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特別レース名解説  2回 札幌競馬
【第1日】 8月1日(土)
●手稲山(ていねやま)特別
 手稲山は、札幌市西区と手稲区との境にある標高1,024mの山。山麓の手稲地区は、明治4年(1871年)に旧伊達藩である白石藩の藩士50戸が移住したことに始まる。地名はアイヌ語の「テイネイ(山霧多く湿潤)」に由来する。

●報知杯大雪(だいせつ)ハンデキャップ
 大雪山は、北海道中央部の火山群。カルデラ御鉢平を囲み、最高峰の旭岳(標高2,291m)、北鎮岳(標高2,244m)、白雲岳(標高2,230m)などから成っている。標高1,700m以上の地点では、ハイマツ(マツ科の常緑低木)帯で夏でも雪渓が残り、裾野は広大な原生林が広がっている。火山群は大雪山国立公園に属し、層雲峡、愛山渓の温泉が登山基地になっている。
 報知新聞社は、東京と大阪に本社を置く新聞社。本競走は、同社から寄贈賞を受けて施行される。

●大倉山(おおくらやま)特別
 大倉山は、札幌市北西部の山。スキーのジャンプ台「大倉山シャンツェ」がある。昭和47年には、冬季オリンピック札幌大会のジャンプ競技会場となった。

【第2日】 8月2日(日)
●アカシヤ(Acasia)特別
 アカシヤは、マメ科の常緑樹木の総称。オーストラリアを中心に、熱帯・温帯にわたって分布し、品種は約600種ある。幹や枝にトゲがあり、黄色や白色の小花が球形に密集して咲く。日本ではフサアカシヤ、ギンヨウアカシヤ、モリシマアカシヤなどが温室や暖地で栽培され、切り花に用いられている。タンニンやアラビアゴムなどを採取できる有用種も多い。花言葉は「秘めた恋」「友情」。

●UHB杯
 UHBは、札幌市に本社を置く北海道文化放送の略称。昭和47年の開局で、FNS(フジテレビ)系列。本競走は、47年に同社から寄贈賞を受け創設された。

●藻岩山(もいわやま)特別
 藻岩山は、札幌市南区にある山。標高531mで、ほぼ全域が樹木に覆われている。北東斜面はシラカバなどの広葉樹林が密生し、藻岩山原始林として天然記念物に指定されている。

【第3日】 8月8日(土)
●サロマ湖特別
 サロマ湖は、北海道北東部、オホーツク海沿岸の潟湖。網走国定公園内にあり、面積は道内一で約150km2。全国では琵琶湖・霞ヶ浦に次いで第三位となっている。サロマ湖とその周辺は、噴火湾と並ぶ帆立貝の産地となっており、また、カキの養殖も盛ん。

●みなみ北海道(ほっかいどう)ステークス
 みなみ北海道は、北海道南西部の寿都と長万部を結ぶ地溝帯から南のこと。一般的に道南と呼ばれる地域で、渡島と檜山の2支庁が置かれている。道南の代表都市は津軽海峡に面した函館市。

●千歳(ちとせ)特別
 千歳は、北海道南西部の市。札幌市の南東に位置し、北海道の空の玄関である新千歳空港がある。同市は昔、アイヌ語で「シコツ(大きな窪地、又は谷)」と呼ばれていたが、当時この地に多くの鶴がいたことから、文化2年(1805年)「鶴は千年、亀は万年」の故事にちなんで「千歳」と命名された。

【第4日】 8月9日(日)
●釧路湿原(くしろしつげん)特別
 釧路湿原は、約2万7000haの面積を誇る日本最大級の湿原。広大な湿原内を釧路川が優雅に蛇行して流れている。昭和55年には日本初のラムサール条約登録湿地の指定を受けた。一帯が釧路湿原国立公園に指定されており、タンチョウの生息地としても有名。
 なお、湿原の東部に接する釧路郡釧路町にはJRAの場外勝馬投票券発売所であるウインズ釧路がある。

●函館2歳ステークス(JpnIII)
 本競走は、函館競馬の2歳チャンピオン決定戦として昭和44年に創設された重賞競走。平成9年より、札幌と函館の開催日割が変更されたことにより、世代最初の重賞競走として早期デビュー馬の目標となるレースとなっている。
 なお、本年は函館競馬場の改築に伴い札幌競馬場で施行される。

●日高(ひだか)特別
 日高は、北海道の旧国名のひとつ。現在の日高支庁管内に相当する。国内有数の軽種馬生産地として世界的にも知られている。また、コンブの採集地としても有名。

【第5日】 8月15日(土)
●定山渓(じょうざんけい)特別
 定山渓は、札幌市の南西、豊平川上流にある渓谷。温泉があり、札幌の奥座敷といわれる。

●札幌日刊スポーツ杯
 本競走は、本社を札幌に置く北海道日刊スポーツ新聞社から昭和46年に寄贈賞を受けて創設された競走。北海道日刊スポーツは、37年創刊のスポーツ紙。

