このページは2004年に制作されたものです

黒船襲来! 日本競馬門戸開放の日
昭和56年ジャパンカップ メアジードーツ



【強い馬作りを目指し世界への門戸を開く】
「世界に通用するような、強い馬を作らなければならない!」
昭和50年代前半、日本の競馬の行く末を憂う人々は、盛んに強い馬作りを提唱した。そして、強い馬を作るためには、その指標となるべき強い外国馬を日本に呼び、日本の競走馬と競わせることが必要との理由から、昭和56年、国際招待競走のジャパンカップが創設された。
11月22日の第1回ジャパンカップへ向けて、競馬会の担当者は招待馬集めに世界中を奔走。当時、日本の競馬に対する各国競馬関係者の認知度は低く、高価な競走馬を招くための苦労は並大抵のものではなかったが、努力の甲斐あって、第1回ジャパンカップにはアメリカから3頭、カナダから3頭、インド、トルコ(来日後故障)から各1頭の計8頭の参戦が決まる。招待馬の目玉は米GTホースでワシントンD.C.インターナショナル2着のザベリワンだった。

【日本の常識を覆す外国馬の調整】
招待馬が来日してからは、まるで初めて外国人を見たような騒ぎと戸惑い。日本の競馬関係者もマスコミも驚いたのが、有力招待馬の多くが、日本入国時に5日間の検疫期間があるにも拘わらず、レース10日前にようやく来日したことだった。
日本馬の海外遠征が当たり前になった現在と違い、当時の日本人が海外遠征に抱くイメージはそんな簡単なものではなかった。長時間の空輸で疲労した馬を、10日後にレースに使って力を発揮できるものなのかと、誰もが疑問に感じたのだ。
さらに、北米勢は午後の乗り運動や曳き運動を一切行わず、アメリカの6歳牝馬メアジードーツにいたっては一度も強目に追わず、ただ速歩のみ。東京競馬場に移っても、本馬場で馬なりの調整を行っただけだった。レース週の水・木曜日にビッシリと追い切る日本式の調教に慣れた当時の記者にとっては、「こんな軽い仕上げで本当に大丈夫なのだろうか?」と、実績面だけで印を打っていいものなのか、大いに悩まされることになった。

【結果は招待馬の上位独占】
日本人の心配をよそに、招待馬は1着から4着までの上位を占めた。優勝したのは、ついに一度も速い時計を出さなかったメアジードーツ。GI勝ちもない、体調面も疑問視されたアメリカからやってきた牝馬は、日本レコードを0秒5更新する2分25秒3のタイムで東京コースを鮮やかに駆け抜けた。
日本のエースとして期待を集めた秋の天皇賞1・2着馬のホウヨウボーイとモンテプリンスは、力及ばず6・7着の完敗。
「これが世界との差なのか・・・」
このクラスの外国馬となら、日本の一流馬をもってすれば好勝負になる。そう信じていたファンにとっては、まさに衝撃の結末だった。
昭和56年の第1回ジャパンカップ、日本の国際競馬元年。門戸を開いた日本に、4頭の黒船は世界の凄さを見せ付けた。

(年齢は旧表記)





S56 ジャパンC

動画の掲載は、2004年
をもって終了しました

S38 日本ダービー メイズイ
S40 有馬記念 シンザン
S42 阪神大賞典 キーストン
S47 日本ダービー ロングエース
S48 弥生賞 ハイセイコー
S48 日本ダービー タケホープ
S50 桜花賞 テスコガビー
S51 朝日杯3歳S マルゼンスキー
S52 有馬記念 テンポイント
S56 ジャパンC メアジードーツ
S58 菊花賞 ミスターシービー
S59 ジャパンC カツラギエース
S59 有馬記念 シンボリルドルフ
H01 ジャパンC ホーリックス
H02 有馬記念 オグリキャップ
H05 有馬記念 トウカイテイオー
H08 阪神大賞典 ナリタブライアン
H10 毎日王冠 サイレンススズカ
H11 有馬記念 グラスワンダー
H12 有馬記念 テイエムオペラオー
H13 JCダート クロフネ
 
当サイトのムービーはMicrosoft Windwos MediaPlayerを使用しております。
 
 1981年 第1回 ジャパンカップ

3089 1981年11月22日
5回東京8日9R
  2400m
 芝・左外
  天候:晴 
  芝:良 
  発走 15時 10分

本賞
65,000,000円 26,000,000円  16,000,000円  10,000,000円   6,500,000円
付加賞
 130,200円   37,200円   18,600円
 







馬 名


騎手名
調教師名
タイム
着差
単勝
人気
1
8
14
メアジードーツ

6
 
C.アスムッセン
J.フルトン
2:25.3
レコード
(5)
2
1
1
フロストキング

4
 
L.ダフィー
B.マーコ
2:25.5

(9)
3
6
11
ザベリワン

7
 
R.ミグリオーレ
S.ディマウロ
2:25.7
1・1/2
(1)
4
2
3
ペティテート

6
 
W.シューメーカー
R.フランケル
2:25.7
クビ
(8)
5
5
9
ゴールドスペンサー

6
 
大西 直宏
中尾 銑治
2:25.8
1/2
(4)
6
2
2
ホウヨウボーイ

7
 
加藤 和宏
二本柳 俊夫
2:26.1
1・3/4
(3)
7
8
15
モンテプリンス

5
 
吉永 正人
松山 吉三郎
2:26.2
1/2
(2)
8
4
6
ジュウジアロー

5
 
安田 富男
加藤 修甫
2:26.9

(11)
9
5
8
サクラシンゲキ

5
 
小島 太
境 勝太郎
2:26.9
アタマ
(12)
10
3
4
タクラマカン

4
 
大崎 昭一
松山 康久
2:27.0
クビ
(6)
11
7
12
メジロファントム

7
 
横山 富雄
大久保 洋吉
2:27.1
3/4
(7)
12
3
5
ラフオンテース

5
 
岩元 市三
布施 正
2:27.7
3・1/2
(10)
13
6
10
オウンオピニオン

7
 
M.ジャグデイッシュ
A.B.デビディアン
2:28.7

(15)
14
4
7
ブライドルパース

6
 
P.J.スーター
M.ベンソン
2:28.7
ハナ
(13)
15
7
13
ミスターマチョ

5
 
G.スターバウム
L.N.アンダーソン
2:29.8

(14)

(年齢は旧表記)