海外競馬発売

香港カップ(G1)

シャティン競馬場 2000m(芝)3歳以上

  • 発売開始時刻日本時間12月10日(日曜)10時00分

  • 発走予定時刻日本時間12月10日(日曜)17時30分

出走馬情報

  • 香港国際競走4レース 出走馬Profiles

12月6日(水曜)時点

アイルランド

ドーヴィル

牡4歳

DEAUVILLE(IRE)

父は現役時代に英ダービーやキングジョージⅥ世&クイーンエリザベスS(ともにG1・イギリス)に勝ち、種牡馬としても英愛チャンピオンサイヤーに8度も輝くガリレオ。全兄のザコルシカンは2015年ドバイデューティフリーレガシーカップ(G3・UAE)の勝ち馬で、近親には愛2000ギニー(G1)と愛ダービー(G1)を制したデザートキングがいます。

今年これまでに平地G1で27勝を挙げ、年間平地G1世界最多勝記録を塗り替えたアイルランドのA.P.オブライエン調教師が管理するドーヴィルは2歳(2015年)5月に未勝利戦(アイルランド、芝1400m)でデビュー勝ちを収めると、続く7月のタイロスS(G3・アイルランド、芝1400m)も制して早くも重賞初制覇を果たしました。

その後は、ロイヤルロッジS(G2・イギリス)2着、レーシングポストトロフィー(G1・イギリス)5着、3歳(2016年)5月のダンテS(G2・イギリス)2着、6月の英ダービー(G1・イギリス)11着と全てイギリスの重賞に出走して4連敗を喫しましたが、アメリカに遠征した7月のベルモントダービー招待S(G1、芝2000m)を2番手追走から直線で抜け出してG1初制覇。続いて向かったアーリントンミリオン(G1・アメリカ)でも古馬に交じって3着に入りました。

今年は3月のドバイターフ(G1・UAE)で始動して7着。続いて4月のゴードンリチャーズS(G3・イギリス)で今年のヨーロッパ最優秀古馬に選ばれたユリシーズの2着の後、5月のハクスリーS(G3・イギリス、芝2060m)でポエッツワードを2着に下して逃げ切り勝ちを決めました。その後はタタソールズゴールドカップ(G1・アイルランド)3着、クイーンアンS(G1・イギリス)3着、メルドS(G3・アイルランド)2着、アーリントンミリオン(G1)3着とマイルから中距離の重賞で善戦を続けていましたが、カナダに遠征した前走9月16日のウッドバインマイル(G1)は最後流す形で11着に敗れています。

騎手ライアン・ムーア(Ryan Moore)

年齢:34歳

近年の世界屈指の騎手のひとり。2014年にG1競走15勝を挙げて同年に創設されたロンジン・ワールドベストジョッキーの初代チャンピオンになる。2016年にも再び受賞。2000年5月にトウスター競馬場で障害騎手として、父であるゲイリー・ムーア調教師が管理するマージービートで初勝利を達成。その後すぐに平地騎手に転向し、2002年1月にリングフィールド競馬場でマーウェルズキスに騎乗して平地初勝利を挙げた。2006年にヨーク競馬場でノットナウケイトに騎乗して制した英インターナショナルSがG1初勝利。2017年だけでG1競走20勝を達成。これまでに異なる10か国で積み重ねたG1勝利数は109。凱旋門賞、英ダービー、ジャパンカップ、ブリーダーズカップ、メルボルンカップなど世界一流の競走の多くに優勝している。

  • 表彰歴

    イギリスリーディングジョッキー(2006年、2008年、2009年)、イギリス見習騎手チャンピオン(2003年)、インターナショナル・ジョッキーズ・チャンピオンシップ優勝〔2009年(同点)、2010年〕、ロンジン・ワールドベストジョッキー(2014年、2016年)

  • 香港国際競走

    4勝 香港カップ(2010年スノーフェアリー、2016年モーリス)、香港マイル(2015年モーリス)、香港ヴァーズ(2015年ハイランドリール)

  • 香港通算勝利数

    28勝

日本

ネオリアリズム

牡6歳

NEOREALISM(JPN)

2003年の皐月賞(GⅠ)と日本ダービー(GⅠ)を制して、JRA賞最優秀3歳牡馬に選ばれたネオユニヴァースの産駒で、半兄には安田記念(GⅠ)とジョージライダーS(G1・オーストラリア)を制したリアルインパクトがいます。

