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特別レース名解説 5回 阪神競馬
【第1日】 12月5日(土)
●ポインセチア(Poinsettia)賞
 ポインセチアは、中米原産のトウダイグサ科の常緑低木。茎の先端に一見花のように見えるものは苞(花を保護する部分)であり、その中央にある黄色い粒状が花序(花の集合)となっている。クリスマスシーズンには、苞の部分が赤くなり、下葉の緑と見事な調和を見せることから、欧米では「クリスマス・フラワー」の愛称で呼ばれ、この季節に欠かせない花となっている。花言葉は「祝福する」「私の心は燃えている」。

●2009ゴールデンサドル(Golden Saddle)トロフィー(国際騎手招待)
 本競走は、昭和62年に創設された国内外の一流ジョッキーがポイント制で騎乗技術を競い合うワールドスーパージョッキーズシリーズ全4競走のうちの第1戦。
 サドルは、英語で鞍のこと。馬に乗ることを英語で「take (or get into) the saddle」と表す。なお、レースの負担重量には鞍の重さも含まれる。

●農林水産省賞典鳴尾記念(GIII)
 本競走は、昭和26年に創設された重賞競走。創設当初は春・秋の年2回施行されていたが、29年から現行の年1回となった。幾度か施行時期や距離の変更が行われ、平成9年から距離が2,000mに、12年から施行時期が12月に移り、ハンデキャップ競走となった。18年に行われた馬場改造工事に伴い距離が1,800mに短縮され、負担重量も別定に変更された。
 競走名の鳴尾は、明治40年(1907)に関西競馬倶楽部が兵庫県武庫郡鳴尾村に建設した「鳴尾競馬場」に由来する。昭和18年(1943)に太平洋戦争の激化に伴い海軍に徴用されたことで、同競馬場は開設から37年間でその幕を閉じた。

●2009ゴールデンスパー(Golden Spur)トロフィー(国際騎手招待)
 本競走は、ワールドスーパージョッキーズシリーズ全4競走のうちの第2戦。
 スパーは、英語で拍車のこと。拍車は、馬具のひとつで、馬を追う為の扶助器具。靴のかかとに取りつけて馬の腹を刺激し、前進気勢を促す等を目的として使用される。拍車で馬に気合をつけることを英語で「put spurs to a horse」と表す。

【第2日】 12月6日(日)
●千両(せんりょう)賞
 千両は、暖地の山林に自生するセンリョウ科の常緑小低木。葉は対生し、長楕円形で粗い鋸歯がある。冬、枝頂に小球形の実が固まって赤熟する。鉢植え、正月用の生け花などに用いられる。ヤブコウジ科のマンリョウに対してつけられた和名。花言葉は「可憐」「裕福」「利益」。

●2009ゴールデンブーツ(Golden Boots)トロフィー(国際騎手招待)
 本競走は、昭和62年に創設された国内外の一流ジョッキーがポイント制で騎乗技術を競い合うワールドスーパージョッキーズシリーズ全4競走のうちの第3戦。
 ブーツは、英語で騎手が騎乗する際に履く長靴のこと。

●ジャパン・オータムインターナショナル ジャパンカップダート(GI)
 本競走は、平成12年に創設された日本初のダート国際招待競走。7年に中央競馬・地方競馬相互間の交流が飛躍的に拡大され、中央・地方の垣根を越えたダート重賞競走が一層注目を集めることとなった。交流競走で活躍した馬が、ドバイやアメリカの海外ダート競走に挑戦するといったケースも年々増し、これによりダート競走においても『ジャパンカップ』の様な国際競走を施行しようという機運が高まり、本競走が創設された。
 なお、平成20年より施行場を東京競馬場から阪神競馬場へと移し、距離も1,800mに変更して争われている。

●2009ゴールデンホイップ(Golden Whip)トロフィー(国際騎手招待)
 本競走は、ワールドスーパージョッキーズシリーズの最終戦。本競走を終了した時点で最も多くポイントを獲得した騎手が優勝となる。
 ホイップは、英語で鞭のこと。馬にひと鞭入れることを英語で「whip up a horse」と表す。競走騎乗では、長さ77cm以上の鞭の使用は禁止されている。

