データ分析

過去の結果から、レース傾向を徹底分析!

アメリカ調教馬が強い

メイダン競馬場のダート2000mで行われるようになった2015年以降、過去2回のドバイワールドカップで上位3着以内に入った馬の調教国を調べると、アメリカ調教馬、アラブ首長国連邦(UAE)調教馬、それに南アフリカ調教馬による争いという構図が見てとれる〔表1〕。まずはこの3か国の調教馬に注目すべきだが、その中でも、これまでのドバイワールドカップにおいて、オールウェザーでの開催を除いた計16回(ナドアルシバ競馬場での開催も含む)のうち、最多となる9勝を挙げているアメリカ調教馬には特に注意を払いたい。

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〔表1〕
3着以内馬の調教国(過去2年)
着順 馬名 調教国
2015年 1着 プリンスビショップ UAE
2着 カリフォルニアクローム アメリカ
3着 リー アメリカ
2016年 1着 カリフォルニアクローム アメリカ
2着 ムブタヒージ 南アフリカ
3着 ホッパーチュニティ アメリカ
備考:
S.ビン・スルール調教師など、アラブ首長国連邦(UAE)とヨーロッパの両方に調教拠点がある調教師の管理馬については、UAE調教馬扱いとした

UAEかアメリカで好走した馬が狙い目

過去2回のドバイワールドカップで上位3着以内に入った馬の前走を見ると、UAEかアメリカのレースを使った馬の好走が目立つ〔表2〕。また前走の着順別成績では、前走4着以下からの巻き返しが1頭のみ〔表3〕。前走UAEかアメリカで3着以内に入った馬を狙いたい。

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〔表2〕
3着以内馬の前走(過去2年)
前走 ドバイワールドカップにおける成績
1着 2着 3着
アル・マクトゥームチャレンジ ラウンド3(G1・UAE) 1 1 0
一般戦(UAE) 1 0 0
サンアントニオS(G2・アメリカ) 0 1 1
ドンH(G1・アメリカ)(注釈1) 0 0 1
注釈1:
ドンHの現在のレース名はペガサスワールドカップ

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〔表3〕
3着以内馬の前走の着順別成績(過去2年)
前走 ドバイワールドカップにおける成績
1着 2着 3着
1〜3着 2 1 2
4着以下 0 1 0

1800m以上のG1馬に注目

過去2回のドバイワールドカップで上位3着以内に入った馬のG1実績をチェックすると、昨年2着のムブタヒージを除く5頭が1800m以上のG1に優勝していた。なお、ムブタヒージはG1未勝利ではあったが、ダート1900mのUAEダービー(G2)を8馬身差で圧勝した実績があった。〔表4〕

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〔表4〕
過去2年における3着以内馬のG1実績(1800m以上)
着順 馬名 G1勝ち鞍(1800m以上)
2015年 1着 プリンスビショップ アル・マクトゥームチャレンジ ラウンド3(UAE・AW2000m)
2着 カリフォルニアクローム ケンタッキーダービー(アメリカ・ダート2000m)
プリークネスS(アメリカ・ダート1900m)
サンタアニタダービー(アメリカ・ダート1800m)
ハリウッドダービー(アメリカ・芝1800m)
3着 リー ドンH(アメリカ・ダート1800m)
2016年 1着 カリフォルニアクローム ケンタッキーダービー(アメリカ・ダート2000m)
プリークネスS(アメリカ・ダート1900m)
サンタアニタダービー(アメリカ・ダート1800m)
ハリウッドダービー(アメリカ・芝1800m)
2着 ムブタヒージ なし
3着 ホッパーチュニティ クラークH(アメリカ・ダート1800m)

真ん中から内寄りのゲートに注目

過去2回のドバイワールドカップに加えて、近3シーズン(2014−2015年、2015−2016年、2016−2017年。現シーズンは2017年3月4日までのもの)にメイダン競馬場のダート2000mで行われたサラブレッドの重賞〔アル・マクトゥームチャレンジ ラウンド3(G1)〕及び準重賞(ジエンティサル、カーリンH)のゲート番別成績をまとめたのが〔表5〕。「1番」ゲートの馬が2勝、2着2回、3着1回の好成績を残している。2015年にドバイワールドカップを制したプリンスビショップも「1番」ゲートだった。また、「1〜6番」ゲートと「7〜12番」ゲートに分けた成績を見ると、前者が7勝を挙げて大きくリードしているほか、勝率、連対率、3着内率全てで後者を上回っている。真ん中から内寄りのゲートを狙いたい。〔表6〕

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〔表5〕
近3シーズンにメイダン競馬場のダート2000mで行われたサラブレッドの重賞及び準重賞におけるゲート番別成績(その1)
ゲート番 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
1 2 2 1 4 22.2% 44.4% 55.6%
2 1 1 0 7 11.1% 22.2% 22.2%
3 1 1 1 6 11.1% 22.2% 33.3%
4 1 2 2 4 11.1% 33.3% 55.6%
5 0 1 1 7 0% 11.1% 22.2%
6 2 0 0 7 22.2% 22.2% 22.2%
7 0 1 1 7 0% 11.1% 22.2%
8 0 0 1 7 0% 0% 12.5%
9 1 1 1 4 14.3% 28.6% 42.9%
10 0 0 1 3 0% 0% 25.0%
11 1 0 0 2 33.3% 33.3% 33.3%
12 0 0 0 3 0% 0% 0%
備考1:
集計対象は2015、2016年のドバイワールドカップ(G1)、2015、2016、2017年のアル・マクトゥームチャレンジ ラウンド3(G1)、2014、2015、2016年のジエンティサル(準重賞)、2017年のカーリンH(準重賞)
備考2:
13〜16番ゲートの出走はなし

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〔表6〕
近3シーズンにメイダン競馬場のダート2000mで行われたサラブレッドの重賞及び準重賞におけるゲート番別成績(その2)
ゲート番 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
1〜6 7 7 5 35 13.0% 25.9% 35.2%
7〜12 2 2 4 26 5.9% 11.8% 23.5%
備考1:
集計対象は2015、2016年のドバイワールドカップ(G1)、2015、2016、2017年のアル・マクトゥームチャレンジ ラウンド3(G1)、2014、2015、2016年のジエンティサル(準重賞)、2017年のカーリンH(準重賞)
備考2:
13〜16番ゲートの出走はなし

3つの父系統を要チェック

過去2回のドバイワールドカップ上位3着以内に入った馬の父馬を記したのが〔表7〕。エーピーインディ系とミスタープロスペクター系が2年連続でワンツーフィニッシュを決めている。また、過去2回のドバイワールドカップに加えて、近3シーズン(2014−2015年、2015−2016年、2016−2017年。現シーズンは2017年3月4日までのもの)にメイダン競馬場のダート2000mで行われたサラブレッドの重賞〔アル・マクトゥームチャレンジ ラウンド3(G1)〕及び準重賞(ジエンティサル、カーリンH)を含めた成績を見ると、ノーザンダンサー系の好走も目立つ〔表8〕。血統面ではノーザンダンサー系、エーピーインディ系、ミスタープロスペクター系種牡馬の産駒をチェックしておきたい。

文:秋山響(TPC)

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〔表7〕
ドバイワールドカップ3着以内馬の父馬(過去2年)
1着馬 2着馬 3着馬
2015年 Dubawi(ミスタープロスペクター系) Lucky Pulpit(エーピーインディ系) First Samurai(ノーザンダンサー系)
2016年 Lucky Pulpit(エーピーインディ系) Dubawi(ミスタープロスペクター系) Any Given Saturday(ミスタープロスペクター系)

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〔表8〕
近3シーズンにメイダン競馬場のダート2000mで行われたサラブレッドの重賞及び準重賞における父馬の系統別成績(3着以内)
父系統 1着 2着 3着
ノーザンダンサー系 4 1 5
エーピーインディ系 2 3 1
ミスタープロスペクター系 1 4 3
ヘイルトゥリーズン系 1 1 0
レッドゴッド系 1 0 0
備考:
集計対象は2015、2016年のドバイワールドカップ(G1)、2015、2016、2017年のアル・マクトゥームチャレンジ ラウンド3(G1)、2014、2015、2016年のジエンティサル(準重賞)、2017年のカーリンH(準重賞)

ご注意

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