ネオリアリズムは、3歳(2014年)4月にデビュー3戦目の未勝利戦(芝2000m)で初勝利を挙げると、続く500万下・夏木立賞(芝2000m)も連勝。休養を挟んで迎えた翌2015年は500万下から着実にステップアップし、上がり3ハロン推定33秒3の末脚で突き抜けた11月の1600万下・ウェルカムS(芝1800m)を含む3勝をマークしました。

その後は、重賞で3連敗を喫していましたが、昨年8月の札幌記念(GⅡ)を逃げて2015年のJRA賞年度代表馬モーリスに2馬身差をつけて重賞初制覇。続く11月のマイルチャンピオンシップ(GⅠ)で3着に入ると、12月には香港マイル(G1、芝1600m、9着)にも参戦しました。

6歳を迎えた今年は2月の中山記念(GⅡ)で2つ目の重賞タイトルを手にすると、2度目の香港遠征となった4月のクイーンエリザベスⅡ世カップ(G1、芝2000m)では極端なスローペースの中、6番手追走から残り1000mから一気に加速して先頭に立つ競馬で優勝。G1初制覇を果たしました。その後はなかなか出走態勢が整いませんでしたが、前走の天皇賞(秋)(GⅠ)では13着でした。

騎手ジョアン・モレイラ(Joao Moreira)

年齢:34歳

ブラジル出身。南米で通算1000勝以上を挙げ、2009年にシンガポールに拠点を移し、4年間シンガポールで旋風を巻き起こした。2013年10月に香港に移籍。近3シーズン従来の記録を更新する勝利(145勝、168勝、170勝)をあげリーディングジョッキーを獲得している。また、今シーズンも現時点でリーディングの座についている。オーストラリア、イギリス、フランス、アメリカ、ドイツ、日本、マカオ、スウェーデン、UAEでの騎乗経験がある。2017年にラッパードラゴンとのコンビで4歳三冠シリーズの香港クラシックマイル、香港クラシックカップと香港ダービーを優勝。同馬は史上初の三冠馬に輝いた。

  • 表彰歴

    香港リーディングジョッキー(2014-2015年〜2016-2017年シーズン)、ロンジン・インターナショナルジョッキーズチャンピオンシップ優勝(2012年)、JRAワールドオールスタージョッキーズ優勝(2015年)、シンガポールリーディングジョッキー(2010〜2013年)、エクリプス賞(ブラジル)(2006-2007年、2007-2008年シーズン)、香港史上最速でシーズン100勝を達成(2017年2月22日)、香港のシーズン最多勝利記録(2016-2017年シーズンに170勝)、香港の1日最多勝利記録(2017年3月5日に1日8勝)、シンガポールのシーズン最多勝記録(2012年シーズン206勝)、1日8騎乗機会で8勝(シンガポール、2013年9月6日)、1日8勝(ブラジル2006年3月)

  • 香港国際競走

    4勝 香港マイル(2014年エイブルフレンド)、香港カップ(2014年デザインズオンローム)、香港スプリント(2015年ペニアフォビア)、香港ヴァーズ(2016年サトノクラウン)

  • 香港通算勝利数

    618勝

イギリス

ポエッツワード

牡4歳

POET'S WORD(IRE)

クイーンエリザベスⅡ世S(G1)などイギリスで重賞3勝を挙げたポエッツヴォイスの産駒で、半姉のマラバーはプレスティジSとサラブレッドS(ともにG3・イギリス)の勝ち馬です。

イギリス平地チャンピオントレーナーに輝くこと10回。“サー”の称号を持つイギリスのマイケル・スタウト調教師が管理するポエッツワードは3歳(2016年)5月にデビュー3戦目〔イギリス(以下、同馬が出走したレースの開催国は断りのない限りイギリス)、芝2050m〕で初勝利。その後は一般ハンデ戦を使われ、7月に芝2200mで2勝目をマークしました。

今年は4月のシーズン初戦(オールウェザー2000m)を先行抜け出しの競馬で快勝すると、以降は重賞路線に進出。重賞初挑戦となった5月のハクスリーS(G3)では逃げたドーヴィルを捕らえきれずに2着に終わりましたが、続いて向かった8月のグロリアスS(G3、芝2400m)では直線で抜け出して優勝。重賞初制覇を果たしました。その後は9月の愛チャンピオンS(G1・アイルランド)で後方から末脚を伸ばし、さらにその後ろから伸びたデコレーテッドナイトに差されたとはいえ2着に健闘。続く前走10月21日の英チャンピオンS(G1)でも勝ったクラックスマンには7馬身差をつけられましたが、中団からじわじわと伸びて、G1・6勝のハイランドリール(3着)に先着する2着に入りました。

