海外競馬発売

アイリッシュチャンピオンステークス(G1)

レパーズタウン競馬場 2000メートル(芝)3歳以上

発売開始時刻
日本時間9月14日(土曜)
ネット投票:午前7時00分
UMACA投票:午前9時20分または午前9時30分
発走予定時刻
日本時間9月15日(日曜)午前0時15分

2019年アイリッシュチャンピオンステークスコラム

太字はアイリッシュチャンピオンS出走予定馬
9月13日(金曜)時点での情報を基に執筆

実績・人気ともにマジカルがトップも、前哨戦勝ち馬を注視

12日にあった登録ステージで8頭が出走の意志を表明したのが、14日(日本時間15日午前0時15分)にレパーズタウン競馬場で行われるアイリッシュチャンピオンSだ。ロンジン・アイリッシュ・チャンピオンズ・ウィークエンドの、ハイライトとなる一戦である。

8頭のうちに牝馬が3頭含まれている中、ブックメーカーによる前売りで1番人気に推されているのが、エイダン・オブライエン厩舎が送り込むタフな牝馬マジカル(4歳)だ。今季の彼女は、タタソールズゴールドC(G1・アイルランド)を含む3連勝を決めた後、最強クラスが集まるレースでの2着が3回続いている。すなわち、プリンスオブウェールズS(G1・イギリス)ではクリスタルオーシャンの2着、エクリプスSとヨークシャーオークス(ともにG1・イギリス)では、いずれもあの名牝エネイブルの2着となっている。
実績は確かに最上位だが、ここは早くも今季の7戦目で、いかにもローテーションがきついのではないか? どれだけタフな彼女でも、そろそろ疲れが出る頃ではないかと、筆者は危惧している。

ブックメーカー各社の前売りで、実績に比して評価が非常に高いのがヘッドマン(牡3歳)だ。エネイブル不在のここは、彼がカーリッド・アブデュラー殿下の競馬法人ジャドモントファームを代表しての出走となる。目下急上昇中の3歳馬で、G1への参戦はここが初めてとなる。トップホースへの階段を確かに駆け上がっている馬ではあるが、前2走はともにG2レベルで、ここで戦える力があるかどうかは未知数と見る。

  • マジカル

  • ヘッドマン

  • マッドムーン

前売りでヘッドマンと2番人気を争っているのが、父フランケル、母が2つのクラシックを含めG1を5勝したアトラクションという良血馬エラーカム(牡4歳)だ。同馬もヘッドマン同様、まだG1を勝利したことはないが、前走の英インターナショナルS(G1・イギリス)ではジャパンの3着に入っている。それを含めて、今季の彼は安定した成績を挙げており、ゆえに、馬主のハムダン殿下も、このレースに追加登録を行って出走する決意を固めたのであろう。

しかし筆者は、同じハムダン殿下の所有馬であれば、マッドムーン(牡3歳)の方により大きな魅力を感じている。今年の英ダービー(G1・イギリス)2着馬であり、前走デスモンドS(G3・アイルランド)でも良い勝ち方を見せたように、レパーズタウン競馬場を、最も得意としている馬である。さらに、2000メートルという距離もこの馬には理想的であると見ている。

今年はフランスからの出走馬がいないので、イギリスとアイルランド以外を拠点としている出走馬は、ディアドラ(牝5歳)だけとなった。ナッソーS(G1・イギリス)で勝利を飾った同馬に対し、アイルランドの競馬ファンも最大限の敬意を払っている。同馬は、アイルランドのG1競走を走る初めての日本調教馬で、すなわち、勝てば日本調教馬による初めてのアイルランドG1制覇が達成されるわけだ。前走の競馬ぶりから、その可能性もおおいにあると筆者はみている。

  • ディアドラ

  • マジックワンド

今年のアイリッシュチャンピオンSには、3歳世代のクラシックホースが出走してくる。英ダービー馬のアンソニーヴァンダイク(牡3歳)である。続く愛ダービー(G1・アイルランド)で2着となった後、キングジョージⅥ世&クイーンエリザベスS(G1・イギリス)では、勝ち馬エネイブルから39馬身1/4も離される10着に大敗した。ここは真価を問われる一戦となる。

バリードイルからはさらに、マジカルと同世代のマジックワンド(牝4歳)もエントリーしている。この馬も実にタフで、今シーズンだけでも、アメリカ、UAE、アイルランド、イギリスの4か国で走っており、転戦を続けながらも、前走はシカゴで行われたアーリントンミリオン(G1・アメリカ)で、ブリックスアンドモルタルから3/4馬身差の2着に健闘している。

私の推奨馬は、マッドムーンディアドラマジックワンドヘッドマンマジカルの順番である。

  • 文:Emma Berry
  • 訳:合田 直弘

Emma Berry(エマ・ベリー)

ワールドワイドな競馬日刊紙サラブレッド・デイリー・ニュースのヨーロッパ・パートの編集責任者。これまでも、サラブレッド・オーナー&ブリーダー、ペースメーカーホース&ハウンド、レーシングポスト、インサイドレーシング(オーストラリア)など、数多くの競馬および馬術関係出版物に寄稿している。
少数ながら馬も所有し、生産と競馬にも従事。夫は調教師のジョン・ベリーで、現在はニューマーケット在住。

ご注意

当コーナーの情報は、登録情報を基に制作されております。競走データは公式データと照合し、それ以外の表記は主に現地報道を参考に制作しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

ページトップへ戻る
表示モード: