レース概要

香港の短距離王者決定戦

香港スプリント(G1、芝1200m)は香港の短距離王者決定戦。香港ではこのレースの後、1月から5月にかけてセンテナリースプリントカップ(G2、芝1200m)、クイーンズシルヴァージュビリーカップ(G1、芝1400m)、チェアマンズスプリントプライズ(G1、芝1200m)という3つの短距離G1からなる“スピードシリーズ”と呼ばれるシリーズがあるが、賞金は香港スプリントの方が上。レース単体の評価としては、香港スプリントが香港で最も高い。

また、世界的な視野で見ると、香港スプリントは、オーストラリア、日本、ドバイ、イギリス、香港の5か国(エリア)で行われる全10の短距離G1をシリーズ化して、スプリント部門の世界チャンピオンを決める「グローバルスプリントチャレンジ」の最終戦にも指定されており、世界の短距離戦線を締めくくる結びの一番という位置づけにある(チェアマンズスプリントプライズもシリーズ第4戦に指定されている)。

香港スプリントは、香港国際競走4レース(ほかに香港カップ、香港マイル、香港ヴァーズ)の中では最も新しいレースで、創設は1999年。芝1000mの直線レースとしてスタートし、第1回のレースでは翌年に安田記念を制することになる地元のフェアリーキングプローンが鮮やかな差し切り勝ちを収めた。

その後は2000年にG3、2001年にG2、そして02年にG1へとトントン拍子に昇格。2006年に右回りの1200mへと変更となり、現在の香港国際競走のフォーマットが確立した。

2003年、2004年のレースを連覇したサイレントウィットネス、2007年と2009年の優勝馬セイクリッドキングダムなど香港調教馬が過去17回のレース中、12回も優勝しているように、基本的には地元勢が強いレース。2006年に右回りの1200mへとレース条件が大きく変更されたのは、香港馬が強すぎたことも理由のひとつだった。

日本馬は2001年の初挑戦(ダイタクヤマト12着、メジロダーリング13着)以降、長く5着以内にも入れない状況が続いていたが、2012年にロードカナロアが初優勝を果たすと、翌13年も5馬身差で圧勝して連覇を達成。香港における2013/2014年の最優秀外国調教馬にも選ばれている。

※1香港ドル=15円で換算

文:秋山響(TPC)

  • 2009年 優勝馬セイクリッドキングダム

  • 2012年 優勝馬ロードカナロア

シャティン競馬場・芝1200m

シャティン競馬場・芝1200mのコース図

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