騎手アンドレア・アッゼニ(Andrea Atzeni)

年齢:26歳

ブリティッシュレーシングスクールを卒業。2007年にイギリス・ニューマーケットのマルコ・ボッティ調教師のもとで見習騎手としてのキャリアをスタート。最初のG1勝利は2012年、ソルティレージュでのリディアテシオ賞、そして最初のクラシック競走優勝は2014年にキングストンヒルで制した英セントレジャー。G1通算21勝の中にはポストポンドでのキングジョージⅥ世&クイーンエリザベスS、ドバイシーマクラシック、コロネーションカップと英インターナショナルSが含まれる。今年挙げた6つのG1勝利のうち3つはデコレーテッドナイトでのジェベルハッタ、タタソールズゴールドカップと愛チャンピオンS。短期免許を取得して2014-2015年シーズンに香港で騎乗した。

  • 香港通算勝利数

    3勝

香港

ワーザー

せん6歳

WERTHER(NZ)

ワイカトドラフトスプリントやマッジウェイS(ともにG1・ニュージーランド)を制して、ニュージーランド最優秀スプリンターに選出されたタヴィストックの産駒です。父の代表産駒には、ヴィクトリアダービーの勝ち馬タルジノ、オーストラリアンダービー(ともにG1・オーストラリア)を制したタヴァゴがいます。

ワーザーは、父も管理したニュージーランドのA.キャンベル厩舎からデビュー。3歳(2015年)4月のチャンピオンシップS(G2・ニュージーランド、芝2100m)で重賞初制覇を果たすと、続いて行ったオーストラリア遠征でも古馬相手にイーグルファームカップ(G2・芝2200m)を制したほか、サウスオーストラリアンダービーとクイーンズランドダービー(ともにG1)でともに2着に入る活躍を見せました。

その後、香港のJ.ムーア厩舎(香港チャンピオントレーナー7回)に移籍したワーザーは新天地での4戦目となった2016年3月の香港ダービー(香LG1・芝2000m)を制して香港4歳馬の頂点に立つと、続く4月のクイーンエリザベスⅡ世カップ(G1・芝2000m)も4馬身半差で優勝。2015-2016年シーズンの香港年度代表馬に輝きました。

2016-2017年シーズンは、右後肢を痛めたことでシーズンの前半を棒に振りましたが、今年2月の香港ゴールドカップ(G1・芝2000m)を最終コーナー手前で手綱を引かざるを得ない場面がありながらも直線で鋭く伸びて復活の勝利。その後はチェアマンズトロフィー(G2)がこのシーズンの香港年度代表馬に輝くラッパードラゴンの4着、クイーンエリザベスⅡ世カップも日本のネオリアリズムの3着に終わりました(レース後、気管内の出血を確認)が、ブリンカーを外して臨んだ5月のチャンピオンズ&チャターカップ(G1・芝2400m)を3馬身差で快勝。香港のチャンピオンステイヤーに選出されました。

9月に開幕した今シーズン(2017-2018年)は、10月のシャティントロフィー(G2)6着の後、前走11月19日の香ジョッキークラブカップ(G2、芝2000m)では中団からしぶとく伸びて、斤量が5ポンド軽かったタイムワープをクビ差競り落として優勝しました。

騎手トミー・ベリー(Tommy Berry)

年齢:26歳

オーストラリアのウォリックファームで厩舎を開業する父ケビン・ベリー調教師のもと馬に囲まれた環境で生まれ育つ。2007年に見習騎手となり、2009-2010年シーズンにはシドニー地区の見習騎手チャンピオンに輝いた。初G1勝利は2012年ゴールデンローズSでのエポレット。香港での免許取得初日となった2013年クイーンエリザベスⅡ世カップ当日にはミリタリーアタックで同レースを制覇した。2017-2018年シーズンからは香港に移籍し、ジョン・ムーア(J.ムーア)厩舎所属として通年免許を取得している。

  • 表彰歴

    シドニー地区見習騎手チャンピオン(2009-2010年シーズン)

  • 香港通算勝利数

    61勝

イギリス

ブロンドミー

牝5歳

BLOND ME(IRE)