●支笏湖(しこつこ)特別
 支笏湖は、北海道千歳市西部にあるカルデラ湖。最大水深は約360m。秋田県の田沢湖に次ぐ日本第2位の深度で、日本最北の不凍湖でもある。湖畔からは恵庭岳が望める。湖水が伏流水となり、ナイベツ湧水を形成している。名は、アイヌ語の「シ・コツ(大きなくぼみ)」という千歳川の古名に由来するといわれている。

【第6日】 8月16日(日)
●羊蹄山(ようていざん)特別
 羊蹄山は、北海道南西部にある標高1,898mの火山。円錐状をなし、その美しさから蝦夷富士(えぞふじ)とも呼ばれている。山頂には直径700mの火口がある。山麓はアスパラガス・ジャガイモの産地として有名。

●北海道新聞杯クイーンステークス(GIII)
 本競走は、昭和28年に創設された重賞競走。当初は東京競馬場の芝2,000mで3歳牝馬限定戦として施行されていたが、幾度かの施行場の変更を経た後、平成12年には施行場が札幌競馬場に移され、出走資格が3歳以上の馬にも与えられた。
 北海道新聞社は、札幌市に本社を置く新聞社。本競走は、同社より寄贈賞を受け施行される。

●羊ヶ丘(ひつじがおか)特別
 羊ヶ丘は、札幌市豊平区にある地名。戦前、付近に種羊場が開設されたことから羊ヶ丘と呼ばれるようになった。石狩平野を見渡すことのできる展望台には「Boys Be Ambitious(少年よ 大志を抱け)」の言葉を残したウィリアム・スミス・クラーク博士の全身像が置かれている。羊の放牧やジンギスカンなどが有名。

●留萌(るもい)特別
 留萌は、北海道西北部、留萌支庁管内の都市。アイヌ語の「ルルモッペ(汐が奥深く入る川)が語源。留萌市を流れる留萌川から名付けられている。生産量日本一を誇る数の子をはじめとする水産加工業が盛ん。

【第7日】 8月22日(土)
●クローバー(Clover)賞
 クローバーは、ヨーロッパ原産のマメ科の多年草。江戸時代に渡来し、各地に野生化している。茎は地を這い、倒卵形の小葉3個から成る複葉を互生する。夏、長い花柄の頂に白色の蝶形花を球状につける。
 四つ葉のものは幸福のシンボルとされ、五つ葉は金銭の幸福を、六つ葉は地位・名声を手に入れる幸運を、七つ葉は九死に一生を得るといった最大の幸福を意味する。花言葉は「堅実」「幸福」。

●ポプラ(Poplar)ステークス
 ポプラは、ヤナギ科の落葉高木。幹は直立し、高さは約20mに達する。枝は短く、垂直方向に伸びる。日本では主に街路樹や庭園樹に用いられている。花言葉は「敏感」「勇気」。

●真駒内(まこまない)特別
 真駒内は、札幌市南区に位置する地区。札幌冬季オリンピックのメイン会場になった真駒内公園がある。公園内には屋内外競技場、札幌市豊平川さけ科学館がある。

【第8日】 8月23日(日)
●オホーツク(Okhotsk)ハンデキャップ
 オホーツクは、アジア大陸北東部・カムチャツカ半島・千島列島・北海道・樺太に囲まれる海。ニシン・サケ・マス・カニ・コンブなどの好漁場となっている。冬季にはシベリア高気圧の影響を受けて氷結する。

●サマー2000シリーズ札幌記念(GII)
 サマー2000シリーズの第4戦。
 本競走は、昭和40年に創設された重賞競走。当初は3歳以上・ダート2,000m・ハンデキャップという競走条件で争われていたが、平成2年の芝コースの新設により、芝2,000mに変更された。9年には札幌と函館の開催日割が入れ替わったことにより、施行時期が6月から8月に移され、負担重量が別定重量となった。18年には負担重量が定量に改められ、現在に至っている。

●ルスツ特別
 ルスツ(留寿都)は、北海道南西部、後志(しりべし)支庁管内の村。野口雨情の作詞で知られる童謡『赤い靴』の舞台でもある。1980年代以降、リゾート開発が行われ、遊園地、ゴルフ場、スキー場などを備えたルスツリゾートが有名。

●小樽(おたる)特別 
 小樽は、北海道西部、石狩湾に臨む市。名はアイヌ語の「オタ・オル・ナイ(砂浜の中の川)」、または「オタ・ル・ナイ(砂のとける川)」に由来するという説がある。明治以降、石狩炭田の石炭積み出し港、札幌の外港として発展した。大正時代に完成した運河やその両岸に並ぶ煉瓦の倉庫がレトロな雰囲気を出しており、多くの観光客が訪れている。