【第3日】 12月12日(土)
●三木(みき)ホースランドパークジャンプステークス
 三木ホースランドパークは、平成6年に開園した兵庫県三木市別所町にある馬事施設。総合馬術競技場などの馬術を中心とした施設の他にも、キャンプ場や研修センター等がある。

●境港(さかいみなと)特別
 境港は、鳥取県西部にある市。市名の由来である境港は国内最大級の砂州である弓ヶ浜半島の北端に位置し、日本有数の漁獲高を誇る良港。紅ズワイガニを始めとして、アジ・サバ・イカなどが水揚げされる。また、漫画家である水木しげる氏の出身地であることから、「鬼太郎に逢える町」としても有名。

●六甲(ろっこう)アイランドステークス
 六甲アイランドは、兵庫県南東部、神戸市東灘区にある人工島。ポートアイランドに次いで造られた都市・港湾機能を備えた海上都市で、平成4年に埋め立てが完成。島の中心部には美術館や図書館、ファッションショップ、レストランなどの商業施設が建ち並んでいる。神戸新交通六甲ライナーのほか、六甲大橋によって神戸市街と結ばれている。

●ベテルギウス(Betelgeuse)ステークス
 ベテルギウスは、オリオン座のアルファ星で、0.3等から1.2等まで明るさを変える変光星。表面温度は3,800℃と低いが、大きさは太陽の700〜1,000倍もある超巨星である。こいぬ座のプロキオン、おおいぬ座のシリウスとともに「冬の大三角形」を形成する。アラビア語でベテルギウスは「オリオン(巨人)の腕」という意味を持つ。

【第4日】 12月13日(日)
●エリカ(Erica)賞
 エリカは、ツツジ科エリカ属の植物の総称。常緑の低木で、ツリガネエリカ・ジャノメエリカなど世界に約500種類ある。主に南アフリカに分布し、一部は地中海沿岸・北ヨーロッパに及ぶ。葉は小形で細く、スギの葉状。花は多くは小形の鐘状で淡紅色。花言葉は「博愛」「孤独」。

●阪神競馬場開設60周年記念オリオン(Orion)ステークス
 本競走は、阪神競馬場開設60周年を記念して施行される。
 オリオンは、天の赤道上にある冬を代表する星座。特徴的な形であることから容易に見付けることができる。星座の中のベテルギウス(赤色の巨星)とリゲル(青白の巨星)はともに一等星。ミンタカ、アルニラム、アルニタクの三つ星はオリオンの帯として知られている。名は、ギリシャ神話に登場する巨人に由来する。海の神ポセイドンの子であるオリオンは、曙の女神エオスに愛されたが、サソリに刺されて死亡し、星座となった。後にサソリも星座になったため、オリオン座はサソリ座を恐れて常に距離を保っているという伝説がある。

●農林水産省賞典阪神ジュベナイルフィリーズ(JpnI)
 本競走は、昭和24年に創設され、関西地区の2歳チャンピオン決定戦として平成2年まで『阪神3歳ステークス』の名称で施行されていた。当初は1,200mで行われていたが、昭和35年に1,400mに延長され、昭和37年以降は現行の1,600mで施行されている。平成3年には、2歳牝馬による競走に変更され、2歳牝馬のチャンピオン決定戦へとその性格が一変した。また、13年からは『阪神ジュベナイルフィリーズ』と名称が変更された。
 ジュベナイル(Juvenile)は、「少年・少女」を意味する英語。フィリー(Filly)は、牝馬、特に4歳までの牝馬のことをいう。また、この言葉には「社交界にデビューする少女(女性)」という意味も含まれている。

●御影(みかげ)ステークス
 御影は、神戸市東灘区の地名。六甲山地の産する花崗岩は御影石として有名。海岸地域は酒造地となっている。名は、神功皇后が姿をうつして化粧をした「沢の井」があることに由来すると言われている。

【第5日】 12月19日(土)
●ウインズ梅田B館リニューアル記念クリスマスキャロル(Christmas Carol)賞
 本競走は、ウインズ梅田B館のリニューアルを記念して施行される。
 クリスマスキャロルは、クリスマスの時期に歌われる宗教的な民謡の総称。