フランスのジャックルマロワ賞とジャンプラ賞(以上、G1)を制し、種牡馬としても今年の仏1000ギニー(G1・フランス)の勝ち馬プレシューズや2014年の英スプリントカップ(G1・イギリス)を制したジーフォースなどを送るタマユズの産駒です。近親にはマッキノンS(G1・オーストラリア)を制したグラスハーモニウムがいます。

イギリスのA.ボールディング調教師が管理するブロンドミーは3歳(2015年)6月にデビュー3戦目〔イギリス(以下、同馬が出走したレースの開催国は断りのない限りイギリス)、芝1600m〕で初勝利を挙げると、続くディスタフ(準重賞、芝1610m)も連勝。その後、アタランタS(G3)2着、サンズポイントS(G2・アメリカ)2着と来て、G1初挑戦となったアメリカのクイーンエリザベスⅡ世チャレンジカップSで6着に入り3歳シーズンを終えました。

重賞初制覇を果たしたのは昨年9月。トルコの国際トプカピトロフィー(G2、芝1600m)を差し切ってのものでした。今年はさらに上昇。初戦となった5月のミドルトンS(G2、芝2050m)を4頭立ての3番手から差し切ると、続くナッソーS(G1)では今年の英1000ギニー(G1・イギリス)と愛1000ギニー(G1・アイルランド)の勝ち馬ウィンターの1馬身半差2着に健闘。その後、9月のヴェルメイユ賞(G1・フランス)では道中で大きな不利を受けたことでスピードを緩めて最下位11着に終わりましたが、続いてカナダに遠征して迎えた前走10月15日のE.P.テイラーS(芝2000m)では後方2番手から直線で鋭く伸びて勝利を掴み、待望のG1初制覇を果たしました。

騎手オシーン・マーフィー(Oisin Murphy)

年齢:22歳

ヨーロッパのカタールレーシングの専属騎手。アイルランドのキラーニー出身でアイルランドポニーレーシングサーキットを卒業。チェルトナムゴールドカップ優勝騎手である叔父ジム・カロティーに騎乗技術を学び、夏期休暇ではトミー・スタック調教師やエイダン・オブライエン(A.P.オブライエン)調教師のもとで働いた。2012年10月にアンドリュー・ボールディング(A.ボールディング)厩舎の見習騎手になる。初騎乗は2013年5月、18歳の時。最初のシーズンでは、歴史ある短距離ハンデキャップ競走をメインに据えたエアゴールドカップデイで4勝をあげるなど41勝を挙げた。2016-2017年シーズンに香港で短期免許を取得して4勝を挙げる前にオーストラリアやUAEで活躍をした。2017年10月にアクレイムに騎乗してフォレ賞(G1)を優勝。その2週間後にはE.P.テイラーS(ブロンドミー)に勝利した。

  • 表彰歴

    イギリス見習騎手チャンピオン(2014年)

  • 香港通算勝利数

    4勝

日本

ステファノス

牡6歳

STAPHANOS(JPN)

父は皐月賞(GⅠ)、日本ダービー(GⅠ)、菊花賞(GⅠ)のクラシック三冠を制したJRA賞年度代表馬(2005年、2006年)で、種牡馬としてもここ5年続けて日本のチャンピオンサイヤーに輝くディープインパクトの産駒。祖母ゴールドティアラは2000年マイルチャンピオンシップ南部杯(JpnⅠ・盛岡)の勝ち馬です。

藤原英昭調教師が手がけるステファノスは2歳(2013年)12月にデビューから3戦目の未勝利戦(芝1600m)で初勝利。3歳(2014年)春には、500万下・つばき賞(芝1800m)を勝ち、毎日杯(GⅢ)3着の後、皐月賞(GⅠ)にも駒を進めて5着。その後、5月にオープン特別・白百合S(芝1800m)を差し切ると、同年秋の富士S(GⅢ、芝1600m)でも素晴らしい切れ味を発揮して優勝。重賞初制覇を果たしました。

その後は3年以上も勝利を手にすることができていませんが、2015年には天皇賞(秋)(GⅠ)と香港のクイーンエリザベスⅡ世カップ(G1)で2着に入り、2016年は天皇賞(秋)(GⅠ)と香港カップ(G1)で3着。今年も大阪杯(GⅠ)で2着に入るなど中距離のトップホースとして長く活躍を続けています。

前走の天皇賞(秋)(GⅠ)は不良馬場で力を出せず10着。香港にはこれまで2015年のクイーンエリザベスⅡ世カップ2着、香港カップ10着、2016年の香港カップ(G1)3着と3度の遠征経験があります。

