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特別レース名解説  5回 中山競馬
【第1日】 12月3日(土)
●イルミネーション(Illumination)ジャンプステークス
 イルミネーションは、英語で「照明、電飾」の意味。クリスマスが近付くにつれ、冬のイベントとしてイルミネーションが飾られ、本競走が施行される中山競馬場でも、正門前広場で幻想的なクリスマスイルミネーションを見ることが出来る。

●葉牡丹(はぼたん)賞
 葉牡丹は、ヨーロッパ原産のアブラナ科の越年草。キャベツの一品種であるが、結球しない。葉は冬に白・黄・紫・紫紅・鮮紅・淡紅色などに変化し、観葉植物として栽培される。花言葉は「物事に動じない」。

●アクアライン(Aqualine)ステークス
 アクアラインは、東京湾を挟み、千葉県木更津市と神奈川県川崎市を結んでいる海上道路と海底トンネルからなる自動車専用道路。平成元年に着工し、9年12月に開通となった。海上パーキングエリア「海ほたる」は、レストランやアミューズメント施設が入り、観光名所となっている。

●スポーツニッポン賞ステイヤーズステークス(GII)
 本競走は、昭和42年に創設された重賞競走。現在の平地競走の中では最長の3,600mで争われる。平成9年に負担重量がハンデキャップから別定に変更された。競走名のステイヤー(Stayer)は、英語で「耐える者、持ちこたえる者」の意味。その名が示すとおり、馬にも騎手にも長丁場を耐え抜く持久力が要求される。
 スポーツニッポンは、スポーツニッポン新聞社から発行されるスポーツ紙。本競走は、同社より寄贈賞を受けて施行される。

【第2日】 12月4日(日)
●霞ヶ浦(かすみがうら)特別
 霞ヶ浦は、茨城県南部の湖。鹿島灘寄りの北浦に対し、西浦とも呼ばれる。湖の面積167.6Kmは琵琶湖に次いで我が国第2位。最大水深は7m。北と西にそれぞれ高浜入と土浦入があり、桜川、小野川、恋瀬川などが流入し、南東端で常陸利根川と横利根川が利根川に流れ出ている。湖は淡水でワカサギ、シラウオ、コイ、エビなどが獲れる。近世は江戸と奥州を結ぶ湖上交通が盛んだった。湖の大部分が水郷筑波国定公園に含まれる。

●市川(いちかわ)ステークス
 市川は、千葉県北西部にある市。昭和9年(1934)市制施行。市街地は国道14号線に沿って東へ八幡、中山へと発展している。江戸川を挟み東京都と隣接しており、都心から20km圏内に位置し、首都圏のベッドタウンとして発展している。南部は住宅地で、北部の傾斜地等には今も豊かな自然が残っており、梨栽培などの農業が盛ん。

●ターコイズ(Turquoise)ステークス
 ターコイズは、12月の誕生石であるトルコ石のこと。不透明な鉱物で、少量の鉄を含んでいることもある。色は碧青または淡緑で、その独特な色合いから「ターコイズブルー」とも呼ばれる。装飾用に用いられる場合は丸く卵形に磨かれる。主な産出地はイラン、アメリカ、中国など。トルコを通じてヨーロッパに輸入されたため、トルコ石の名がついたが、トルコでは産出されない。

【第3日】 12月10日(土)
●黒松(くろまつ)賞
 黒松は、マツ科の常緑高木。東北から九州の海岸近くに生える。樹皮は灰黒色で、亀甲状の裂け目がある。葉は二枚ずつ対に付き、針状で硬い。潮風に耐えられるので、防風林として用いられる。また、盆栽や庭木としても植えられ、材は建築や土木、パルプなどにも用いられる。

●北総(ほくそう)ステークス
 北総は、旧国名・下総の別称。現在の千葉県北部、茨城県南部、埼玉県東辺および東京都の東辺に跨る地域を指す。住宅地として開発が進む一方、サツマイモ、ダイコンなどの近郊農業も盛ん。

