海外競馬発売

インターナショナルステークス(G1)

ヨーク競馬場 2050メートル(芝)3歳以上

発売開始時刻
日本時間8月21日(水曜)
ネット投票:午前7時00分
発走予定時刻
日本時間8月21日(水曜)午後11時35分

2019年インターナショナルステークス 前哨戦紹介

  • 注記:太字はインターナショナルS出走予定馬
  • 注記:8月20日(火曜)時点での情報を基に作成

キングジョージⅥ世&クイーンエリザベスS(G1)

2019年7月27日(土曜) イギリス・アスコット競馬場

芝2390メートル 11頭 稍重

優勝エネイブル(牝5歳)

  • 騎手:L.デットーリ
  • 調教師:J.ゴスデン(イギリス)
  • 2着 クリスタルオーシャン クビ
  • 3着 ヴァルトガイスト 1 3/4馬身
  • 6着 シュヴァルグラン 

ヨーロッパ競馬の上半期を締めくくるキングジョージⅥ世&クイーンエリザベスS(G1・イギリス)は、日本から遠征したシュヴァルグランを含む11頭によって争われた。前日夜に降った雨がコースに残って馬場状態はGOOD TO SOFT。日本流の表記では稍重となった。

JRAの馬券発売では、今年初戦となった前走エクリプスS(G1・イギリス)を制して10連勝中の5歳牝馬エネイブルが、単勝オッズ1.2倍(現地では1.53倍)の1番人気。前走のプリンスオブウェールズS(G1・イギリス)で、待望のG1タイトルをつかんだクリスタルオーシャンが単勝6.1倍(同4.5倍)の2番人気で続き、英ダービー(G1・イギリス)優勝、愛ダービー(G1・アイルランド)2着のアンソニーヴァンダイクが単勝8.2倍(同8.0倍)の3番人気。O.マーフィー騎手をパートナーとしたシュヴァルグランは、JRAで単勝16.7倍の4番人気、現地では34倍の7番人気となった。

レースは3歳馬ノルウェーが先導し、そのあとをマジックワンドとハンティングホーンが追走してA.P.オブライエン厩舎の馬たちが先行馬群を形成。J.ドイル騎手のクリスタルオーシャンとR.ムーア騎手のアンソニーヴァンダイクが雁行して好位を進み、大外枠からスタートしたL.デットーリ騎手のエネイブルは、ヴァルトガイストのすぐ後ろに位置して7、8番手を追走。シュヴァルグランは後方集団でレースを進めた。三角形の頂点のスウィンリーボトムを過ぎて、長く続く上り坂もノルウェーが先頭となって馬群を引っ張り、この馬場にしては速いペースが刻まれた。

クリスタルオーシャンのJ.ドイル騎手は最終コーナー手前で1度、2度と股の間から後ろを覗いて、直後に続くヴァルトガイストを確認。直線にさしかかると、クリスタルオーシャンを先頭に導き、逃げ込みを図る。これにすかさずヴァルトガイストの後ろに身を潜めていたエネイブルが一気に差を縮めて外から並びかけて、残り400メートルは人気2頭による激しい一騎打ちが続いた。

英、愛ダービーを制して臨んだグランディが、古馬最強馬バスティノを半馬身差退けて、今も伝説のレースとして語り継がれる1975年の”キングジョージ”をほうふつさせた手に汗握る激戦は、最後まで牡馬に抜かせない強さを見せた女王エネイブルに軍配が上がった。 クリスタルオーシャンはクビ差遅れて2着。2着から1馬身3/4差の3着にフランスのヴァルトガイスト。4着に昨年の凱旋門賞(G1・フランス)で6着に入ったサルウィン。 シュヴァルグランは勝ち馬から12馬身以上離された6着で入線し、オブライエン厩舎のエース、アンソニーヴァンダイクは直線で馬群に沈んで、ブービー10着と期待を裏切った。稍重の勝ちタイムは2分32秒42だった。

類いまれな勝負根性を発揮し、一昨年に続いて”キングジョージ”2度目の制覇を飾ったエネイブルは、普段より後ろに構えて相手を一頭に絞った。すぐ前にヴァルトガイストを置くことによって、クリスタルオーシャンのドイル騎手の死角に入れたデットーリ騎手のヘッドワークも光ったが、なにより勝負どころで一気にスピードを上げてライバルに襲いかかったエネイブルの運動能力が際立った。

クリスタルオーシャンとは昨年秋にイギリスのケンプトン競馬場で行われたオールウェザー2400メートル戦・セプテンバーS(G3)で対戦し、その時はエネイブルがクリスタルオーシャンに3馬身半差をつけて逃げ切っていたが、デットーリ騎手は、前走のプリンスオブウェールズSで本格化したクリスタルオーシャンの強さを熟知していた。簡単に勝てる相手ではないことを理解した上で、これまでは先行して直線入り口で先頭に立って後続を押し切る競馬を続けていたエネイブルの脚質を「差し」に変えた。ライバルの存在が、新境地を開拓する結果につながった。

シュヴァルグランのイギリス遠征初戦は、重い馬場もあって最後はワンペースになり、6着に終わった。タフな競馬を糧として、インターナショナルS(G1・イギリス)で巻き返す。

文:奥野 庸介

ご注意

当コーナーの情報は、登録情報を基に制作されております。競走データは公式データと照合し、それ以外の表記は主に現地報道を参考に制作しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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