騎手ヒュー・ボウマン(Hugh Bowman)

年齢:37歳

1999年にナチュラライズドでデビューして以来、積み重ねてきた勝利数は2000を超え、G1勝利数は75という素晴らしいキャリアを築いてきた。これまでに4度のシドニー地区リーディングを獲得。そして過去2シーズン、オーストラリアで最もG1勝利を挙げた騎手。チャンピオン牝馬ウィンクスに騎乗して22戦21勝。同馬でコックスプレート3連覇も達成した。香港ではクイーンエリザベスⅡ世カップ、香港ダービーとチャンピオンズ&チャターカップをワーザーで優勝し、2017年のチェアマンズスプリントプライズはラッキーバブルズで優勝。今シーズンも既に5つのG1勝利を挙げており、直近のG1勝利はシュヴァルグランで制したジャパンカップ。

  • 表彰歴

    シドニー地区リーディングジョッキー(2008-2009年、2011-2012年、2014-2015年、2016-2017年シーズン)、ロンジン・ワールドベストジョッキー(2017年)

  • 香港通算勝利数

    26勝

香港

シークレットウェポン

せん7歳

SECRET WEAPON(GB)

オーストラリアでライトニングS、遠征したイギリスでもゴールデンジュビリーS(以上、G1)を制した快足馬ショワジールの産駒です。父の代表産駒には、ヨーロッパ最優秀スプリンターのスタースパングルドバナーやクイーンエリザベスⅡ世S(G1・イギリス)を制したオリンピックグローリーがおり、香港ではルガーが香港ダービー(香LG1)を制しています。

イギリスのW.ミュアー厩舎からデビューしたシークレットウェポンは3歳(2013年)7月に2戦目(芝1200m)で初勝利を挙げた後、香港のC.イプ厩舎に移籍。香港での3シーズン目となった2015-2016年シーズン半ば(2016年2月)のセンテナリーヴァーズ(香LG3、芝1800m)では直線で何度も前が塞がって追えなくなる場面がありながらもゴール前で鋭く伸びて重賞初制覇を果たしました。

2016-2017年シーズンは、11月の香ジョッキークラブカップ(G2、芝2000m)で最後方から一気に差し切って2つ目の重賞タイトルを獲得すると、12月の大一番・香港カップ(G1)でも勝ったモーリスからは3馬身離されたとはいえ2着に健闘しました。しかし、その後は香スチュワーズカップ11着、ワーザーの3着に終わった香港ゴールドカップ、ネオリアリズムの6着だったクイーンエリザベスⅡ世カップと結局G1には手が届かず昨シーズンを終了。今シーズン(2017-2018年)も初戦となった10月のシャティントロフィー(G2)が最下位13着、連覇を狙った前走11月19日の香ジョッキークラブカップも後方から伸びず5着とやや精彩を欠いています。

騎手ナッシュ・ローウィラー(Nash Rawiller)

年齢:43歳

3度のシドニー地区リーディングを獲得。オーストラリアでは通算2000勝以上(G1競走50勝以上を含む)の活躍をしているオーストラリアのトップジョッキー。弟のブラッドも騎手、妹のステイシーも元騎手、またもう一人の兄弟のトッドは調教師、父のキースは元障害騎手。ヴィクトリア州でデビューし、キャリア初期にはエルブストロームとのコンビでコーフィールドカップやドバイデューティフリーを勝利。2007年にはシドニーに拠点を移し、ゲイ・ウォーターハウス調教師とコンビを組み、名牝モアジョイアスや3歳牡馬ピエロに騎乗し、活躍。2014年9月に香港移籍し、2015年にシークレットシャムで香プレミアカップを制し、香港での重賞初勝利を達成している。

  • 表彰歴

    シドニー地区リーディングジョッキー(2009-2010年、2010-2011年、2012-2013年シーズン)

  • 香港通算勝利数

    112勝

イギリス

ロビンオブナヴァン

牡4歳

ROBIN OF NAVAN(FR)