●ラピスラズリ(Lapis Lazuli)ステークス
 ラピスラズリは、藍青色を呈し、飾り石として古代から用いられる鉱物。12月の誕生石としても知られる。主な産出地はアフガニスタン。瑠璃、ラズライトとも呼ばれる。

【第4日】 12月11日(日)
●舞浜(まいはま)特別
 舞浜は、浦安市行政区画の名称の1つ。名はアメリカ合衆国フロリダ州のディズニー・ワールドの近くにある「マイアミビーチ」にちなんで命名された。この由来のとおり、近くにテーマパーク「東京ディズニーリゾート」があり、その他ホテル群などと併せて大規模なアーバンリゾート地区となっている。

●美浦(みほ)ステークス
 美浦は、茨城県の南部、稲敷郡北部の霞ヶ浦に面した村。湖岸の低湿地帯には水田が広がり、低い台地には畑地が多い。霞ヶ浦に面した安中台地にある陸平貝塚は縄文時代の遺跡で、明治12年(1879)に日本人の手で初めて発掘調査された遺跡である。特産はマッシュルーム、シイタケなど。
 昭和53年にはJRAの競走馬調教施設である美浦トレーニング・センターが開設された。

●カペラステークス(GIII)
 本競走は、秋季競馬における短距離ダート競走の充実を図る観点から、平成20年に創設された重賞競走。
 カペラ(Capella)は、ぎょしゃ座のアルファ星のこと。ラテン語で「牝の仔ヤギ」の意味。冬になると、カペラ・アルデバラン・リゲル・シリウス・プロキオン・ポルックスの6つの恒星で冬のダイヤモンドを構成する。

【第5日】 12月17日(土)
●ひいらぎ賞
 ひいらぎ(柊)は、モクセイ科の常緑喬木。関東以西の山地に自生し、庭木にも使用される。高さは3m程度で葉は対生し、長楕円形で鋭い鋸歯がある。初冬、葉腋に白色の芳香がある花をつけ、核果は紫黒色に熟す。その葉と実はクリスマスの飾りにも用いられる。花言葉は「先見の明」。

●香取(かとり)特別
 香取は、千葉県北部にある市。平成18年に佐原市、小見川町、山田町、栗源町の1市3町が合併して誕生した。市に鎮座する香取神宮は、下総国一の宮で旧官幣大社。古来、鹿島神宮とともに軍神として尊崇されてきた。

●ディセンバー(December)ステークス
 ディセンバーは、英語で12月のこと。ラテン語で「10」を意味する「Decem」が語源。古代ローマ暦では、現在の3月を年始としていたため、現在の12月は第10月であったことに由来する。

【第6日】 12月18日(日)
●千葉テレビ杯
 千葉テレビは、昭和46年開局のUHFの放送局。千葉市中央区に本社を置き、千葉県と東京湾環状地帯を放送エリアとしている。本競走は、平成2年より同社から寄贈賞を受けて施行されている。

●仲冬(ちゅうとう)ステークス
 仲冬は、陰暦11月の異称。冬期3ヶ月の中の月という意味を持つ。

●朝日杯フューチュリティステークス(GI)
 本競走は、2歳馬によるチャンピオン決定戦として昭和24年に創設された『朝日杯3歳ステークス』を前身とする競走。日本と欧米の競馬の歴史には幾つかの相違点があり、2歳馬競馬の開始もそのひとつである。欧米は3歳クラシックレース体系確立に伴い、2歳馬競馬が施行された(1786年にイギリスのニューマーケットで初めて行われた)のに対し、日本では太平洋戦争の敗戦による競走馬資源の欠乏から、昭和21年秋の東京競馬場で初めて2歳馬競走が施行され、その後各地の競馬場でも2歳馬競走が施行されるようになった。平成3年に牡・せん馬限定となったが、16年に牡・牝馬限定となりせん馬の出走が不可となった。施行距離は、創設時の1,100mから昭和34年に1,200mに延長され、37年以降は現行の1,600mに定着している。また、平成13年には『朝日杯フューチュリティステークス』と名称が変更された。
 フューチュリティ(Futurity)は、「未来、将来、前途」を意味する英語。

