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9月1日バーデン大賞(G1)

  • ドイツバーデンバーデン競馬場
  • 芝2400メートル

ガイヤースが14馬身差の大勝

独ダービー馬ラッカリオが1番人気

バーデン大賞にはイギリスから遠征した2頭を含む、全9頭が出走した。単勝オッズ1番人気は地元ドイツの3歳牡馬ラッカリオ。今年は独ダービー(G1・ドイツ)まで4連勝中、古馬との初対戦でも、ファンの信頼は厚かった。2番人気は重賞に3勝しているイギリス調教の4歳牡馬ガイヤース。約4か月ぶりの実戦も、実力上位で逆転候補の筆頭となった。

ガイヤースが2着馬に14馬身もの差をつけて優勝

レースはハナに立ったコミュニケを追いかけたガイヤースが、600メートル通過地点でこれをかわして単騎先頭。マイペースの一人旅となって直線に向くと、後続をぐんぐん突き放し、2着に追い上げたドンヤーに14馬身もの差をつけて、デビューから7戦目でG1の大輪を咲かせた。人気のラッカリオは、消耗戦に3着がいっぱいだった。良馬場の勝ちタイムは2分30秒08とかかった。

3歳時はアクシデントが重なり1戦1勝も、ここでG1初制覇

ガイヤースは2歳時に3戦2勝。オータムS(G3・イギリス。芝1600メートル)を制して翌年の英ダービーの有力候補にも挙げられたが、3歳時は脚部不安などアクシデントが重なって、プランスドランジュ賞(G3・フランス。芝2000メートル)の1戦1勝のみ。4歳となった今年は4月7日のアルクール賞(G2・フランス。芝2000メートル)に優勝し、4月28日のガネー賞(G1・フランス)はヴァルトガイストの3着だった。通算成績は7戦5勝、3着2回となった。

プロフィール

ガイヤースGhaiyyath

牡 2015年生 アイルランド産

  • 通算成績: 7戦5勝(2019年3戦2勝)
主な勝ち鞍
  • 2019年: バーデン大賞(G1・ドイツ。芝2400メートル)
  • レーティング: 126〔ロンジンワールドベストレースホースランキング(2019年1月1日から9月8日) 第3位〕
血統表
1代 2代 3代
Dubawi
2002年生
Dubai Millennium Seeking The Gold
Colorado Dancer
Zomaradah Deploy
Jawaher
Nightime
2003年生
Galileo Sadlers Wells
Urban Sea
Caumshinaun Indian Ridge
Ridge Pool

父ドバウィ(Dubawi)は、わずか一世代の産駒を残して夭逝したドバイワールドC(G1・UAE)の勝ち馬ドバイミレニアム(Dubai Millennium)の、現存する唯一の後継馬。現役時に愛2000ギニー(G1・アイルランド)、ジャックルマロワ賞(G1・フランス)、愛ナショナルS(G1・アイルランド)など8戦5勝で、英ダービー(G1・イギリス)でも3着に入った。種牡馬になって、英2000ギニー(G1・イギリス)のマクフィ、クイーンエリザベスⅡ世S(G1・イギリス)のポエッツヴォイス、キングジョージⅥ世&クイーンエリザベスS(G1・イギリス)のポストポンド、ドバイワールドC(G1・UAE)のモンテロッソなど、多数の活躍馬を送る。

母のナイタイム(Nightime)は愛1000ギニー(G1・アイルランド)など2勝。ガイヤースの半姉のジューコワ(父ファストネットロック)は、マンノウォーS(G1・アメリカ)など13戦7勝。ファミリーからはブレイクニー、モーストンという2頭の英ダービー馬が出ている。

バーデン大賞とは?

「黒い森」シュヴァルツヴァルトと呼ばれるドイツを代表する温泉保養地にあるバーデンバーデンは、フランスのドーヴィルと並ぶ高級避暑地としても知られている。バーデン大賞は、8月中旬のG1・ベルリン大賞から連なる、ドイツの芝2400メートル路線の大一番である。創設されたのは1858年。最初は芝3200メートル戦として行われ、1898年から現在の2400メートルに固定された。開催時期はおおむね9月の第一日曜日。1/100秒計測になった1989年以降のレースレコードは1996年ピルサドスキーの持つ2分26秒74である。
近年、バーデン大賞の勝ち馬は3つの進路を取る。ひとつは王道の凱旋門賞。2011年優勝のデインドリームは、11番人気の低評価を覆して凱旋門賞馬となった。
2つめは、2016年のイキートス、2017年のギニョールのようにジャパンカップ(GⅠ)に招致されて日本の土を踏む。
もうひとつは2018年の勝ち馬ベストソリューションが矛先を向けた、オーストラリア遠征である。

文:奥野 庸介

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