仏2000ギニー、ジャンリュックラガルデール賞(以上、フランス)、そしてレーシングポストトロフィー(イギリス)と3つのG1を制したアメリカンポストの産駒です。

イギリスのH.ダンロップ厩舎に所属するロビンオブナヴァンは2歳時(2015年)からトップクラスで活躍。2歳10月のコンデ賞〔G3・フランス(以下、同馬が出走したレースの開催国は断りのない限りフランス)、芝1800m〕で重賞初制覇を果たすと、続く11月のクリテリウムドサンクルー(芝2000m)も逃げてクロスオブスターズ〔今年の凱旋門賞(G1)2着馬〕に2馬身半差をつけて優勝。G1初制覇を果たしました。

ただ、3歳時は伸び悩み、ローマ賞(G1・イタリア)2着、グレフュール賞(G2)2着、セプテンバーS(G3・イギリス)2着などがありましたが結局6戦して未勝利に終わりました。

4歳になった今年は初戦のアルクール賞(G2)4着の後、イスパーン賞(G1)で逃げ粘って2着に入ると、続くラクープ(G3、芝2000m)では2番手から直線で抜け出し、最後はガルリンガリの追い上げを退けて優勝。久々の重賞勝ちを果たしました。しかしその後は芝2400mのサンクルー大賞(G1)で8着に大敗し、距離を短くした芝1600mのムーランドロンシャン賞(G1)が4着。さらに9月のドラール賞(G2)でガルリンガリの5着に終わると、続く前走のダーレークラブS(G3・イギリス)も2着と4連敗となっています。

騎手サム・クリッパートン(Sam Clipperton)

年齢:23歳

オーストラリアの将来有望な若手騎手の一人。2016-2017年シーズンに香港に移籍するまでにゴドルフィンからのサポートを得て、複数のG2競走に優勝するなど優れた成績を収めた。香港移籍初年度は40勝を挙げてリーディング4位タイとなった。少年時代は馬術やロデオなどの競技に参加していた。15歳で学校を退学し、8度のシドニー地区リーディングを獲得して競馬殿堂入りも果たしているロン・クイントン調教師に師事した。2010年7月16日にナインドラゴンズに騎乗し、ワイオング競馬場でデビュー。翌シーズンには23勝を挙げる活躍をした。2014年にはボビー・エル=イッサ騎手以来20年ぶりに2年連続でシドニー地区の見習騎手チャンピオンに輝いた。G1初勝利は2016年ロン・クイントン調教師が管理するピーピングとのコンビで優勝したクールモアクラシック。

  • 表彰歴

    シドニー地区見習騎手チャンピオン(2012-2013年、2013-2014年シーズン)

  • 香港通算勝利数

    50勝

日本

スマートレイアー

牝7歳

SMART LAYER(JPN)

父はディープインパクト、半弟のプラチナムバレットは今年の京都新聞杯(GⅡ)の勝ち馬です。

デビューは3歳(2013年)4月と少し遅くなりましたが、非凡な末脚を武器にしてそのデビュー戦(芝1600m)で勝利を収めると、そこからスピード出世を果たして秋には秋華賞(GⅠ)に参戦。直線で大外から一気に差し脚を伸ばして2着に入り、世代トップレベルであることを示しました。

重賞初制覇は4歳(2014年)4月の阪神牝馬S(GⅡ)。大きく出遅れながらも、直線で豪快に差し切って優勝しました。そこからは少し伸び悩んだ印象もありましたが、昨年2月の東京新聞杯(GⅢ)であっと驚く逃げ切り勝ちを収めると、続く阪神牝馬S(GⅡ)も鮮やかに逃げ切って重賞連勝。続くヴィクトリアマイル(GⅠ)で先行して良く粘って4着に入り、12月には香港に遠征して香港ヴァーズ(G1、芝2400m)で5着に入りました。

今年は京都記念(GⅡ)2着、ヴィクトリアマイル(GⅡ)4着、鳴尾記念(GⅢ)2着の後、秋初戦となった京都大賞典(GⅡ)を鮮やかに差し切って4つ目の重賞タイトルを獲得して、7歳にして衰え知らずのパフォーマンスを披露。前走のエリザベス女王杯(GⅠ)は6着でした。

フランス

ガルリンガリ

せん6歳

GARLINGARI(FR)

ダルマイヤー大賞(G1・ドイツ)、ヴィットリオディカプア賞(G1・イタリア)に優勝し、2008年の香港カップ(G1)では3着に入ったリンガリの産駒。同牝系には仏オークス馬カーリングやその息子のローエングリン、エキストラエンドがいます。