●中山ウインタープレミアム
 本競走は、売上げの5%相当を上乗せして払戻をする「JRAプレミアムレース」の内の1つ。冬季に施行されるプレミアムレースとして「ウインター」を冠している。

【第7日】 12月24日(土)
●クリスマスローズステークス
 クリスマスローズは、きんぽうげ科のヘルレボルス・ニーゲルのこと。ヨーロッパや西アジアなどが原産で約20種類が分布する。草丈は20〜30cmで、花弁は小さくおしべに隠れるが、その分大きな5枚の萼(がく)がある。色は白色で桃色を帯びる。開花は12月〜4月に渡る。花言葉は「追憶」「私を慰めて」。

●農林水産省賞典中山大障害(J・GI)
 本競走は、昭和9年(1934)に当時中山競馬倶楽部の理事長であった肥田金一郎氏が、東京競馬場の東京優駿(日本ダービー)に匹敵する中山競馬場の名物レースとする目的で創設した。
 当時の障害の規模は、大土塁障害(通称赤レンガ)が高さ1.4m、幅2.2m、大竹柵障害が高さ1.6m、いけ垣障害が高さ1.5m、幅2.7mで現在の障害より大きく、合計10回の飛越とバンケットを6回上り下りするという過酷なものであった。これまで何度か距離の変更を経て、47年秋からは創設時の4,100mに戻され、障害レースのスピード化に伴う事故防止のため障害の規模を多少縮小したものの、我が国では最も難度の高いレースであり『華の大障害』と呼ばれて親しまれている。
 平成11年に障害重賞の格付けが行われ、最高峰のJ・GIとされ、負担重量も別定から定量に変更された。なお、10年までは春・秋と年2回施行されてきたが、11年より春は『中山グランドジャンプ』として施行されている。

●師走(しわす)ステークス
 師走は、陰暦12月の異称。太陽暦の12月の意にも用いられる。名は、日頃落ち着いている先生(師匠)も気忙しい年末を迎えると慌ただしく走り回るほど、12月は忙 しく、落ち着かない月ということに由来する。

●グレイトフル(Grateful)ステークス
 グレイトフルは、「感謝している、ありがたい、うれしい」を意味する英語。

【第8日】 12月25日(日)
●ホープフル(Hopeful)ステークス
 ホープフルは、「希望に満ちた、望みを持つ」を意味する英語。

●グッドラック(Goodluck)ハンデキャップ
 グッドラックは、「幸運」を意味する英語。

●2011フェアウェル(Farewell)ステークス
 フェアウェルは、「ごきげんよう、さようなら」を意味する英語。別れ際などに言い交わす言葉。

●有馬記念(グランプリ)(GI)
 本競走は、昭和31年に創設された『中山グランプリ』を前身とする競走。当時、暮れの中山競馬は中山大障害が最大の呼び物であったが、東京競馬場の東京優駿(日本ダービー)と比較すると華やかさに欠けることは否めなかった。そこで当時の理事長であった有馬頼寧氏が、中山競馬場新スタンド竣工を機に「暮れの中山競馬にも日本ダービーに匹敵する大レースを」と提案し、創設された。ところが、第1回の成功の興奮が冷めやらぬ翌32年1月9日、創設者である有馬理事長が急逝したため、同氏の名前を取って『有馬記念』と改称された。以来、暮れの風物詩として親しまれ、幾多の名馬が名勝負を展開している。
 本競走は、出走馬がファン投票で選出される。ファン投票で出走馬が決定されるのは宝塚記念(GI)と本競走の2競走である。

●ハッピーエンドプレミアム
 本競走は、売上げの5%相当を上乗せして払戻をする「JRAプレミアムレース」の内の1つ。幸福な結末を迎えられることを願うレースとして「ハッピーエンド」を冠している。