海外競馬発売

インターナショナルステークス(G1)

ヨーク競馬場 2050メートル(芝)3歳以上

発売開始時刻
日本時間8月21日(水曜)
ネット投票:午前7時00分
発走予定時刻
日本時間8月21日(水曜)午後11時35分

2019年インターナショナルステークスコラム

太字はインターナショナルS出走予定馬
8月20日(火曜)時点での情報を基に執筆

エネイブルが回避し、クリスタルオーシャンが最上位評価

登録のあったエネイブル(牝5歳)が回避し、そうなると、インターナショナルS(G1・イギリス)で抜けた1番人気になりそうなのが、キングジョージⅥ世&クイーンエリザベスS(G1・イギリス)でエネイブルに最後まで食い下がったクリスタルオーシャン(牡5歳)である。サー・マイケル・スタウトが管理するこの5歳牡馬は、今季開幕当初から、ロイヤルアスコットのプリンスオブウェールズS(G1・イギリス)を含めて3連勝を飾るという素晴らしいシーズンを送っていたため、”キングジョージ”におけるクビ差の敗戦が、シーズン最初の黒星となったわけだ。エネイブルがいないここは、この馬が優勝への最短距離にいることは間違いない。

サーカスマキシマスジャパンを出走させるオブライエン勢で私が最も興味深いと考えているのは、3歳世代の牡馬・ジャパンの方である。英ダービー(G1・イギリス)で内容のあるレースぶりを見せて3着となった後、ロイヤルアスコットのキングエドワードⅦ世S(G2・イギリス)、パリロンシャンのパリ大賞(G1・フランス)を連勝中なのが、ジャパンだ。バリードイルにおいて、もともと素質を高く評価されていた馬だが、ここへきての充実ぶりは本格化を思わせるもので、私はこの馬を高く評価している。

その一方で私は、ジャパン以外の3歳勢には辛口の評価を下している。
もちろん、インターナショナルSのフィールドには、ジャパン以外にも、近い将来において台頭してくると思われる、素質ある3歳馬はいる。
例えば、エネイブルと同じジョン・ゴスデンが管理する、バムフォード卿夫人による自家生産馬キングオブコメディ(牡3歳)は、そんな「今後に期待」の1頭だ。まだキャリア5戦の同馬は、前走のセントジェームズパレスS(G1・イギリス)でクビ差の2着になったのが、今季唯一の敗戦となっている。しかもこのレースで3着に退けたのが、その後、ジャンプラ賞(G1・フランス)とサセックスS(G1・イギリス)を連勝することになるトゥーダーンホットであったというのは、見逃してはいけない事実である。

さらには、ロイヤルアスコットのセントジェームズパレスSで、キングオブコメディを破って優勝し、その後、サセックスSで2着となったサーカスマキシマス(牡3歳)も、素質ある3歳馬である。

だが、キングオブコメディも、サーカスマキシマスも、インターナショナルSで印を回せる馬ではないというのが私の見解だ。

  • クリスタルオーシャン

  • ジャパン

私はニューマーケット在住で、ニューマーケットのアビントン・プレイスに入厩している2頭の日本馬には、できるだけ目を配るようにしているが、シュヴァルグラン(牡7歳)はどうやら、”キングジョージ”の消耗も最小限で、その後はこのレースに向けて、順調に調整が進められているようだ。
グロリアス・グッドウッドのナッソーS(G1・イギリス)で殊勲の勝ち星を挙げたディアドラに続いて、イギリスにおける夏の重要な一戦で再び日本馬に凱歌があがる可能性も、おおいにあると私は見ている。グッドウッドにおけるディアドラ同様、ヨークにおけるシュヴァルグランも、目下イギリス騎手リーディングの首位を走るオイシン・マーフィーが手綱をとるというのは、大きなプラス材料だ。

今年のインターナショナルS出走馬の層を厚くすることになったのは、追加登録を行って出走することになったエラーカム(牡4歳)である。父がフランケルで、母がG1・5勝馬アトラクションという超良血馬のエラーカムは、母同様にヨークシャーを拠点としているマーク・ジョンストンが管理している。昨シーズン、イギリスにおける調教師の年間最多勝記録を樹立したのが、マーク・ジョンストンだ。
まだG1での優勝実績はないエラーカムだが。しかし、先月ヨーク競馬場で行われた、インターナショナルSと同コース・同距離のヨークS(G2・イギリス)の勝ちっぷりは、実に鮮やかなものであった。エラーカムも、マークの必要な1頭と私は見ている。

私の推奨馬は、クリスタルオーシャンジャパンシュヴァルグランエラーカムの順番である。

  • 文:Emma Berry
  • 訳:合田 直弘
  • シュヴァルグラン

  • エラーカム

Emma Berry(エマ・ベリー)

ワールドワイドな競馬日刊紙サラブレッド・デイリー・ニュースのヨーロッパ・パートの編集責任者。これまでも、サラブレッド・オーナー&ブリーダー、ペースメーカーホース&ハウンド、レーシングポスト、インサイドレーシング(オーストラリア)など、数多くの競馬および馬術関係出版物に寄稿している。
少数ながら馬も所有し、生産と競馬にも従事。夫は調教師のジョン・ベリーで、現在はニューマーケット在住。

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