フランスのC.バランドバルブ調教師が手がけるガルリンガリは、一昨年の4歳時までは準重賞における2勝が最も目立つ成績でしたが、5歳を迎えた昨年、本格化。3月のエクスビュリ賞〔G3・フランス(以下、同馬が出走したレースの開催国は断りのない限りフランス)、芝2000m)を逃げ切って重賞初制覇を果たすと、続く4月のアルクール賞(G2・芝2000m)も先行策から直線であっさりと抜け出して3馬身半差で快勝。重賞連勝としました。

その後は、昨年5月のガネー賞(G1)で3着になったほか、今年もG3で3度2着(ラクープ、ヴィシー大賞、ゴントービロン賞)に入るなど勝てないまでも重賞の常連として活躍していましたが、今年9月のラクープドメゾンラフィット(G3、芝2000m)を逃げ切って久々の重賞勝利を収めると、続く前走9月30日のドラール賞(G2、芝2000m)も逃げたロビンオブナヴァン(5着)を直線でかわして優勝。重賞連勝として、自身4つ目の重賞勝ちを果たしています。なお、香港には1度遠征経験があり、昨年12月の香港ヴァーズ(G1)でサトノクラウンの7着でした。

騎手ステファン・パスキエ(Stephane Pasquier)

年齢:39歳

ロベール・コレ厩舎の見習騎手としてデビューし、1995年9月アミアン競馬場にてコレ調教師の管理する馬に2度目の騎乗で初勝利を挙げる。2004年7月ウィルデンシュタインのセカンドジョッキーとなり、同年10月にウエスターナーでロイヤルオーク賞を制した。2005年にはウィルデンシュタインのファーストジョッキーとなり、2007年にアブドゥラ殿下と騎乗契約を結び、自身初のフランスチャンピオンジョッキーのタイトルを手中に収めた。また、2007年にマンデュロ(ウルマン男爵所有)とのコンビでイスパーン賞(G1)、プリンスオブウェールズS(G1)、ジャックルマロワ賞(G1)を含む無傷の5連勝を飾った。さらに、2010年からはニアルコスファミリーの専属騎手となり、近年はマキシオス(2013年イスパーン賞、ムーランドロンシャン賞)やカラコンティー(2013年ジャンリュックラガルデール賞、2014年仏2000ギニー、ブリーダーズカップマイル)、イラプト(2015年パリ大賞、2016年カナディアンインターナショナル)とのコンビで活躍。これまでのG1勝利数は26にのぼり、その中にはセンガでの2017年ディアヌ賞やレイルリンクでの2006年凱旋門賞、サインズオブブレッシングでの2016年モーリスドゲスト賞などが含まれる。

  • 香港通算勝利数

    1勝

香港

タイムワープ

せん4歳

TIME WARP(GB)

2008年のクイーンエリザベスⅡ世カップ(G1)を制したアーキペンコの産駒です。父の代表産駒には英チャンピオンズフィリーズ&メアズS(G1・イギリス)を制したマダムチャン、サンマルティン将軍大賞(G1・アルゼンチン)の勝ち馬フォーティワンなどがいます。

イギリスのM.プレスコット厩舎からデビューしたタイムワープは、2歳(2015年)9月と3歳5月に制した2つの準重賞を含む9戦5勝の成績を残した後、カリフォルニアメモリーで香港カップを連覇(2011年、2012年)したA.クルーズ厩舎へと移籍しました。

香港移籍後は、今年1月の香港でのデビューから7連敗と苦戦が続いていましたが、今年6月にクラス2(香港のレースは下からクラス5〜1、ほかに重賞および準重賞と新馬戦に近いグリフィンで構成)の芝1800m戦を2馬身半差で逃げ切ると、続いて中1週で向かったクラス2(芝1650m)と7月のクラス1(芝1600m)をともに逃げ切って3連勝で2016-2017年シーズンを終えました。

今シーズン(2017-2018年)は初戦となった10月のセレブレイションカップ(G3)で道中4番手から直線で伸びて3着の後、11月5日のレディースパース(G3)では逃げ切りを狙いましたが、ゴール前で8ポンド斤量の軽かったナッサに差されて2着。その後、中1週で向かった前走11月19日の香ジョッキークラブカップ(G2)は、離して逃げた馬の2番手追走から直線でも伸びましたが、最後はワーザーにかわされて2着に終わっています。

騎手ザカリー・パートン(Zachary Purton)

