海外競馬発売

ドバイターフ(G1)

メイダン競馬場 1800メートル(芝)南半球産馬3歳以上、北半球産馬4歳以上

  • 発売開始時刻日本時間3月31日(土曜) 午前7時00分

  • 発走予定時刻日本時間4月1日(日曜) 午前0時35分

コラム

太字はドバイターフ出走予定馬
3月30日(金曜)時点での情報を基に作成

日本勢を筆頭に多士済々な顔ぶれ

総賞金600万アメリカドルのドバイターフには今年も、日本から豪華な顔触れが参戦してくる。5頭の日本馬のうち2頭は、この1800メートル戦の過去2年の勝ち馬だ。ここ5年間で4度目の優勝を狙おうという、明確な姿勢が表れている。

それでは、5頭のうちどの馬が優勝に一番近いのか。これは、答えを見つけるのがなかなかに難しい命題である。ことに、メイダンに入ってからの各馬の状態を見る前の段階でその判断を下すのは、かなり厳しいことかもしれない。

ゴドルフィンが所有するヨーロッパマイルチャンピオンのリブチェスター、アガ・カーン殿下が所有する超良血馬で、後にG1を勝つことになるザラック、さらにクールモアの強力なバリードイル軍団(A.P.オブライエン)からも3頭の出走馬があるという、実に豪華な顔触れが揃っていた2017年のドバイターフを制したのが、父ディープインパクトの牝馬ヴィブロスだった。連覇を狙って出走してくる同馬は、非常に良い調子であると伝わってきている。

「昨年よりも今年の方が、更に良い状態にあります」と語るのは、元シアトル・マリナーズの抑え投手だった佐々木主浩氏が所有するヴィブロス(牝5歳)を管理する友道康夫調教師である。

サンデーレーシングが所有する父ディープインパクトの牡馬で、2016年のこのレースを制しているのがリアルスティール(牡6歳)だ。昨年のリアルスティールは、現地入り後にメイダンにおける調教において鼻出血を発症し、ドバイターフを回避している。しかし彼は、10月に東京競馬場で行われた毎日王冠(GⅡ)を制し、見事に復活を果たしている。

しかし、ヴィブロスリアルスティールも、常に安定した成績を残している馬ではない。つまり、この2頭以外の日本馬の一気の台頭があっても、それは驚くには値しないと筆者は考える。

父ハービンジャーの4歳牝馬ディアドラは、2017年の秋華賞(GⅠ)の勝ち馬である。すなわち、3歳シーズンだった前年に秋華賞を勝っていたヴィブロスと、同じ足跡を辿っているのがディアドラであり、この事実だけをとっても、同馬はライバルにとって脅威の存在である。そして、父ステイゴールドの5歳牝馬で、GⅡに勝利し、GⅠで入着しているのがクロコスミアだ。

国際的な舞台で勝ち抜く能力と勝負根性の持ち主であることを、既に実証しているのが、昨年春に香港のG1・クイーンエリザベスⅡ世カップを制しているネオリアリズムである。そして、この父ネオユニヴァースの7歳牡馬は、12月の香港カップ(G1)でも3着に健闘している。

クールモアがドバイターフに送り込むのが、ランカスターボンバーだ。この、父ウォーフロントの4歳牡馬は、大レースにおける勝利に何度も手をかけながら逃してきた。昨年秋のブリーダーズカップマイル(G1・アメリカ)で、ワールドアプルーバルの2着となったレースは、同馬がそれを再現出来れば、日本馬を撃破する可能性を示唆している。

メイダンで行われたスーパーサタデーのジェベルハッタ(G1)で1、2着したのが、ゴドルフィンのブレアハウス(せん5歳)とベンバトル(牡4歳)である。そのレース内容から、この2頭にも充分な警戒が必要だろう。ドバイワールドカップデーには全精力を傾けて臨むのがゴドルフィン勢で、ドバイターフも過去3回制している。

父シルヴァノの南アフリカ産馬で、シェイク・ハムダン・ビン・ラシッド・アル・マクトゥームが所有するジャヌービ(牡4歳)は、メイダンのザビールマイル(G2)を制した後、ジェベルハッタ(G1)が3着だった。ドバイターフを2度制しているのをはじめ、過去ドバイで数々の実績を残しているM.デコックの管理馬であることを考えると、この馬も無視は出来ないと思う。

まさに多士済々の目移りするような顔ぶれで、おおいに悩むところではあるが、私の推奨馬は、ネオリアリズムブレアハウスヴィブロスランカスターボンバー、ベンバトルの順番としたい。

  • 文:Michele MacDonald
  • 訳:合田直弘
  • ヴィブロス(3月28日撮影)

  • ベンバトル(1月22日撮影)

Michele MacDonald(ミシェル・マクドナルド)

ミシェル・マクドナルドは、サラブレッドメディアの分野で、国際的に様々な役割を担ってきている。編集者、ライター、カメラマンとして活躍する一方、競馬場の広報担当を務めた経験もあり、また、競走馬の生産・所有も手掛けている。現在は、レーシングポストのアメリカ通信員の任にあり、また、ドバイのアルアディヤットやアルカーヤル、南アフリカを拠点とする国際競馬雑誌などにも、コラムニストとして、カメラマンとして参画している。

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