●逆瀬川(さかせがわ)ステークス
 逆瀬川は、武庫川水系の支流で、六甲山系の船坂峠東方に源を発し、兵庫県宝塚市を流れる川。阪急今津線には逆瀬川駅があり、流域には逆瀬川団地、逆瀬台などの名が点在している。

●ギャラクシー(Galaxy)ステークス
 ギャラクシーは、英語で「銀河、天の川」の意味。また、天文学の分野においては、天の川に象徴される我々の銀河系と同じ形態の恒星の大集団の意味も持ち、一般に直径数千光年から数十万光年の大きさの空間内に、100万から1兆にも及ぶ恒星と星間物質が密集しているものを指す。

【第6日】 12月20日(日)
●猪名川(いながわ)特別
 猪名川は、兵庫県川西市を流れる川。上流は屏風岩・竜化峡などの景勝地に恵まれた山紫水明の土地で、京阪神地区の人々のハイキング・キャンプ地として親しまれている。

●サンタクロース(Santa Claus)ステークス
 サンタクロースは、トルコのミュラの司教・聖ニコラウズ(Sint Klaes)の名がなまってアメリカに伝えられたもの。ミュラでは祝日の前日に贈り物を交換する習慣があり、これがニューヨークに移住したオランダ系清教徒によって伝えられ、クリスマスプレゼントの習慣と混ざり合い、白い髭、赤い服、赤頭巾、長靴の老人として表現されるようになった。

●阪神カップ(GII)
 本競走は、平成18年に創設された重賞競走。芝1,400mで争われる。中央競馬の競走体系は、個々の馬の適正を見出すといった観点から、従来の長距離を重視した競走体系を見直し、段階的に短距離競走体系の整備が行われてきた。また近年は、グローバルスプリントチャレンジやアジアマイルチャレンジといった短距離競走の国際シリーズが実施される等、短距離競走の重要性が国際的にも高まっている。こうした背景を基に、同体系のさらなる充実を図るため、スプリンターとマイラー双方が一堂に会する魅力を持つ競走として、本競走が創設された。
 本競走は、短距離競走体系上の重要性を考慮し、有力馬が出走し易い定量戦で争われる。

【第7日】 12月26日(土)
●摂津(せっつ)特別
 摂津は、旧国名のひとつ。現在の大阪府北西部と兵庫県南東部にあたる。この旧国名に入る現在の都市は大阪府管内で大阪、高槻、茨木など8市。兵庫県では神戸、芦屋、西宮など8市ある。また、大阪府中北部の市。大阪市の北部工業地域の延長として化学・機械などの工業が盛ん。

●元町(もとまち)ステークス
 元町は、神戸市中央区にある地名。商店街や商業施設が建ち並ぶ繁華街となっている。明治時代以降「ハイカラ・ハイセンス」の代名詞としてその名を馳せると同時に、商業地域として発展してきた。
 なお、元町にはJRAの場外勝馬投票券発売所であるウインズ神戸がある。

●ラジオNIKKEI杯2歳ステークス(JpnIII)
 本競走は、昭和59年に『ラジオたんぱ杯3歳牝馬ステークス』の名称で創設された重賞競走。平成3年に牡・せん馬限定競走に変更されるとともに、距離が1,600mから2,000mに延長された。平成12年より出走資格が牝馬にも与えられ、中長距離路線を歩もうとする牝馬の出走も可能となった。
 ラジオNIKKEIは、日経ラジオ社が運営する短波放送局の愛称。本競走は、同社より寄贈賞を受けている。

【第8日】 12月27日(日)
●江坂(えさか)特別
 江坂は、大阪府吹田市の南西部の地名。近年は商工業地区としても発展しており、北には千里ニュータウンや万博記念公園がある。

●摩耶(まや)ステークス
 摩耶は、兵庫県神戸市北区にある六甲山中の一峰。眼下に神戸港を臨み、山上に摩耶夫人(釈迦の母)をまつるとう利天上寺がある。

●2009ファイナル(Final)ステークス
 ファイナルは、「最終の、最後の」または「最後の勝負、決勝戦」を意味する英語。本競走は、開催されている3つの競馬場の中で発走時刻が最も遅い競走で、まさに今年度を締めくくる競走となる。