが共に前走「500万下」で2着、昨年のブエナビスタは「未勝利」を勝ち上がったばかりだった。以前は重賞で好走した馬の活躍が目立っていたが、近年は“実績よりも素質”が求められる傾向が強まっているようだ。〔表1〕
〔表1〕 前走の条件別成績(過去10年)

前走の条件 成績 勝率 連対率 3着内率
GII・JpnII 1-0-0-8 11.1% 11.1% 11.1%
GIII・JpnIII 4-4-4-52 6.3% 12.5% 18.8%
オープン特別 1-1-1-13 6.3% 12.5% 18.8%
500万下 3-2-3-41 6.1% 10.2% 16.3%
新馬 0-3-2-11 0% 18.8% 31.3%
未勝利 1-0-0-18 5.3% 5.3% 5.3%
地方のレース 0-0-0-3 0% 0% 0%

未勝利には、新馬2戦目以降を含む(2002年までは、同一開催内で勝ち上がるまで新馬に出走できた)

前走1・2番人気馬が優勢!

2004年のショウナンパントル、2005年のテイエムプリキュアと「8番人気」で優勝した馬が2頭いるなど、このレースでは伏兵馬が好走するケースは多い。しかし、前走の単勝人気別成績を見ると、3着以内馬30頭のうち28頭が、そのレースで「5番人気以内」に支持されていた。前走「6番人気以下」で3着以内に入ったのは、2001年優勝のタムロチェリー(前走8番人気)、2004年2着のアンブロワーズ(同6番人気)のみだが、この2頭はともに重賞勝ちの実績があった。ただ、近3年について3着以内馬9頭の前走の単勝人気を見てみると、「1番人気」が6頭、「2番人気」が2頭、「3番人気」が1頭と、単勝人気が上位の馬ほど好走する傾向にあり、今年も“前走の人気”は要チェックだろう。〔表2〕
〔表2〕 前走の単勝人気別成績(過去10年)

前走の単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 3-4-6-23 8.3% 19.4% 36.1%
2番人気 5-1-2-27 14.3% 17.1% 22.9%
3番人気 0-2-1-26 0% 6.9% 10.3%
4番人気 0-2-1-13 0% 12.5% 18.8%
5番人気 1-0-0-13 7.1% 7.1% 7.1%
6〜9番人気 1-1-0-36 2.6% 5.3% 5.3%
10番人気以下 0-0-0-8 0% 0% 0%

前々走の人気も重要項目!

さらに、“キャリア2戦以上の馬”について、前々走の単勝人気を調べてみると、3着以内馬25頭中22頭が、前々走で「3番人気以内」の支持を集めていた。これは“前走人気”(3番人気以内が3着内数24頭)を上回る数字で、注目したいデータだ。また、近3年の3着以内馬9頭中7頭(残る2頭はキャリア1戦)が、すべて前々走で「3番人気以内」だった。前々走「4番人気以下」で3着以内に入ったのは、前記2001年優勝のタムロチェリー(前々走15番人気)と同年3着のオースミコスモ(同6番人気)、2005年優勝のテイエムプリキュア(同5番人気)の3頭だが、タムロチェリーは重賞勝ち馬、残るオースミコスモ、テイエムプリキュアは、ともにデビュー以来無敗の2連勝でこのレースに臨んでいた。〔表3〕
〔表3〕 前々走の単勝人気別成績(過去10年)

前々走の単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 4-5-4-34 8.5% 19.1% 27.7%
2番人気 3-0-2-24 10.3% 10.3% 17.2%
3番人気 1-2-1-19 4.3% 13.0% 17.4%
4番人気 0-0-0-14 0% 0% 0%
5番人気 1-0-0-10 9.1% 9.1% 9.1%
6〜9番人気 0-0-1-26 0% 0% 3.7%
10番人気以下 1-0-0-8 11.1% 11.1% 11.1%

少ないキャリアの馬が優勢!

通算出走回数別の成績では、キャリア「3戦以下」の馬が3着以内馬24頭を送り出しているのに対して、キャリア「4戦以上」の馬は同6頭にとどまっている。キャリア「3戦以下」の出走馬は93頭、「4戦以上」の出走馬は83頭とその差が10頭しかない中で、実に4倍の差がついていた。3着内率の数値を見ても明らかなように、キャリアの少ない馬が断然上位の成績を残している。また、近3年の3着以内馬9頭を見ても、キャリア「3戦以下」の馬が7頭、「4戦以上」の馬が2頭と、同様の傾向を示していた。〔表4〕

(河野道夫)
〔表4〕 通算出走回数別成績(過去10年)

通算出走回数 成績 勝率 連対率 3着内率
1戦 0-3-2-11 0% 18.8% 31.3%
2戦 3-2-4-25 8.8% 14.7% 26.5%
3戦 5-3-2-33 11.6% 18.6% 23.3%
4戦 1-1-1-29 3.1% 6.3% 9.4%
5戦 1-0-1-20 4.5% 4.5% 9.1%
6戦以上 0-1-0-28 0% 3.4% 3.4%

※地方競馬での成績を含む

ご注意:当コーナーの情報は、制作段階の情報に基づき制作されております。出走回避などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。