年齢:34歳

2013-2014年シーズンに112勝を挙げて初めて香港騎手リーディングを獲得し、ダグラス・ホワイト騎手が記録していた連続リーディング記録を13でストップさせた。同シーズンで香港史上最速での50勝を達成、ダグラス・ホワイト騎手に次ぐ史上2人目となるシーズン100勝を達成した。オーストラリアのブリスベンで騎手としてのキャリアをスタートし、2003年には見習騎手でありながら同地区のリーディングジョッキーに輝いた。その後シドニーに拠点を移し、2度シドニー地区リーディング2位となった。2007年9月から香港での騎乗を開始。主な勝ち鞍は2012年ロイヤルアスコットのキングズスタンドS。2016-2017年シーズンには自身ベストとなる107勝を挙げた。

  • 表彰歴

    香港リーディングジョッキー(2013-2014年シーズン)、ブリスベン地区リーディングジョッキー(2003年見習騎手で獲得)、JRAワールドスーパージョッキーズシリーズ優勝(2012年)

  • 香港国際競走

    5勝 香港マイル(2012年アンビシャスドラゴン、2016年ビューティーオンリー)、香港スプリント(2014年、2016年エアロヴェロシティ)、香港ヴァーズ(2013年ドミナント)

  • 香港通算勝利数

    749勝

アイルランド

ウォーディクリー

牡3歳

WAR DECREE(USA)

アルフレッドG.ヴァンダービルトBCハンデ(G2・アメリカ)を制し、種牡馬としても英インターナショナルS(G1)を制したデクラレーションオブウォーやヨーロッパ最優秀2歳牡馬エアフォースブルーなどを送るウォーフロントの産駒。祖母ティッカーテープはアメリカンオークス、クイーンエリザベスⅡ世チャレンジカップS(以上、G1・アメリカ)の勝ち馬です。

ドーヴィルと同じアイルランドのA.P.オブライエン厩舎に所属するウォーディクリーは2歳(2016年)6月のデビュー戦(アイルランド、芝1400m)で初勝利。続くスーパーラティヴS(G2・イギリス)で2着の後、ビンテージS(G3・イギリス、芝1400m)では後のクリテリウムアンテルナシオナル、ジャンプラ賞(以上、G1・フランス)、UAEダービー(G2・UAE)の勝ち馬サンダースノーを差して優勝。重賞初制覇を果たしました。

3歳になった今年は初戦のクレイヴンS(G3・イギリス)で先行して6着の後、仏ダービー(G1・フランス)では後方から追い上げてブラムトの5着。その後9月には愛ダイヤモンドS(G3・アイルランド、オールウェザー2140m)は3番手追走から直線で余裕を持って抜け出して快勝しましたが、続いて向かったアメリカダート路線の最高峰である前走11月4日のブリーダーズカップクラシック(G1)は後方のままいいところなく9着に終わりました。

騎手シーミー・ヘファナン(Seamie Heffernan)

年齢:45歳

1996年にエイダン・オブライエン(A.P.オブライエン)調教師に師事する前は、ジム・ボルジャー調教師のもとで働き1994年にはダラ・オドノヒュー騎手と共にアイルランド見習騎手チャンピオンになった。バリードイルでは、長年マイケル・キネーン騎手、キーレン・ファロン騎手、ジェイミー・スペンサー騎手、ジョニー・ムルタ騎手、ライアン・ムーア(R.ムーア)騎手の代役を務め重要な役割を果たしている。マインディング、ケープブランコ、ソーユーシンク、イマジンやハイランドリールなどのビッグネームのG1勝利にも名前を刻んでいる。通算9つのヨーロッパクラシックの勝利の中に愛ダービーが3つ。これまでに今年のオペラ賞(ロードデンドロン)、ミドルパークS(ユーエスネイヴィーフラッグ)を含む29のG1を勝利している。最後に香港で騎乗したのは2006年の香港ヴァーズでスコーピオンに騎乗し7着となった。

  • 表彰歴

    アイルランド見習騎手チャンピオン(1994年)

  • 香港通算勝利数

    0勝

文:出走馬については秋山 響(TPC)。騎手については香港ジョッキークラブ発表のプロフィールをJRAで翻訳したもので予定騎手(JRA所属騎手以外を掲載)

注記:騎手の香港国際競走勝ち鞍のレース名は現在のもの。香港通算勝利数は2017年11月27日現在のもの

国旗は「調教国」、英語表記右の国コードは「生産国」

ご注意

当コーナーの情報は、登録情報を基に制作されております。競走データは公式データと照合し、それ以外の表記は主に現地報道を参考に制作しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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