【第9日】 8月29日(土)
●まりも特別
 まりも(毬藻)は、緑藻類シオグサ科の淡水藻。日本では北海道の阿寒湖に生息し、国の特別天然記念物に指定されている。体は放射状に配列された糸状の細胞から形成され、互いに絡み合って球形になる。ボールほどの大きさになるのには150〜200年かかり、湖水が澄んでいなければ成長できない。

●しらかばステークス
 しらかば(白樺)は、カバノキ科の落葉高木。シラカンバともいう。本州の中部から北海道にかけて広く分布している。樹皮は白く、葉は三角状卵形で先は尖り、縁には鋸歯がある。春になると雄花穂が小枝から下垂する。樹は庭木にもなり、樹皮は細工物の材料になる。

●摩周湖(ましゅうこ)特別
 摩周湖は、北海道東部、弟子屈(てしかが)町にあるカルデラ湖。周囲約20km、最大水深約210m。湖には流入する川も流出する川もない。また、夏場でも14℃前後と年間を通して水温が低いため、植物も含めて生物が生息しにくい。これらの要因から、湖水に不純物の発生する条件が少なく、高い透明度を保っている。霧の発生が多いことでも知られる。

【第10日】 8月30日(日)
●阿寒湖(あかんこ)特別
 阿寒湖は、北海道東部、阿寒カルデラ内にある湖。雄阿寒岳の爆発によってできた堰止め湖で、面積は約13km2。雄阿寒岳・雌阿寒岳の山麓に広がり、周囲約31kmで美しい菱形をなす。ヒメマス・アメマス・ウグイなどが生息する。阿寒国立公園の中心地で、南西岸には阿寒湖畔温泉がある。

●サマースプリントシリーズキーンランドカップ(GIII)
 サマースプリントシリーズの第4戦。
 キーンランド(Keeneland)は、アメリカ合衆国ケンタッキー州レキシントンにある馬産地。キーンランド競馬場があることで知られている。同競馬場には、1周が約1,700mのポリトラックコースと約1,400mの芝コースがあり、『ブルーグラスステークス』などのGI競走が行われている。
 本競走は、短距離重賞路線の整備に伴い、平成18年より重賞競走として施行されている。

●白鳥大橋(はくちょうおおはし)特別
 白鳥大橋は、平成10年6月13日に開通した、室蘭港に架かる長さ1,380mに及ぶ大規模な吊り橋。室蘭湾の別名である「白鳥湾」にちなんで命名された。その名の通り白鳥が翼を広げたような姿が印象的で、室蘭市のシンボルとなっている。

●石狩(いしかり)特別 
 石狩は、石狩川河口にある北海道中西部の市。また、北海道にあった旧国名。石狩川流域で、現在の石狩・空知支庁と上川支庁南部のこと。漁業や酪農が盛ん。

【第11日】 9月5日(土)
●道新スポーツ賞
 道新スポーツは、札幌に本社を置く北海道新聞社が発行しているスポーツ紙で、昭和57年の創刊。本競走は、58年に同社から寄贈賞を受けて創設された。

●農林水産省賞典札幌2歳ステークス(JpnIII)
 本競走は、『北海道3歳ステークス』の名称で昭和41年に創設された重賞競走。58年に『札幌3歳ステークス』に改められた。創設当時の札幌競馬場は、左回りのダートコースのみであったが、49年のスタンド増改築・馬場改修により50年からは右回りコースに変更され、また、平成元年の芝コース新設に伴い、平成2年より芝コースに変更された(平成元年は函館競馬場で施行)。さらに、9年には距離が1,200mから1,800mに変更された。

●ハーベスト(Harvest)特別
 ハーベストは、収穫を意味する英語。農作物の収穫を感謝し、翌年の豊作を祈念する収穫祭が世界各地で行われている。様々な形式があり、年中行事や祭りの基本をなしていることが多い。

【第12日】 9月6日(日)
●すずらん賞
 すずらん(鈴蘭)は、ユリ科の多年草。本州の高山や北海道に生え、高さ15〜25cm。葉は広楕円形で2、3枚出る。初夏、花茎を伸ばし、白い釣鐘形の小花を総状につける。北海道の道花。花言葉は「幸運が戻ってくる」。

●札幌日経オープン
 本競走は、日本経済新聞社から寄贈賞を受け、昭和46年に『日経杯ライラックステークス』の名称で創設された競走。48年からは『札幌日経賞』、平成5年から『札幌日経オープン』として施行されている。
 日本経済新聞は、東京と大阪に本社を置く新聞社。

●おおぞら特別
 おおぞらは、広く澄みきった空のこと。北海道特有の広大な天空を形容する言葉。